幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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犬目-鈴懸峠-雛鶴峠

走っている時は色んなことを考えていますが、一日経つとあまり覚えていません。たわいのないことだからでしょうか。なので、写真を撮った前後を中心に毎回書いています。

ルート 146.2km △2,105m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


週半ばの天気予報では土日が芳しくなかったので金曜の晴天に半原越へ行きました。しかし、実際には土曜の夜に雨が降っただけでしたね。そして日曜は明け方に少し雨が残る程度で日中は晴れということでした。出がけの空はまだどんよりと雲が厚く路面は半渇きでしたが、フェンダーが付いているので問題ありません。

相模湖あたりでようやく青空が出てきました。


上野原は字の通り、上の野原、即ち河岸段丘の上にあります。R20の上りを嫌って旧道で上ることが多くなりました。

鶴川宿に入って直ぐ、こんな小屋があります。掃除当番を示すお手製の表札。


表と中で異なるのは、表のお掃除と、中のお掃除ということでしょうか (^^; 単に架け替えてないだけでしょうけど。


神社への階段は結構ありますね。この切り出された石も、他の神社同様のサイズです。踵が石からはみ出すサイズということは、踵を浮かして上るべし、ということでしょうか。


僕は幼少の頃は木造の家に住んでいて、その経験からか木造には落ち着きを感じます。そうでない人はどうなんでしょうね。


左右反転の図。


鶴川宿の直後の上りは今日一番の勾配で、毎回苦しい。じんわりじんわり踏みます。踏んで休み、踏んで休み、一回転ごとに繰り返し。
大椚という地名ですが、今は椚ではなく大きな杉がシンボルになっています。


雲が低く標高が高い所にいるみたい。パラグライダーの離陸場所が見えますが、今日は飛んでいません。


野田尻宿は道幅と長さからこの地域では最も大きな宿場だったことが伺えます。


撮影ポイントも多く「足を止めて見ていって」と言われているようです。


明け方の雨の雫がまだ残っていました。


土曜の方が良い天気だったので、行楽客も皆さん土曜に活動したようで、日曜は車も人の数も少なかったです。いつもの半分くらいといった感じ。高速道路のパーキングもガラガラです。


頭の上は晴れていますが、街の方は雲が切れませんね。


上体の傾きは以前のシートと同じくらいですが、全体に湾曲しているので股関節は寝ています。シートの腰付近には膨らみがあって、踏力でお尻が逃げないようになっています。同様にシート上部も背中が上へ逃げないように。シートクッション(Ventisit)の中パッドを調整して、僕の身体に完全にフィットさせました。専用シートです。


CHERUBIMデカールには®が付きます。ロゴを商標登録しているということ。フレーム工房を選ぶ時にロゴも重要な選択基準になります。


犬目宿は有名ですが、野田尻宿よりはこじんまりとしています。しかし、この界隈にこれだけ宿場が多いということは、都心から歩いてきて日が暮れるのがこの距離だということなのでしょうね。そして旅人の数が多かったということ。


こちらの茅葺家屋は大分廃れてきました。手入れされていない様子です。


ダウンヒルになる手前、まだ雲が多いので富士山は見えませんでした。少し下ったところにいるトトロ。こちらも大分廃れてしまいました。そろそろ自然に帰る時でしょうか。


寄り添い馬頭観音は今日の日差しに照らされていました。もう少しでくっつきます。


R20の鳥沢宿は通過。そして猿橋の少し先にある昭和なラーメン屋「ふじもと」へ入店。座敷からは川が眺められるようになっています。


中華丼にしましたが、これは丼??? 入りきらないからお皿に盛りつけてあります。


美味しかったんですが、多過ぎ、熱過ぎ。25分かかってようやく食べ終わりました。満腹です。


鈴懸峠は毎回厳しいんですが、満腹なお腹もそれに輪を掛けます。


神社で一休みしてから本格的な峠道に取り掛かります。


リカンベントではこの乗馬ヘルメットが定着しました。今年買った縦縞シャツもお気に入り。パンツは大分くたびれたルコック。


沢伝いの道はどこも急勾配です。そこを三ヶ所のヘアピンカーブで更に高度を上げていきます。最後のカーブにある民家から男性が出てきて小走りに先を行きました。僕の速度よりも早いのでカーブの先に見えなくなりましたが、200mくらいで歩きに変わって追いつき「こんにちは~」といって先行しました。これからどこへ行くのでしょうか。峠まで散歩なのか、峠の向こうに用事があるのか、向こうからこちらの家へ届け物でもしたのか、考えを巡らせました。

鈴懸峠に到着。木陰に助けられました。


別名 鈴ヶ音峠。


ここを過ぎると厳しい日差しが待っています。


富士山が見えました。一月前は雪が山頂までありましたが、大分溶けました。


何時もの神社前で休憩して日差しが強い雛鶴峠への上りに備えます。


あぢ~、雛鶴峠。


これまでと変わって車が多く感じました。ベンツとかBMWとかアウディとか、ステーションワゴン系が多いので、ゴルフ帰りでしょうか。

あ~、リカンベント幸せ~。長い下り気持ちい~。


少し上り返して舟久保。綱子へ向かいます。


アゲハ蝶が花の蜜を吸っていました。


何気なく見ている蝶ですが、こうして写真での一瞬を見ると、身体の動きが激しいです。羽ばたく度に反動で身体が動きます。


ずっと建築中だった家が完成していました。海外の人が自分で建てたものです。日本の風景に合っていますね。違和感がありません。人柄や周囲への気遣いが感じられます。


木々に囲まれた沢沿いの道を進んで綱子へ。自然の造形には時として関心させられます。最初に見た時はもう少し瑞々しかったんですが。先日は「奇跡の二本松」を紹介しましたが、こちらも奇跡的。


犬に吠えられました。でも面と向かうとバツが悪そうな表情になりました。とりあえず番犬として吠えただけ、といった風。


サイフォンの原理。今日もボトルの水は不足していないので汲みません。ボトルを二つ持つと余裕があります。一本が無くなったら補給すればいいや、という感じです。


数年前はアジサイ祭りがありましたが、最近は静かです。街から離れた山の中で、ひっそりと暮らしている家屋があって、少し手入れされた庭先や道端、そんな中を静かに自転車で進んでいきます。


少し上ってトンネルを二つ抜けると菅井。あれ~、お気に入りだった土手がコンクリになってしまいました。綺麗な斜面だったのに… 残念。崩れるようには見えなかったんですが。


道志川を渡って青野原へ。コンビニでコロッケをアイスティーを補給しました。あんなにお腹いっぱいだったのに。

ゆっくり流していたら神奈中バスに追いつきました。小さめです。途中でハイカーを乗せていきました。


帰途、脚の疲れはあまり感じません。一昨日に走ったから疲れるかと思っていたんですけどね。一日の休息だけで普通に走れて良かったです。後半は晴天になって日差しがキツくなりましたが、まだ本番前の気温や湿度なので余裕があります。水分補給も意識していたのでオシッコも出ました。
梅雨前の最後の晴天か、と思いながらも何度か天気に恵まれたサイクリングになりました。梅雨は鬱陶しいですが、来ないと何かと困りますし、不安です。

07:29 出発
10:25 鶴川宿
11:00 野田尻宿
11:39 犬目宿
12:14 猿橋(昼食)
14:00 鈴懸峠
14:51 雛鶴峠
15:49 綱子
18:28 帰宅