幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

高須林道-金山峠-信州峠

前日は車へ戻った後に 道の駅蔦木宿 へ移動して温泉へ入り、途中のコンビニで買った晩御飯とビールで一人乾杯しました。雨はその後も断続的に降っていたので、リカンベントを車の後ろ下へ潜らせて雨を凌ぎました。夜の気温は低く夏用シュラフで丁度良いくらいでした。車の窓に虫よけネットを被せると、窓を開けて換気できるので快適でした。

夏休み車載トリップ二日目は 道の駅きよさと へ移動してからスタートです。

ルート 88.9km △2,358m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


出発すると昔ながらの道になって集落を抜けていきますが、直ぐにR141に合流してしまいます。でも金曜の平日なので車は少なめです。


直ぐにR141と別れて大門ダムへ向かおうとすると、工事で通行止めになっていました。迂回路が案内されていましたが、とりあえず進んでみました。でも道幅一杯にゲートがあったのでダメそうだと判断して戻りました。
再び案内図の所、しかし良く見ずに手前の道をダムの下部へ向かいました。でもここも通行止め。道自体がダム上部へ繋がっていないようでした。

改めて案内図を良く見たら迂回路はずっと手前まで戻るもので、自転車ではちょっと行きたくありません。スマホで地形図を確認すると、R141を少し上った所からダムへ下る道がありました。案内図の破線の道です。なんだ、これを案内すればいいのに。行ったり来たり、30分くらい無駄に使ってしまいました。

アップダウンして浅川。静かな集落です。

ここは県道ですが道幅は集落内は狭いですが、抜けると広くなってセンターラインが引かれている幅になります。須玉から清里へ抜けているので、R141が出来る前に使われていたのかと思いましたが、古地図を見たらR141の道も同様に古くからありました。それでも多くの車はR141を走るので、こちらの道はサイクリング用です (^^)

奥へ続く砂利道、石垣と畑、古い民家、何十年も前から変わっていない感じですね。


次の集落から高須林道へ向かいますが、畑の中の道が幾つかあります。地形図を見てこちらの一本道の方が勾配が緩く2速くらいで行けそうだと判断しました。近道の方は急ですからね。



振り返ると広大な田んぼと畑の緑が美しい。南アルプス方面は残念ながら雲の中。


高須林道へ入りました。二年前に来た時はスローパンクで、ここにある東屋で修理したんでした。展望台として整備されているようですが、訪れる人はいそうにありませんね。キャンプには良さそうですが。


幾つものカーブを上って行くと伐採地になり見晴しが良くなりました。前回は無かったと思うので、この1~2年の間に伐採されたのでしょう。


林道ピークに到着。ずっと木々に囲われているので涼しく上れました。



下りの方は急降下です。枝や小石を踏まないように右へ左へ避けながら下って行きます。県道を横切って神戸へ上り返しました。前回はトンネルを抜けましたが、今回は中学校跡へ上がりました。広いグラウンドと校舎はまだ比較的綺麗ですね。確か個人が美術館として借りているとTVで見ました。


学校跡から下ると神戸の集落を望めます。この後向かいの山の中を林道で超えて行きます。


その前にトンネルまで直ぐなので往復。


林道は思ったより急勾配でした。涼しいからいいけど。


ピーク手前にカーブミラーがありましたが、見るべき道は何処にもありません。どう言う理由で建っているのかな???


越えた所に大きな赤松が二本。松茸は生えるのかな?


下ると増富です。写真右手


温泉街を抜けて金山へ向かいます。ゴーゴーと勢いのある沢の流れを横目に上って行きます。この辺りから奇岩が多くなり、名前が付けられているものもあります。ふと上を見ると大きな一枚岩だったり。瑞牆山、小川山、金峰山、これに続く岩々です。


カーブミラーは小洒落ています。これがずっと瑞牆山自然公園の方まであります。


平日ですが所々でマイカーで来て涼んでいる人もいます。そうした小さなスペースを幾つも見かけます。


金山峠と木賊峠の分岐に着きました。前回はここまで長いなぁって感じましたが、そのせいか今回は短く感じました。


分岐から勾配が増し脚にこたえます。背後からブロロロ~っとバスが抜かしていきました。瑞牆山荘を往復しているようです。


金山平は少し開けた所で瑞牆山から金峰山にかけて一望できます。左手に金山山荘があり、ここでラーメン屋があるという情報でしたが、今はやっていないようでした。お腹が空いてきました。


