幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

入山峠-和田峠-綱子

猛暑の8月になりました。気温35℃超は当たり前になってしまいましたね。今回も日影の峠を求めて走ってきましたが、後半は熱中症気味で少し頭が痛くなってしまいました。今後は8月をオフシーズンにするようになるかもしれません。

ルート 131.6km △2,222m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


最近は五日市方面が多くなっています。美山通りは好きではありませんが、出だしなら許容範囲です。前回はスルーしたミニスカ地蔵。三人とも元気そうでなにより。




旧小峰トンネルへの途中は倒木がありました。リカンベントを小脇に抱えて乗り越えます。付近にはこの他にも枯れ木があって、今後も倒木が増えそうな感じでした。


トンネルの照明が一つだけになってしまいました。節電意識高し。


五日市の秋川。早朝から既に陣取りが行われています。ここまで空は雲が多くて涼しく走れました。


五日市のコンビニね一休みしていると、ロード三人組が話しかけてきました。
「ケルビムは(製作に)どれくらい掛かりましたか?」
『4年半です。特殊なフレームですからね。』
その後、何時ものように坂の話しになり、正しいリカンベントの性能を伝えておきました。

盆堀川沿いに上って行きます。数年前まで水遊びをする人達が車で来て賑わっていましたが、地元が嫌がったためか今は一掃されました。路肩には赤コーンとトラ棒で意思表示しています。


茅葺民家の手前の細い道は旧道で、集落内に1kmくらい続いています。車が無かった頃の道で、一度パスハンターで辿ったことがあります。


車が通る道は硬い岩を砕いて作ったようです。


砕石場までは大型車が通るためか路面の凸凹が目立ちます。穴に入らないように要注意。



この盆堀川沿いは清流の冷たさで気温が低い印象でしたが、今回は以前ほどヒンヤリ感がありませんでした。沢の水自体も温度が高くなっているのかもしれません。


以前ぱぱろうサンが向こう側から下って来た地点、今回は Bike friday の男女ペアが下ってきました。細めのタイヤでゆっくりゆっくり。ワイドタイヤ革命は小径には更に有効でしょうから、可能な限り太いタイヤと扁平リムがいいと思います。

オートバイ三人組も下ってきました。最後の一人は右手で挨拶をくれ、皆さん比較的おとなしい走りでした。入口のゲートは厳しいと思いましたが、オートバイなら上り返すのに苦労しないから黙っていました。

遠くからこちらを見ている獣がいました。


日本カモシカです。天然記念物で保護されているためか、人への警戒心が少ないようです。子供のカモシカはかなり近づくまで逃げないことがあります。


川を詰めて巻道になると勾配はやや落ち着きます。伐採地で展望がある代わりに日向で暑いです。



伐採地を過ぎると再び日影になり、稜線が見えるようになると入山峠。林道が手前までしか無かった時、少し手前の本来の峠を担ぎ越えて小津へ下ったのは高校生の時でした。下りの途中、道が不明瞭で見失い、少し戻った所にジグザグに付いた道を見つけた時はホッとしました。そうした思い出のある峠です。


途中で広範囲な伐採工事が行われていますが日曜なのでお休みです。それを知ってか、ロードとMTBに一人ずつすれ違いました。


さて、二つ目の和田峠へ上り返します。陣馬街道は急坂過ぎるので醍醐林道です。


個人的に、意地悪そうな表情をした女の子、と見ています。長い髪を頭上にまとめている感じ、髪の下部が横へはねているところ、四頭身 とか。それと改めて見ると、このタイプで膝から下が現れているのは珍しいです。


何時もの撮影ポイントで多くの地元民と警官が集まっていました。何事でしょう ... クマだったら何か注意を掛けられたでしょうけど、そのようなことも無く「こんにちは~」と普通に通過しました。


醍醐川沿いの道はこうした集落の感じが好きなのと、蛇行する道の具合も好きです。ハンドルを換えた愛車は車高が低くなって印象が良くなりました。


五日市にいた時に比べると青空が広がって日差しが厳しくなってきました。


日影が多くて助かります。


今回は「積極的に押して上るぞ」と心に決めてかかりましたが、結果はやっぱり最後まで頑張ってしまいました。撮影ポイントがあれば躊躇なく停まるんですが、ここはそのような場所がないんです。厳しい勾配の所は少しして緩くなることの繰り返しで、もう一回頑張ろう、ここも頑張ろう、ここまで頑張ったから最後まで。何のために? 誰のために? 見栄を張る他人はいませんし、あえて言うなら、ハンドルを換えて効率が良くなったから、なのに上り切れないって どうなのよ。程度です。


