幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

PARI-MOTOを検討

グランボアでシプレ Exta Leger の在庫切れが続いています。以前グランボアへ問い合わせたら「他の Extra Leger の在庫状況を見て作る」との回答でしたが、それから大分経ちますので、他のタイヤも検討しておくことにしました。


シプレのタイヤ幅は内幅19mmのSUNXCDリムで実測33mmですが、今はWTBの内幅25mmリムへ装着して36mmになっています。フレームとの隙間には余裕がありますので1サイズ太いタイヤも入りそうです。

各社のタイヤをリム内幅25mmへ装着した時の予想幅です。

タイヤ 表記サイズ 備考
グランボア シプレ Extra Leger 650x32B 36mm 実測(現状)
グランボア シプレ Standard 650x32B 35mm  
グランボア リエール 650x36B 40mm  
グランボア エキュルイユ 650x38B 42mm  
パナレーサー グラベルキング 650x38B 41mm 実測情報
パナレーサー Pacenti PARI-MOTO 650x38B 42mm  
ReneHERSE Loup Loup Pass 650x38B 39mm  


リムやタイヤはETRTOが一つの基準になっているようですが、2020年にETRTOが改訂されたのでタイヤサイドの表記は鵜呑みにできません。例えば、改訂後のETRTO基準で作られた650x32Bタイヤは、改定前に作られたタイヤよりも細いです。タイヤメーカーは正確なタイヤ幅を公表して欲しいです。

ReneHERSE はリム内幅20, 23mmの時のタイヤ幅を公表していますので、内幅25mmで上記の予想は合っていそうです。

フォーククラウンとリヤフォークの幅は40mmのタイヤを履くには少々厳しいです。ぎりぎり入りますが、スポークが折れたらリムが振れて擦るでしょう。それと経年でタイヤは1mmくらい太ります。そう考えるとリムを細めにしてタイヤ幅38mm前後が妥当です。内幅25mmのワイドリムから再び内幅19mmのSUNXCDへ戻すのかぁ ...

38Bの中では ReneHERSE Loup Loup Pass が一番細そうですが、現在日本で在庫がありません。それに値段はパナレーサーの倍近い。すると有力な候補はパナレーサーPARI-MOTOになります。重量は Loup Loup Pass が340g、PARI-MOTOが310g。
PARI-MOTOはグラベルキングと比べると地味な存在ですが、僕は以前から注目していました。何故かというと軽量でしなやかなケーシングだからです。トレッドに対パンクベルトが無いことも柔らかな乗り心地に貢献しています。サイドも一般的なオープンサイドの褐色で、グラベルキングのアメサイド風の着色よりも好みです。

ただ一つだけマイナスな印象は、縁取りされたロゴマークが大きくて目立つこと。グラベルキングも以前は更に大きなロゴマークで格好悪かったんですが、リニューアルして良い印象になりました。PARI-MOTOもリニューアルして欲しいなぁ。

デザインマーカーで白い所をタイヤと同じ色で塗るといいかも(下は画像加工)。


チューブはパナレーサーのR'AIRには650x38B用はありませんので、グランボア L'aile 118g がそこそこの重さ。TPUは軽量ですが乗り心地は硬くなるとう情報が多いです。

リムはSUNXCD(実測462g)に戻すのも新鮮味が無いので、パセンティBervetリム(435g)にしてタイヤとリムをパセンティで揃えるというのもいいかもしれません。内幅19mmで扁平なので乗り心地良さそうですし。または Velocity A23(425g)という選択肢もあります。三角断面はSUNXCDよりもはっきりした三角形状です。

でも断面を比較してみましたら、やっぱりSUNXCDが格好いいです。

今のリム&タイヤと重量を比較してみます。

リム WTB
KOM LIGHT i25
430g ※1 SUNXCD 462g ※2   +32g
リムテープ WTB
SOLID STRIP
  10g リムプラグ     7g      -3g
タイヤ グランボア
シプレ 32B
280g パナレーサー
PARI-MOTO 38B
310g   +30g
チューブ R'AIR   71g グランボア L'aile 118g   +47g
  791g 916g +106g

※1 ポリッシュ加工後の実測値 ※2 実測値


プラス106g ... ホイール外周でこの重量増は許容オーバー。
無理してR'AIRを使うと、プラス59g。
50gのTPUチューブを使うと、プラス38g。

グランボアのリム内幅17mmにPARI-MOTOを装着するとタイヤ幅は35mm、という情報がありました。
とすると、リム内幅19mmだと36mmくらいでしょう。

追記:
コメントでグランボアのリムで37mmという情報もありました。
とすると、リム内幅19mmだと38mmくらいでしょう。

今と同じ幅で重量増になるなら、シプレのスタンダードで我慢するのが得策かもしれません。Extra Reger が復活したらまた使えばいいし。


ここまで書いたところでグランボアのサイトを見たら、エクストラレジェの生産を開始したとのこと!
速攻で予約注文しました。


追記 せっかくなので集めたPARI-MOTOの写真を載せておきます。