チタンの強度はあまり高くありません。64チタンと呼ばれる合金はそこそこ強度がありますが、そうでないチタンは使う部分をよく考える必要があります。BBシャフトやペダルシャフトは64チタンでも使わない方がいいようです。
昨今はチタンフレームを作る工房が増え、サイクリング中にも走っているのを見かけることがあります。クロモリに比べると少しチューブが太いのは強度を補うためです。逆にクロモリで小さいフレームを作るとかなり硬くなってしまい、身長が低い人や体重が軽い人には硬過ぎてしまうそうです。そういう場合にチタンが選択肢になります。
話しがそれましたが、今回買ったチタンボルトはAヘッドのステムキャップ用なので64チタンではありません。詳しい材質は明記されていませんでした。サイズはM6x35mm。
Aヘッドの玉当たり調整はこのボルトで行いますが、ステムの固定はコラムを締めるボルトで行います。このため、このボルトの締結力は弱くて構いません。
写真の下隅に覗くボルトはコラム固定用なのでチタンは不向き。ステンレスにしています。力が加わらない部位のボルトを少しずつチタンに変えていこうと思います。