ソフトウェアプログラムの見積り依頼が2件入りました。好きな仕事だし日常の定期仕事の他に貰えると凄く助かります。どちらも Adobe Illustrator 用のプログラムで、大量にある作業を効率化する目的のものです。AutoCADやBricsCAD用のプログラムは長年の実績があるので、やりたいことを聞けばほぼその場で出来るかどうか分かります。でもIllustratorはそこまで多くの経験が無いので検証が必要でした。
難題の一つは、イラストの中にあるオブジェクトを取得するのに、矩形選択する必要がありました。AutoCAD用のプログラムなら簡単なことですが、Illustrator用プログラムの正攻法では出来ません。
Goole検索でAIが出した回答は「全てのオブジェクトの座標をしらべ、矩形範囲に入っているか調べる」という方法でした。これは誰もが真っ先に思い浮かびますが、こんな泥臭いことはやりたくありませんし、曲線では思った結果になりません。
時間を掛けて調べたところ、別のことに使う手法を応用して出来ることが分かりました。AIに勝利。
もう一つの難題は、イラスト中の文字が他のオブジェクトと干渉していることを見つけ出すもの。これもIllustratorでの正攻法では出来ません。前述の手法で矩形選択すれば出来ると思いましたが、白塗りオブジェクトの背面に隠れているオブジェクトも選択されてしまいます。背面のオブジェクトを無くす方法を模索しましたが見つかりませんでした。
しかし日を改めたら閃きました。分版出力という手があった! 思った通り背面オブジェクトが無くなりました。そして文字に色を付けて半透明にして分版出力すると、干渉部分の色が変わります。この変色したオブジェクトの有無が干渉の判断になります。
プログラムはAIで出来るなんて言うひともいますが、こうして難題を解決するには知恵と工夫があればこそ。それを具現化してコーディングしたものは、クリエイティブな文字の羅列です。まだまだAIには負けません!