スポークが折れる確率が高い場所は、駆動輪のスプロケット側(右側)と言われています。駆動のストレスからくるためです。
しかし昨今ではディスクブレーキが多くなってきましたので、ディスクローターが付いている側(左側)が折れることが多くなるかもしれません。駆動のストレスより制動のストレスの方が強そうですからね。でも強い制動の頻度は少ないのかな? よく分かりません。
今回スポークが折れたのは多聞に漏れず駆動輪のスプロケット側でした。
多段フリーの場合は、ここのスポークが折れるとフリーを外さなければ交換できません。スポークが掛かっているハブフランジの穴が、フリーのスプロケットよりも小さいためです。
普通はフリー抜きや大きなモンキーを携行していませんから、折れたスポークも外すことはできません。折れて不安定なまま走り続けることになります。走行に影響があるほどではありませんが、あまり気持ちがいいものではありませんね。 ← 折れるのは首の所ですから外すのは簡単でしたね (^^;
僕が使っている内装ハブギヤALFINEは、ハブフランジがスプロケットよりも大きいのでスポークを交換するのが簡単です。
でも、反対のディスクローター側だったら交換できない? いや、交換できるか。
スポークをディスクローター側から内側へ通すのは問題ありませんね。
逆は無理ですが、スポークの綾取りは正常でなくても交換して応急処置はできます。
僕のホイールは32本のスポークなので、1本折れたくらいでは大して気になりません。振れは見てとれますが走って感じることはありませんし、チェーンステーやフォークにタイヤが擦れるほどでもありませんから。
でも交換と振れ取りはパンク修理よりも断然楽ですから、前後用の2本をシート下のバッグに入れておくことにしました。
スポークは長いので携行するかどうか悩む人が多いと思います。昔はチェーンステーに工作してスポークを携行するオーダー車がよくありました。チェーンガードの代替の機能も併せ持っていました。
今だとトップチューブ下のフレームバッグを装備しているなら、これに入れて携行するのが良さそうです。ハンドルがフラットバーならこれの中。ドロップハンドルのカーブにはちょっと厳しそう (^^;
因みに内装ハブギヤはセンターずれが少ない(オチョコ量が少ない)ので、スポークの長さも左右で大きく変わりません。最初から同じ長さのスポークでホイールを組んでいます。
従動輪(僕の場合は後ろ)側もディスクローターがあるためセンターずれがありますが、これも同様です。