幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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HOPE PRO RS4 ハブのベアリング交換

ハブがゴリッゴリになった件です。注文したベアリングが届いたのでさっそく交換しました。


HOPE PRO RS4 フロントハブ。センターロック用で、シャフトはクイックレリーズです。前輪駆動リカンベントなので後輪で使っています。


こちらは補修部品表と分解図。センターロックではありませんが構造は同じです。


Source: Hope Technology


クイックアクスル④をアーレンキーで外すと、中にスペーサーチューブ②があり、その奥に向こう側のベアリング③が見えます。


向こう側のベアリングへドライバーをあててハンマーで叩き出します。ランブリンマンさんが「叩くのは外側」と教えてくれましたが、この場合は内側しか叩けませんので仕方ありません。


硬い万力の上にハブを置いて少しずつ叩くと、ベアリングが出てきました。もう一息。


新調に叩いて両側のベアリングが外れました。それと中に入っていたスペーサーチューブです。

ベアリングに指を入れて回り具合を確認したところ、片方がゴリゴリしていました。後でバラシてみます。


ベアリングを圧入していきます。友達のトリプーさんから「ソケットレンチのソケットで叩くといいよ」とアドバイスをもらいました。ベアリングの一部分を叩くので曲がって入ってしまいますから、少しずつ両端を交互に叩いていきます。底突き感があるまで入れて完了。


こちらはここまで手で入れ、おっと、その前にスペーサーチューブを中にいれないとね。同じように慎重に叩いて底突き感があったところで完了。


と思いきや、中のスペーサーチューブが動かなくなってしまいました。少し手前に浮かせる必要があるってこと? 外した時の要領で少し出しました。そしてアクスルシャフトを入れてみるも、入りません。微妙にベアリングが斜めになっているからです。

ここからが長かった。ノギスで測ったりして少し叩いてはアクスルシャフトを入れ、ダメ、入れ、ダメ、入れ、を何度も繰り返してようやくいい塩梅に圧入できました。

アクスルシャフトを両側から締めて固定すると、回転が結構重くて抵抗がある感じでしたが、フレームへ取り付けてクイックレリーズを締めたらいい感じに回るようになりました。

ふー、疲れました。ここで昼食休憩。

一休みしたら、ゴリッゴリなベアリングを分解し、玉を一つずつティッシュの上でグリスを落としていくと、、、


ありました! 玉の表面が欠けていたんです。これでゴリゴリしていたという訳です。


なぜ欠けてしまったんでしょう。リカンベントの荷重は後輪には少ないんですが、小さな段差をガタンって通過した時にたまたま一つに負担が掛かったのでしょうか。ネットで調べてもボールの損傷というのは見つからず、殆どが受け側のボールレースの損傷でした。ま、こういうこともあるということです。原因が見つかってスッキリしました。