林道のピークは和田峠より高いので少し下って峠に着きました。和田峠はヒルクライムのトレーニングをする人が多いですが、流石の暑さで少なめでした。ロード二人はお話し中だったので挨拶はせず直ぐに下りました。


昼食は上野原駅前の一福亭に決めているんですが、その前に山際の道へ入るので一休みしました。ボトルに水は入っていますが、最近は飲みたい気持ちがわかず、もっぱら自販機やコンビニで買って飲むことが多いです。その時々で飲みたいものも変わりますしね。ベンチがあったので20分ばかり座りました。


メインの車道に対して川を隔てた山際に昔から使われている道があります。住民が上野原と行き来していた道。和田峠の向こうから物資を運んだ道。川の水は大切ですが、水害の教訓から上部に集落があることが多いです。


こちらの馬頭観音は立体感があり顔や馬の形も丁寧に彫られています。


綺麗な緑の竹林。柔らかく日差しが入っています。


ここは眺望ポイント。ですが、電線がぁ ... (-.-)


野鳥の餌台(?)で愛想を振りまくネコが二匹。



4kmほどつづく道のうち、後半になると道の状態がとても良くなります。道端に枝一つ落ちていません。そして車もオートバイも、人も歩いていないので、独り占め状態。和田からメインの車道を豪快にダウンヒルを楽しむのも良いですが、こんなプライベートサイクリングロードも乙ですよ。


前回逆に走った時の宿題をしました。階段を上った脇には鐘があります。


見たら鐘ではなくプロパンガスのボンベを切ったものでした。隣には金づちの先っぽを木に付けたものが吊るしてありました。ボンベを手で突いたら結構いい響き。


そしてその先にあったのは戦没者の慰霊碑でした。右下に海軍とありました。ネット上には詳しい情報は見つかりませんでした。


尾根を乗っ越える峠状の場所にあります。


前回見つけた道を下って行きます。途中に丹沢方面の眺望が利くところあり。


なんとなくイイ感じの道。


上野原まで下ってきました。昼食は写真の先にあるラーメン屋ではありません。この写真を撮ったのは、


これがお目当て。皆さん大好き Campgnolo


一福食堂に到着~。上野原駅前にあります。ACFご用達でしたが、道志の宿が営業を止めてからは足が遠のいている様子です。


大好きなカキフライ定食を食べました。質量ともに満足♪


大人数の時は二階に案内されます。


後半は綱子経由で帰るだけなんですが、やっぱり昼間の一番暑い時間帯は厳しかったです。トンネルから出たくない。


でも、出ないと進めません。


ふくよかな女性に癒されます。


コイツ、以前からずっと吸い付いています。


奥牧野で自販機休憩。日陰に座り込んでなかなか再出発できません。


気力を振り絞って再スタート。ちょっとした日向の上りがキツイ。夏は勾配のキツさよりも日向の多さを気に掛けた方が良さそうです。

舟久保を過ぎれば綱子までは日陰オンリー。途中、無くなったと思っていた馬頭観音を見つけました。枝でほじくったら出てきました。


もう一つあるはずなんですが、次回の宿題とします。


綱子に到着。今日は吠える犬は部屋の中のようです。


水場でボトルを入れ替え、


お昼寝タ~イム。ここが日陰かどうか心配でしたが、この通り涼し気な木陰でした。
向こうから子供の声がして、しばらくすると二人の子供と母親がやってきました。
「こんにちは~」
『こんにちは。自転車で来られたんですか? アップダウンがあって大変ですね。』
ニコニコ笑顔がステキな母子でした。


気分良く寝入って、目が覚めるとなんだか暗い。雲が出てきていました。暑い季節は夕立は歓迎ですが、帰宅時間を考えて出発しました。


菅井へ上って伏馬田を下り、道志みちへ上り返して、バイパス道を快走。
城山の手前で重装備のサイクリストがいました。4サイドバッグ+大型ザック。富士五湖方面でキャンプだったんでしょうか。


夕方になってだいぶ涼しくなりましたが、町田街道の中盤辺りから頭が痛くなり熱中症気味かもしれません。帰宅する頃には痛みが無くなったのでよかったけれど、今後は水分補給を考えた方がいいかも。また以前のようにハイドレーションバッグに氷を詰めて飲むようにしてみようかなぁ。

05:36 出発
08:25 五日市
09:58 入山峠
11:30 和田峠
13:10 一福食堂(上野原駅)
15:14 綱子(~16:06)
18:36 帰宅