鶴峠みちは暑いかな? そうでもないかな? 日向と日影は半々くらいの印象なので行くことにしました。松姫峠は入口近くの崩落の改修がまだ終わっていないらしいので、トンネルを潜ることにしよう。お昼は天ぷらが美味しい西原の「びりゅう館」で、お昼寝は深城ダムの公園に決めました。
ルート 164.1km △2,286m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。
前日に交換したハンドルグリップの調子は如何に。いつもの状態で走ると、家の中でシートに座っただけでは感じない変化を感じます。まず、右手の親指がレボシフト(グリップシフト)に当たります。以前のグリップと同じ長さにしたんですが、径が小さくなったからのようです。冬になって厚手のグローブをしたら耐えられない感じです。しゃもじ型に膨らんだ部分が掌へ当たる具合はいい感じですが、膨らんでいる分だけ手前に感じます。肘の曲り具合はハンドルを引く力と押す力に大きく影響するんです。上野原のコンビニ休憩の時にステムのハンドルクランプを緩めて角度を僅かに調整しました。
さて、微妙にマッチしたグリップで心地よく再スタート。山風呂のバス停の傍らに新しい道標が建てられていました。こうした変化を見つけるのがテリトリーのサイクリングの楽しみの一つでもあります。
山風呂(Yamaburo)とありますが、以前pekesukeさんと能岳への道を探していた時に地元のお婆さんは「やんぶろ」と言っていたのを思い出します。古い人と今の人と呼び方が違うことは多々あることでしょうね。単に個人的に呼んでいることもあるかもしれません。
棡原まで鶴川の左岸を行く道は静かで坂も少なくて好きです。二つあるトラス橋は数年前にメンテナンスされたので生活道として重要な道でもあります。
棡原の交差点。向かいの高いところにある家を見たら、日向で日光浴しながらこちらを見ていました。今まで気づきませんでしたが、今までもこうして見られていたのかも。
自転車撮影ポイント。細かい部品で構成されていますので、背景がシンプルな場所を選ぶと愛車が引き立ちます。
昔のNewCycling誌の「スペシャルメイドサイクル」等では、サイクリングロードで望遠カメラを使って、絞りを開いて背景をボカすことで同様の効果を得ていましたね。そうした撮影は一人では難しいです。そよ吹く風で愛車が倒れてしまいますからね。
先へ進みます。
夏の風物詩、草刈り。犬の散歩でよく行く公園は一月経たないうちに二回目の草刈りをしてありました。タイヤが付いた草刈りマシンで。
完全に自然に還った畑。背後の高い所には未だ家がありますが、これも次第に自然に還ることでしょう。
最近はこちらが撮影ポイントになりました。山間の集落の風景が好きです。
昼食の「びりゅう館」に着きました。10時半に開館するそうですが、飲食店は少し後の営業だったりします。今朝も早く出発したので途中時間を調整しながら10時50分くらいに着きました。
蕎麦にするかご飯にするか迷いましたが、蕎麦つゆを飲みたかったので蕎麦にしました(そういう理由かいっ)。今回の天ぷらは、大葉、おくら、カボチャ、ピーマン、ナス。どれも美味しかったけど特に大葉は絶妙でした。蕎麦もコシが丁度いい塩梅。
食後に店内を見て回ると、周囲のイラストマップがありました。よくデフォルメし過ぎで地図になっていないものを見かけますが、これはデフォルメ感が少なくて好感がもてます。
そして大好きな要害山。堂々と「オッパイ山」と書かれていました (^^) 皆さん思い浮かぶものは同じようですね。
トルコ出身の陶芸家が棡原にいるそうです。とても魅力的な色使いで、自転車で無かったら買っていたかも。
戦争の遺留品が展示されていました。
そんな歴史があったんですね。
お腹も満たされたので再スタート。
その前に水車を見学。この中でさっき食べた蕎麦粉が擂られています。
石をまぶしてあるコンクリート敷きの激坂をじりじり上っていると、お爺さんもゆっくりゆっくり上っていました。隣に並んだところで「こんにちは~」。
上り切って振り返った景色です。
上った先は原という集落。三頭山の麓に開いた土地です。広々感がいいところ。
そしてタイムスリップな路地。
新しい薪が置かれていました。お風呂用か、暖房用か。
飯尾から峠らしい坂になります。日向で暑っつい。
長作の東屋でボトルの水を入れ替えて、ゴクゴク。最近は冷たい水に出会ってないなぁ。
鶴峠に到着。やはり日向と日影と半分くらいでした。入れ違いにロード三人組が下って行きました。この時間だと奥多摩から上がって甲武トンネルかな?
豪快な下りはいつもよりセーブ気味。前のパッドが少なくなっているので。上り返しの途中の商店にある自販機でアイスティーで喉を潤しました。ここもよく利用します。
松姫峠への道を横目にトンネルを潜ります。
3km超のトンネルの中は冷房をガンガンつけているようです。途中からはノーブレーキで時速40kmの下りになり、次第に寒くなってくるほどでした。ここまで熱くなっていた自転車もヒンヤリ。
そして深城ダムにある小金沢公園でお昼寝タイム。藤棚から少し日が漏れていましたが1時間半くらい横になれました。
そこから猿橋までの下りは長くて車も少なく快適な道です。路面の凸凹には要注意。下るにつれて気温が上がり猿橋では都心と同じくらいに暑い。でも既に時間は3時半くらいで、これから次第に気温が下がっていくはず。
出かける前は猿橋から鈴懸峠へ上ることも考えていましたが、やはりその気持ちは鶴峠を越えた時点で無くなります (^^; R20をそのまま下って帰ることにしました。
上野原への最後の上りは最近歩道へ入るようにしたのでストレスが減りました。キツイことには変わりありませんけどね。相模湖ICの上りをやり過ごし、赤馬の集会場の木陰で小休止。手前のヤキトリの煙があがるお店で買った冷たいジュースで人心地つきます。
17時になって日はだいぶ傾いて気温がぐっと下がりました。夏場はお昼寝で時間調整するのがいいですね。それには安眠できる場所が必要です。東屋は最適ですがそうそういい場所に建っているとは限りません。どこでも横になれるようにエアマットを持参しようかな。
06:40 出発
09:43 棡原
10:50 びりゅう館
12:35 鶴峠
17:00 赤馬
19:05 帰宅