幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ビンディングペダル

◆ 大分するとロード用とMTB用。ロード用は各社毎に構造がまちまちですが、MTB用はシマノSPDの互換製品が多いです。
MTBは自転車を降りたときに歩けるのでツーリストにも人気がありますが、MTB用=SPDという意識が強過ぎると思うんです。
SPD以外のペダルにもっと目を向けてみませんか?

僕が使っているのはTIMEです。


このビンディングのいいところは、嵌め心地がいいこと♪
嵌め心地を言う人は少ないと思いますが、これって結構大切です。一日に何度も脱着をしますからね。

SPDは鉄と鉄が軋み合う感触そのもの。得に長く使っていると錆びてきてどんどん感触が悪くなります。
TIMEのこのビンディングは丸棒のスプリング自体でクリートを咥える構造になっています。スプリングはステンレスで錆びませんし丸いので滑りもいい。

SPDはスプリングを金具で動かして咥えるのでスプリングが小さい(短い)です。必然的に嵌めるときの力を多く必要とします。
MTBのサスペンションと同じように、可動域が長い方がソフトな感触を得られますよね。

ではソフトだから外れやすいかというと、そうではありません。
丸棒スプリングは後ろ側が固定で前側が可動する仕組みなので、足を引く動作で外れることがないのです。
踏んでいる時にはペダル面に力が加わっていますから、この場合も外れることはありません。
そして前側が可動するということは、装着する時に丸棒スプリングを押しますので、これも心地よさに繋がっています。


ビンディングペダルクリートは消耗品です。
昔の(失礼)ペダルのようにいつまでも綺麗ということはありません。なぜなら金属のクリートで蹴っ飛ばしているから (^^;

SPDビンディングよりもクリートの方が硬い金属です。そのためビンディングの方が削れてきて使えなくなります。
TIMEはクリートの方が軟らかい金属なので消耗したクリートを交換すれば長く使えます。

スプリングはヘタってきますが、これが意外な心地よさをもたらします。
物凄く嵌め易くなるんです。クランクの上死点でも簡単に嵌ります。外すのも楽チン。けれど意図しない場面で外れたことはありません。
ゆる〜いツーリングには最適 (^^)


TIMEの他にもLOOKやcrankbrothersが丸棒タイプです。

LOOK S-Track (Y's より)
http://ysroad.co.jp/yokohama/2016/04/03/10171

crankbrothers Candy 2(息子のに装着)


◆ ツーリストの方にはトウクリップ&ストラップ派がまだまだ根強い人気のようですが、ビンディングもなかなかいいですよ (^^)
僕がビンディングペダルに飛びついたのは山サイ用にいい感じのシューズが発売になったからです。山ではトウクリップでは邪魔になりますから。

意外と思われるかもしれませんが、ビンディング用シューズはツーリングの雰囲気に合ったものも多く発売されています。
自転車意外の用途に作られたシューズの中からツーリングに合うものを探すよりも、ずっと多くの選択肢があります。
ランドナースポルティーフ、クロモリロードに似合うシューズがきっと見つかると思います。