先日の台風では大雨が西丹沢方面に降って災害が発生しました。R246の新善波トンネルの手前で土砂崩れがあって今でも通行止めが続いています。これもあって この方面へ行くのはどうかと思いましたが、旧善波トンネルがあるし、工事車両の往来があるようなら歩道を走れば問題ないはず。
ルート 129.3km △1,558m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。
走り出して直ぐ、コツコツと異音が聞こえてきました。そう言えば先週のシャワーサイクリングの後半に音がしだしたんでした。平地でクランクを回している時に時々コツコツ聞こえ、次第に大きな音になってきました。BBか、ヘッドか、ブームのカップリングか。フレームじゃないことを祈ります。
夏と言えば旅。若者(かどうかは分かりませんが)は日本一周します。意外と軽装なのは、昔と違って日本各地どこでも食事に困りませんからね。
さて通行止め区間です。ここの手前の東名高速との交差する所から通行止めです。案内をしている人に聞くと、旧善波トンネルは通れるけれど勧めてはいませんとのこと。車道を通って構わないそうなので のんびり上りました。
現場の様子はこんなです。復旧作業お疲れさまです。どの人達もとても親切に応対してくれました。
旧善波トンネルも少し土砂が流れ込んでいます。
ダメなら鶴巻温泉方面から秦野市街を通っていこうと思っていましたが、無事に通過できて良かったです。
雲が多めなので日差しも柔らかく暑さはそれほどでもありません。
左遠方、二つ目の弛みがこれから行く尺里峠(ひさりとうげ)です。
R246を小さなトンネルで潜ぎ抜けます。よく見るとこの蛇腹、男性をとりこにする何かを想像させますね。
激坂は峠道よりも集落内にあることが多いです。今日一番の坂の勾配はどれくらいなんだろう。15%以上ありそう。そんな坂の上(まだ坂ですが)にはお地蔵さんと馬頭観音。お決まりですね。
秦野盆地の山際の道を通って三廻部。ここにも激坂がありますが、さっきより少し楽です。
谷の向こうには塔ノ岳へ続く大倉尾根。丹沢で一番人気の登り道です。今日もい多くの登山者が行き交っているいるでしょう。奥右手には鎖場がある行者ヶ岳。表丹沢の難所です。
南から風が来ているので、丹沢の山並みにぶつかって雲が湧きます。降るならどうぞ。
中山峠はゴルフ場の横を通ります。最近のヘッドはチタンなんでしょうか、ボールを弾く音が軽いですね。なんかしっくりきません。ウッドの時代の方が良かった。
猫だと思って撮りましたが、犬にも見えます。お手してるし、尻尾は猫っぽくない。
まだ大雨の影響が残っています。普段見かけない所で水が流れていました。地域の人達も周囲に変化があるか見て回っています。
寄杉は毎回ここから撮りますが、その度に犬に吠えられます。一応吠えていますが前回ほど激しくないのは、やっぱりハンチング帽ではないからかな?
時間が気になりだしました。というのは、昼食のラーメン屋は14時から休んでしまうからです。13時半には着きたい。
とは言え、ペースアップはしません。目的のお店がダメなら周辺には食べ物店が多いですから。
太い桜の木は、別の木と同化しているようでした。
尺里峠に到着。この峠は勾配が緩いのと、生活道として生きていること、峠の前後近くに集落があることです。上った感もあるので満足度高し。低いですけど。
例によって、これでもか、と乱立する道標。
少しだけダートがあるのも好きなところ。でもこの後ゆるい路面に前輪を取られて転びそうになりました。危ない危ない。
旧高松分校跡。まだ健在です。前回はこうしているところへgiant_amebaさんご一行が現れたんでした。今日は残念ながら来ません。
継ぎはぎだらけの悪い道を新調に下ると工事区間があり、鉄筋の簡易道路に迂回させられます。無重力感がありますね。山北でも同様に工事していましたが、以前の様子ではもう繋がったことでしょう。
錆び錆びのトラス橋の道祖神。以前は左にある道路の更に左側にあったものが、ここへ移されました。工事車両の通るからです。でもこちらの方が居心地は良さそう。
松田を抜けて目的のラーメン屋「一代」に到着。13時ちょい前なので余裕です。
何度も来ていますが注文はラーメン一択。厚さ1cmのチャーシューが二枚もついています。しかも超柔らかい。隠れて見えませんが麺は太麺です。豚骨スープも美味しくて全部飲み干しました。ごちそうさまです。でも値段が少し上がっていました。それでも850円なので安いと思います。
満足したあとは裏手の山を一つ越えて、もう一つ曽我丘陵を越えて古怒田へ。
その前に商店跡の自販機でコーヒーを飲みます。お釣りレバーを回そうとしたら、睨まれました。
カエルは嫌いではありませんが、思いもよらない所にいるとビクッとします。
自販機のコーヒーは大抵これです。
よく育った黄緑の稲穂に癒されますね。米不足が早く解消されますように。
いこいの村までの急坂をショウジョウバエと一緒に上り、ピークからは曽我丘陵を尾根伝いに進みます。そして この小屋の前からは押し。
善波峠の後の激坂が今日一番と言いましたが、こちらの方が激坂でした。でも押して歩きますから。
リカンベントではこういう時に注意が必要です。忘れていてちょっとクラっときました。脚が水平になった状態で心肺に負荷を掛けている時に立ち上がると(脚を下にすると)血液を心臓へ送るのに負担が掛かるんです。貧血気味になりますし、心臓への負担も大きいでしょうから要注意です。歩き始める時は一時休んでからにしないと。
尾根伝いはここで終了。左へ下って古怒田へ。
集落に残る茅葺民家は少し草臥れた様子でした。吹き替えはするのでしょうか。
大好きな木に到着しました。何という種類か知りませんが(地主も知りませんでした)枝ぶりがいいですよね。周囲から嫌われることがないので枝を切られたことも無いでしょう。伸ばせるだけ伸ばしています。左手遠くには水平線も見えます。
さて、今日はここでお昼寝です。小屋の前のスロープが丁度いい塩梅。高台へ吹く風が心地いいです。ヘルメットを脱ぎ、靴も脱いで、すやすや…
といきたいところでしたが、蟻が鬱陶しい。一瞬夢見心地になった程度でゆっくり眠れませんでした。それでも1時間ほど横になって汗もすっかり引きました。
R1に出てからは快走モード。以前は必ずと言っていいほどロードとバトルをしていましたが、土曜だからか、サイクリストがまったく走っていません。猛暑はだいぶ治まったんですけどね。
そんな中、前方に現れたのはツーリストでした。よく日焼けした身体は長く走っている証拠です。左手を上げて追い抜く時に見ると、ヘルメットの横から覗く髪は白く、僕と同年代のようでした。モチベーション高し。
その後は藤沢から白旗、環状4号を北上し、夕暮れを楽しんで帰りました。
07:33 出発
09:36 善波峠
11:21 寄
12:06 尺里峠
12:57 ラーメン一代
14:40 古怒田
17:03 帰宅