幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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恩田川-鶴見川-境川ポタリング

9月に中学校の同級生が亡くなり、土曜の夜に彼を偲ぶ会を開くことになりました。中学のクラス会をコロナ禍前までは毎年行ってきて、久しぶりに皆の顔が見れると思っていたんですが、偲ぶ会は7名だけ参加表明で少々淋しい。還暦リーチとなり、子育てはひと段落しましたが、今度は親の介護で忙しいのかもしれません。

そんなわけで土曜の夜に飲むので遠出は控えて近場をポタリングすることにしました。汗をかいた後に飲むビールは美味しいですが身体には良くないでしょうからね。

ルート 42.4km △340m
クリックするとkomootでズームできるようになります。


久しぶりに恩田川サイクリングロードへ入りました。桜並木の付近は大木の根っこが道を押し上げて凸凹しているので走り難いので、交差する道路の信号を渡る時に車道へ出ました。

成瀬街道を渡った辺りの公衆トイレで用をたしておくことにします。冬になるとオシッコが近くなりますし、汗をかかないポタリングは尚更です。トイレを見つけたら入っておくのが賢明です。

トイレから出たところで長身の外人さんから声を掛けられました。「コンニチワ~」
見るとサドルが後退したタイプの自転車でした。確かクランクフォワードと呼ばれているのをネット上で見たことがあります。

サドルの後部はせりあがっていてお尻が後ろへずれ難くなっています。膝を伸ばしてペダルを漕げ、かつ足を地面に付きやすい。輪行菩薩さんが開発した ROOT ONE に似た発想ですね。お互いに「コレイイデスヨネ~」と褒めあいました (^^)

PHOENIX (RANS) BIKE WRX


サイクリングロードは場所によって見かける年齢層がまちまちです。ここでは年配の方が多く、ぽかぽかな日差しにまったりしていました。そうそう、ここ数日は12月とは思えない温かさで気温が20℃近くまで上がって過ごしやすいですね。


左手に背が高いメタセコイアが見えたので近づいてみました。よく見かけるのは数本並んでいる様子ですが、ここでは公園の隅に一本だけでした。


公園を出ると向かいの住宅の屋根から飛び出ているイチョウが見えたので、そちらへも行ってみることに。住宅の中の道を右に左に進んでいくと、大きなお寺の門の前にありました。


ちょうど見ごろのタイミングでした。


宏善寺というお寺で、ここの仁王様は優しい目をしていました。


恩田川サイクリングロードはいつの間にか無くなり、川は住宅の横を流れる用水路になってしまいます。そんな辺りでいつもは一旦大きな通りへ出ていましたが、今日は住宅の中の細い道を見つけて源流らしき地形の先まで行けました。

最後は突き当たって左へ折れて上っていきますが、地図をみたらその突き当たりの右手奥に公園があるようなので覗いてみました。車止めにの横に自転車を立てかけて案内図を見ると、付近にいくつかの茅葺古民家があるようでした。しかしどれも移設して保存しているとのこと。


公園を引き返していつもの坂を上っていきます。ここにも垂直に近い土手、というか壁があります。高密度で生えた草や笹がしっかりと支えています。


民家の玄関先にモミジ。木の下から見上げるといい色です。


上りきった所からは視界が開けます。見える先には鶴見川が流れています。


今日は秋色の出で立ち。


鶴見川は低くなった所を右から左へ流れています。野津田、図師、小山田といった地域。小野路は右手の丘の向こうです。


下りきった所にあった小洒落たお店はクリスマス一色でした。日が暮れると綺麗になりそうです。


鶴見川サイクリングロードは道は綺麗ですが、車止めが抜けずらく設置してあって鬱陶しい。少数のオートバイ乗りが侵入してしまうからなんでしょうけど、そういう輩がいなくなった今は意味のない物に感じます。


小山田の広い道を抜けて細くなったあたり、珍しい三輪自動車がありました。何度か見たことはありますが、こうしてフルオープンの状態は初めて。小さい乗り物ってなんだか魅力的。


通りを逸れて押越の急坂を上ります。ギヤをローにして止まるほどの速度でゆっくりゆっくり。切通しには「この先、車は通れません」とあり、見るからに民家の前で道が終わっていそうな感じです。

そのためこの先へは行ったことが無かったんですが、「車は」ということは歩きなら通れるという意味にもとれます。小広い なんともいえない良い雰囲気の一帯を見ながら下っていき、道はカーブして民家の前を通りその先へ続いていました。

次第に道が狭くなり地形も狭くなって舗装路が途切れて小さな木の橋を渡ると、人一人歩くだけの道になりました。田んぼだったか畑だったか、横を歩いて一段上がるとはっきりした道に出ました。


小野路や小山田界隈にはこうした雰囲気の良い小径がたくさんありますが、大抵は地主さんが畑仕事で使う程度の道ですので静かに通らせてもらいます。

小山を一つ越えた先の通りに出て再び谷戸を詰めていきます。車道を避けて細い道を上っていくと尾根上の道に出て、そこには傘をさしたお地蔵さん。今日は雨は降っていないので日傘ですね。


上って下り、上って下り。


残された多摩丘陵の田舎道で遊ばせてもらいます。


再び鶴見川の源流付近へ戻り、源流へは行かずに人気の無い谷戸へ入っていきます。


以前来たことがありましたが、リカンベントでは初めて来ました。畑仕事のご夫婦に挨拶して最後の急坂はのんびり押して歩きました。振り返った眺め。


上った先は戦車道路(尾根緑道)。この付近も綺麗に色づいています。


丁度お昼時になったのでケルビムの近くにある中華料理屋へ入りました。ねっとりご飯のチャーハンは僕好みです。甘くないグリーンピースも良し。


その後は毎度お馴染みの境川サイクリングダートロードです。川沿いで高低差がないため水に浸食されずフラット。水溜まりが無いのが不思議ですが。


道端にザクロが落ちていました。開いていないものがあったので持って帰ることにしました。


R246を潜ったら境川から外れて、子ども達で異様に賑わう公園の横を通っていきます。僕も息子達が小さかった頃に何度か来たことがありますが、当時の数倍と思われるほどの親子でごった返していました。

住宅を抜けて水道道のプロムナードへ入り、歩道橋でR16を渡って迷路のような高速道路のインターチェンジ付近を抜けて橋の上で一休み。途中で買ったオヤツとコーヒーでまったりしました。下の高速道路は事故なのか下り方面が大渋滞しています。どこまで出かけるか知りませんが、皆のモヤモヤした気持ちが渦を巻いていることでしょう。

自宅近くまでくると、ここでもモミジが良い色になっていました。表から見ると日差しに焼けてくすんだ色ですが、こうして下から逆光で仰ぎ見ると綺麗ですね。



帰宅してブログを書いていたらケルビムからメールが届きました。年内には工場での作業完了予定とのこと。年明けから塗装とフェンダーの加工という感じでしょうか。ようやく完成が見えてきました。
これに加えて先日頼んでおいたハブナットのフランジ径の加工も出来たとのこと。チタンのものをネットで購入したんですが、フランジ径がALFINEの回り止めワッシャより大きかったので削ってもらったんです。サンキュ~♪