幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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セッティングの変化を感じに半原越え

土曜の朝、息子が仕事へ行くのを見送ってから前述のブレーキパットの加工を行いました(前の記事)。
一息ついて天気予報を見ると、翌日曜は昼頃に雨が降るとのこと。
ええー? 昨日の予報では土曜よりも日曜の方が晴れ間が多そうだったのに。

朝はどんよりでしたが空を見ると西の方に青空が出てきたので10時半過ぎにスタート。
ブーム延長とブレーキパッドの具合を見るため半原越えへ向かうことにしました。


ルート 65.7km △820m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


まずは家の前の急坂を下ります。パッド面の当たりが出ていない感じですが効き具合は良好。可もなく不可もなく。

平地に出て漕ぎ出すと直ぐに膝の余裕を感じました。膝がよく伸びて気持ちいい。
そして目の前のハンドルと膝のスペースが倍くらいに広がりました。

膝が縮まなくなった分、下がったということですね。

ポタリングの時によく上る岡部谷戸の先にある15%坂を上ってみると、いつもより余力をもって上れました。
感触はとてもいいです。あとは定点観測している三ヶ木の坂を何km/hで上れるか、今後の楽しみです。


さて、小腹を満たしてから行こうと、コンビニへ立ち寄ると。途中で抜かしたクロスバイクの人が声を掛けてきました。
「この自転車は何て言うんデスカ?」
『Cruzbike、Recumbent デス』

見たことのない自転車に追い抜かされて、そしてスピードに驚いたとのこと。
インドから日本へ来ていて霧が丘に住んでいると言うので、僕もよくその辺りを走っているので、また会えるかもしれませんね。と言ってお別れしました。

南林間から西へ向かい、座架依橋を渡ってから、くねくねと細い道を選んで清川村へ。


半原越えの入り口に到着。ここは法論堂川。この先は法論堂林道。オロンドと読みます。

サイコンを見ると12時29分。切りのいい数字まで1分。久しぶりにタイムアタックしてみるか。思えばリカンベントでまじめに峠をアタックしたことがないような…

30分に変わると同時にスタート。

法論堂川に沿って進む道は緩急があり、ALFINEを同調させながら回転を落とさずに上ります。いい調子です。
ブームを伸ばしたためと信じましょう。そこそこ高回転を維持できています。今までだと高回転は脚が疲れてしまい、直ぐに低回転で重めのギヤを踏むようになっていたんです。

峠のタイムアタックは心肺機能で優劣が決まります。軽めのギヤをどこまで回し続けられるか。なので脚はそれほど疲労は溜まりません。普段は口を開かないで走っていますが、この時ばかりは鯉のように口を開けて酸素を取り入れ、吐き出します。
心臓は新鮮な血液を脚へ届けるべく急ピッチで鼓動します。僕はスポーツ心臓ではないので小ストローク高回転型エンジンです。

半原越え。入口から25分36秒。久々の追い込みでフラフラです。寿命が縮まりました。

パスハンターでのベストタイムは21分19秒。13年前です。でも当時25分前後が3度続いた後の絶頂期のタイムだったので、今回のタイムは満足できました。リカンベントはパスハンターに比べて4kgも重いですしね。
でも、この峠道は平均勾配7%でセカンドギヤで上れますから、もっと勾配がきつくなると差は大きくなるでしょう。

下りで積極的に前ブレーキ(シマノのパッド)を使って様子を見ましたが、特段ASHIMAと比べて優劣は感じませんでした。あとは減り具合です。

三増合戦場後の東屋でおにぎりと揚げアンパン(うぅ、身体に悪いと分かっていたんですが、食べちゃいました)。

峠も快調にハイペースで上れたので今度は超九十九折へ。水郷田名の河岸段丘にある生活道です。


え? ここへ鉄道を通そうってことですか?

ということは、途中から地下へもぐって河岸段丘の壁へ出てくる、とか?
う~ん、いろいろ想像しながらも超九十九折は難なくクリア。右カーブも左カーブもOKです!

これでブーム延長による懸念は解消されましたので、オーダー中のリカンベントに反映する必要があります。
CHERUBIMへ寄って確認すると、まだブームは着手していないので変更OKとのこと。月曜に図面を再提出することを伝えました。


のんびり町田街道を走って帰宅すると、ネット注文していたポロシャツが届いていました。アロハ柄?  にオレンジのストレリチア(と言うらしい)が気に入りました。

Sサイズですが着てみると胴回りに余裕があったので、ミシンでちゃちゃっと左右2cmずつ詰めました。絶妙なフィット感。


 ○●○●


翌日曜、晴れていたので雨が降り出す前にひとっ走りしました。
早速新しいポロシャツを着て出発♪


後ろから風を受けて快調に飛ばします。ブームを伸ばしても高回転OK。
クランクの長さは167.5mmです。僕の脚には丁度いいと思っていますが、息子の自転車が完成すると170mmが余るので試してみるつもりです。以前は僕が使っていたクランクなので今の状況でどうなのか。

つくづく恵まれた体格の人を羨ましく思います。同じ体重なら身長が高い(脚も長い)方が長いクランクを踏めますからね。短いクランクがいいという人もいますが、僕には合いませんでした。過去に160mmを使ってみましたが、平地は凄く楽なんですが、上りは弱かったです。回転力がある人にはいいのかもしれません。

ポロシャツの柄は海にマッチしますが、今日の気分ではなかったので海方面へは行かず、大船へ出て横浜へ向かいました。
何時ものポートサイドのベンチに腰かけてコンビニで買ったドーナツとコーヒーで小腹を満たします。お昼にはまだ早いので。

再スタートしてR15へ入ると、見たことが無い車が走って行きました。おぉー、三輪ですね。


具合よく信号につかまっていたので横から。

シルバーの車体にグレーのシャツと帽子を合わせています。そして車相応のお歳。イカシテマス。前からも見たかったなぁ。

そして、ふと思いました。
この気持ちって、きっと周りの人達が僕のリカンベントを見た時に感じる気持ちと同じなんだろうな、と。
でも、この三輪の方がインパクトは上です!

コウフンで脚も自然に力が入ります。
すると手前で抜かしたロードがぐんぐん加速して追い抜いていきました。すかさず背後に入ります。平地でリカンベントを追い抜くとは、それなりに脚に自身がある方ですね。スプリンター体形。

しかし直ぐにスローダウンして信号停止。するとこちらを振り向いて「前輪駆動なんですね、不思議に思って抜かさせてもらいました。」
信号が青になるまで少しお喋りし、相方を後ろへおいてけぼりにしてしまったようで、そこでお別れ。

直ぐに鶴見に着き、鶴見川を遡上して帰ります。

パスハンターでは川沿いのサイクリングロードを走ることは殆どありませんでしたが、リカンベントではゆるゆる漕ぐのも気持ちいいです。

途中、カニスポットへ立ち寄りました。捕獲セットは持ってきていませんので、カニ助ウォッチです。


こいつらは人間をナメているので時々穴から出て威嚇してたりします。大した心意気ですが、草が多い場所では得意の横走りができませんから、難なくゲット。

見たところ赤いのが多かったです。クロベンケイは穴の奥かな?

12時も過ぎてお腹が減ってきました。鴨居で見つけておいた中華屋を考えましたが、少し川から距離があるので止め、下川井の中華屋まで我慢しました。

腹ぺこで到着し、今回は五目炒飯を注文。お、目玉焼きが乗ってました。あとはエビがみっつ。満足満足。


さて、帰宅間際の激坂はどうなのよ、と挑戦すると、これも以前より楽にクリア。ブームを伸ばしたメリットを十分感じ取れた土日でした。