10%の勾配標識を幾つか見ながら金山峠に着くと、その少し先でさっきのバスが停車していました。運転士さんは後ろの席で横になっていました (^^;

緩く下って直ぐに瑞牆山荘です。白くてオシャレな建物ですね。今日はここでお昼ごはんをいただきます。


幾つかあるメニューから煮豚丼を選びました。いいお値段ですが、この自然の中のテラス席で食べられますから不満はありません。居心地がよくて離れたくなくなってしまいました。夏休み後の平日とあって登山者も少なかったです。


先があって そうも言っていられないのでトイレへ寄ってから、と思って出ると、小鹿がいました。目が合っても直ぐに逃げないところを見ると、慣れているのかもしれません。


さて次は瑞牆山自然公園へ向かいます。少し下った後に水平移動する感じ。


途中のビューポイント。ここが瑞牆山に一番近い道です。右側の高い所が山頂で、そこまで一般ルートがあり2度か3度登ったことがあります。


瑞牆山自然公園に着きました。ここからの写真を撮りたくてきました (^^) この広場は混んでいるとオートキャンプ場になりますが、もちろん今日はがら空き。他には蕎麦が食べれる施設や駐車場がありますが、うまく木々で隠してくれています。


次いで信州峠です。前回は下らずに林道を横ばいして向かいましたが、パンクして参ったので今回は下りました。


次第に遠のく瑞牆山。


右手奥には金峰山の五丈岩が見えます。


信州峠をこちら側から上るのは初めてです。上り出しは急勾配で「ここってこんなに急な峠なんだ」って思いましたが、次第に緩くなって安心しました。長い上りを覚悟していましたが、前回のパンク修理地点まで意外と直ぐに着きました。


そこから程なくして信州峠。


左の法面の上に石碑がありました。お地蔵さんと馬頭観世音でしょうか。頭の丸石はどうやって付いているのかな ???


信州峠と言えばこの道ですね。この場所からの写真を何度見たことでしょうか。また何人のサイクリストがここを訪れたでしょうか。


下りはペダルを回さず、ブレーキもかけず、という適度な勾配と直線でした。


信濃川上の町を流していき、スーパーを見つけたのでアイスクリームを食べて一休み。


信濃川上駅に来てみました。ここは初めてかも。


運よく列車が来ました。ディーゼルの重厚な音です。


さて、野辺山へは少し広めの道で車もそこそこ通ります。巨大なトラクターが通るので路肩が埃っぽく、汗をかいた身体に吸い付きます。


この周辺も直線的な道で飽きます。遠くに見えるカーブにようやく着き、下って上って野辺山駅。踏切で再びディーゼルの音と共に列車がやってきました。今度は新しめの車両です。子供がこちらに手を振っていました。若い女性もこちらを見ています。というか全員が僕を見ています。


何とも奇妙な野辺山駅です。


前回はR141をダーっと下って終了しましたが、今回はもうひと踏ん張りして平沢峠へ上りました。ここは初めてです。


野辺山と言えば天文台の巨大アンテナですが、近くの道からは見えず、峠まで来てようやく見えました。


峠付近の道沿いに駐車禁止の三角コーンが並んでいましたが、展望地として観光スポット化されていたんですね。でも残念ながら八ヶ岳はすっぽりと雲の中。


こういう眺めだそうです。


平沢峠で今回の上りはほぼ終了。後は下ってデポ地へ帰ります。


行きに通った浅川を抜けて、大門ダムへは行きたくないので、軽く一山超えて道の駅の少し下から上り返しました。地形図で実線の細い道で、ダートが少しありましたが、荒れていなかったので良かったです。ガードレールが錆び錆びの古い橋を渡って帰着しました。



普段は長いアプローチを経てから農村や山間部を走りますが、こうしたカーサイクリングだと初めから終わりまで存分に楽しめます。満腹になったサイクリングでした。

07:50 出発
08:54 浅川
10:00 高須林道ピーク
11:12 増富温泉
12:08 木賊峠分岐
12:47 瑞牆山荘
13:41 瑞牆山自然公園
14:38 信州峠
16:15 野辺山駅
16:39 平沢峠
17:55 帰着