日本では登山者がはくズボンというイメージが強いですが、自転車はもちろん乗馬やゴルフなどのオールドスタイルでもニッカーを履きます。
これらスポーツの共通として、足元が汚れ易い、というのがあると思ってます。汚れたら下のソックス(ニッカーホースと言います)だけ直ぐに取り替えられますからね。
野球もニッカーっぽいですが、昨今ではパンタロンみたいなルーズで長めのズボンが流行っているようです。
個人的には非常に見苦しく格好悪いと思っています。
去年の西武ではこれの禁止宣言をしたらしいですが、その後どうなったのでしょうかね。
ゴルフ界ではこんな感じ。
もう少しスマートだと流行りそうですが。
鳶職の人達もニッカーを履きますね。
あとは庭師もニッカーっぽい。
テレマークスキーもオールドスタイルはニッカー。
そしてもちろんサイクルツーリスト。
こちらはパスハンター達。
一番似合うのはやっぱり山屋さんですかね〜。
でも登山業界はニッカーを捨ててしまったようで、今では殆ど履いてる人を見かけません。
昔のネクラなイメージを払拭したいのでしょうね。
こんなの、スマートで可愛いと思うのですが。
山ガール、ニッカー履いてくれないかなぁ。
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最近ではスリークウォーター(3/4寸)と呼ばれるズボンがありますが、これはニッカーとはちょっと違うと思ってます。
ニッカーは2/3寸、というのが持論です (^^;
?
ずいぶん古いものですが、左から
1.パールイズミ製 (自転車用)
中学生のジャージのような生地で前面は二重になっています。
比較的細身です。
2.???製 (山用)
登山用の長ズボンを切って自作したものです。
中厚手の伸縮生地。ベルトループ付き。自転車用に履いていました。
3.mont-joy製 (山用)
中厚手の伸縮生地。ベルトループ付き。自転車用に履いていました。
4.ガストンレビュファ (山用)
厚手の伸縮生地。暴風&撥水性があります。
かなり細身。さすが欧州のデザインというだけあってスタイル抜群。
自転車用に履いていました。
5.mont-bell製 (山用&XCスキー用)
肩紐のあるサロペットスタイルです。厚手の伸縮生地。太腿の右側にピッケルホルダーが付いてます。
XCスキーやテレマークスキー用に履いていました。
6.mont-bell製 (山用&XCスキー用)
同上。
上の製品が少しサイズが大きかったので、翌年注文したら在庫切れということで、mont-bellに文句を行ったらリメイクして発売になりました。
生地が暴風&撥水性のものになりました。
7.ON-YO-NE製 (自転車用)
薄手で前面が暴風用にナイロン。後面が伸縮生地。
膝部分に マチ ダーツ を入れて膝に丸くフィットするようにしました。
薄手ですが、下にアンダータイツを履けば関東の真冬でも大丈夫です。
8.Colombiaのビリンビショーツ
これは今履いているものです。
ニッカーとは謳っていませんが、これはもうニッカーですね。いわゆる3/4丈ではありませんから。
そして自転車用のラインナップになっています。やるなコロンビア。
でも残念ながら廃盤です。
ニッカーもそのうち廃れてしまいそうですが、サイクルツーリストには絶大な人気がありますよね。
ツーリストが生き続けるうちはニッカーも作られることでしょう。