フェンダー(泥除け、マッドガード)、これらは何のためにありますか?
雨(稀に泥)によるタイヤからの飛沫が、身体や自転車に掛からないようにするためですね(僕の場合はエアロ効果も狙っていますが)。
では、そのフェンダーを有意義に使ったことはありますか?
ここで、むむむ、と黙ってしまった人。積極的に使うのは暑い夏しかありませんよ!
と言うわけで、日曜、雨を覚悟して走りました。
ルート 82.8km △662m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。
どんより暗い雲しかな空、それでもサイクリングは楽し。走り易い環状4号を南下していきます。するとすぐさま海軍道路で第一陣の洗礼を受けました。雨雲レーダーでは濃い色の小さな雨域が北上していたので、正にそれに入ったようです。ここは雨宿りよりも走って雨域を通過する方を選びました。
その雨域を抜けると小雨、あるいはポツリポツリ程度になりました。雨が降っている最中には写真は撮れないので、一息ついた鉄道の高架下で撮りました。
戸塚まで行って方角を北東へ変え、横浜へ向かいます。昼食のことを考え、少し何か食べようと思っていたところ、タイミングよくコンビニを見つけて停車。経口補水液とお握りを一つ。甘いの+甘いのは流石に選べないので、こんな ちょっとだけ食べたい時にお握りは最適です。
次第に高いビルが近くなると横浜の中心地です。空は明るく写っていますが雨降ってます。
さっきコンビニへ寄ったのでいつものポートサイドパークには寄らず、第一京浜(R15)を北上。雨は降ったり止んだりを繰り返しています。
快調に走っていると、いきなり白いカーテンが目前に迫ったかと思うと、あっという間に土砂降りになりました。そして全身びしょ濡れ。久しぶりにパンツまでぐっちょりです。それでも走る走る。気持ちいー(というのはウソ)。
高校生時代、パンツまで濡れた時には気持ち悪いのはもちろん、みじめな気持ちになりましたが、今は違います。きちんと考えられたウェアを選べば気持ち悪いことはありません。当時のような綿の白ブリーフはダメですよ。女性にもウケません、じゃなかった、同じようにみじめな気持ちになりますからね。速乾性のある化繊がいいです。パンツはmont-bellのジオライン。アンダーシャツはミレーのドライナミックメッシュ。快適です。こちらが女性にウケるかは分かりません。
土砂降りの雨域を抜けて鶴見川CR。
フェンダーの効果は絶大です。
飛沫が身体に掛からないのはもちろん、愛車へも最低限しか掛かりません。そして街道を走るだけなら、路面が綺麗なので飛沫も綺麗です。まったく汚くありません。
こんな雨の中をサイクリングする変わり者は僕だけのようで、鶴見川CRにはサイクリストはいませんでした。ランナーの人達は雨でもお構いなしですね。
オシッコ休憩にコンビニへ立ち寄りました。すると再び雨足が強くなったので しばらく雨宿り。
小降りになったところで再スタートします。コンクリートのビルや道路だらけの視界から、緑が多くなっていきます。向こうは日産スタジアム。手前の黄色い物は鶴見川に設置された水位計です。上の段まで増水したら恐ろしいことです。
鶴見川CRはとこ泥頃で水溜まりが出来ていて、幼い頃に自転車で雨の中を水遊びしたのを思い出しました。
前輪が跳ね上げた飛沫は、低いものは後輪へ、中段はフレーム下バッグへ、上段はフェンダーへ飛んでいきます。バッグとフェンダーの僅かな隙間をかいくぐった飛沫は、フレームとシート裏面へ。ちなみにバッグは防水されていますが、下面にプラ板を貼って汚れを掃除し易く加工しています。ボルトオンしているので厳密には水が染みてしまいますが、今回の走行では水は中まで達していませんでした。
小机から鴨居の間のCRはこんな状態になっていました。すれ違うどころか人が一人歩くのもままならないです。僕は既に前身びっちょりだから構いませんが、歩く人は草に付いた水滴で濡れてしまうでしょう。
中山の手前、自宅方面の恩田川へ別れる所は左岸を直進して鶴見川を遡上しました。もう少し走りたいので。
しかし、昼食はこんなびっちょりでは入店できません。しかたなく麻生区へ入った辺りのコンビニへ入りました。商品を選んでレジへ1,000円札を入れると反応しません。出てきてしまいます。あ、湿ってるからだ。ち~ん。
「1,000円札、濡れてしまえば、ただの紙」
どうしようもありません。仕方なく「じゃ、キャンセルで」と伝えたところへ、別の女性店員が来て「今回に限って取り替えますね」と乾いたピン札に替えてくれました。お~、女神のような人だ。
コンビニの軒先で食べていると再び雨足が強くなってきました。走っている時は雨が強くなっても構いませんが、強い雨の中を走り出すことはしません。しばらく雨と空と、出入りする人々を眺めて時間をつぶしました。
30分くらいいたかな、ようやく雨が止む感じになったので再スタート。家を出る時にはこの先の小野路や、欲張って尾根幹へ、と思っていましたが、モチベーションが下がってしまいました。それは中山以降の鶴見川CRは道が汚れているところが多く、自転車が汚くなってしまったからです。CRへ入る前の綺麗さは無くなってしまいました。
そんなわけで、その後はショートカットして三輪からこどもの国へ抜け、恩田からつくし野へ上って帰宅しました。それでも80km超走れたので良しとします。フェンダーの効果が完璧なことも確認できたし。
家へ上がる前に駐車場にある水道で自転車をざっと洗いました。雑巾で拭くだけでは綺麗にならなそうだったので。特にフェンダーの内側へは勢いよく水をかけておきました。後はマンションの廊下で水滴を拭いて元通り♪
07:52 出発
10:00 横浜みなとみらい
10:30 鶴見川
11:33 新横浜
13:49 帰宅