幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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5年ぶりの犬越路

前回は神ノ川ヒュッテ側から上りましたが、林道の荒廃が激しくて半分くらいは自転車を押して歩きました。その時の印象から、この林道はもう自転車で楽しめる状態ではないと判断したんです。その後も状態が改善されたという情報はありませんが、丹沢湖側から犬越路へ至る道だけでも走りたくなり往復することにしました。実に5年ぶりです。

ルート 163km △2,519m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


朝の出発は早起きして5時半にしました。犬越路まで80km弱ありますので、お昼前後に着いて後半に余裕を持ちたかったからです。余力があれば大野山の山腹ルートへも上がりたかったし。

普段より2時間早い朝は新鮮です。座間を抜けて西へ進む道は、周囲はまだ起きていない感じがします。それも厚木を過ぎてR246へ入ると何時もの日曜と同じになってしまいました。そして向かい風との闘い。風には強いリカンベントですが、この日の風は強者でした。

善波峠をゆっくり上り、秦野から渋沢へだらだら上りの後は松田へ下ります。四十八瀬川を渡るところから表丹沢を望みます。傍らの木に札が掛けられていました。[ 榎 ] だそうです。


旧道で川沿いを下って行くと途中に馬舎があります。今日は2頭いました。停まったらこちらを向いたので近寄ると、馬達も寄ってきてくれました。鼻も撫で撫でさせてくれましたよ。まだ若そうな2頭でした。



松田のコンビニで昼食のおにぎりと調理パンを買って再スタート。山北の茅葺は大きさも敷地も立派です。いつだったか途中で出会った若者サイクリスト二人を連れて庭へ入り、住人にもてなされたことがあります。


八丁の分岐、山北橋。


R246は山北から丹沢湖の入口までの区間はバイパス道があるので旧道へ入ります。こちらは殆ど車は走っていません。バイパスを造ることで短縮される時間がそれほど価値のあることなんでしょうか。ま、僕らサイクリストにとっては旧道を楽しめてありがたいですけどね。



R246を離れて右折し、丹沢湖を目指します。新しい東名高速の橋脚が繋がりました。


ダムへ上る道は何処も急坂ですがここは比較的短いです。途中で旧道(玄倉方面)へ入ると車が少ないので助かります。

どこかで何か飲みたいと思いながら進むも、自販機は幾つかあるんですが落ち着く場所がなかなかありません。中川温泉まで行った所で停まりました。そこは以前にも立ち寄った所。毎回同じになるんです。


だらだらとした上りが続きますが、久しぶりなので飽きません。意外と車が多いのは奥にキャンプ施設があるためでしょう。少々鬱陶しい。

箒杉に着きました。樹齢2000年と言われていますが、僕が初めて来た時からそう言われているので、既に2040年超です。立ち寄るのは帰りにします。


箒杉の下に水が湧いてたのでボトルへ入れました。今までは上の道を通っていたので気が付きませんでした。


キャンプ施設の所にだけ人が溢れていました。素通りして少し行くと犬越路への分岐です。ここにも水が流れていて以前はここで補給していました。


林道はそれほど荒れておらず、定期的に車が入っている感じです。緑に覆われてガードレールや路肩は苔むし、目も緑に染まります。よくいたマムシやアオダイショウは今回はいませんでした。


犬越路ではこれまでも大抵はサイクリストに出会ってきましたが、今回もロードバイクが一人下ってきました。古くからある大きな峠には集まってきます。
「凄いですね~」すれ違った後に『往復ですか?』と声を掛けましたが聞こえなかったようです。越えて来たなら道の様子を確認したかったのに。

脚に疲れを感じて初めたころ犬越路隧道に着きました。大きいトンネルです。そして長い。もちろん照明はありませんのでライト必須です。


大気汚染観測の施設が出来ていました。以前は奥にあったんですが、道が荒廃したからでしょうか。奥の施設もそのまま存続しているようでした。

ここにはかつて東屋がありましたが10年以上前に朽ちました。大気汚染観測の場所にはベンチがあってよくお昼寝していたんですが、それもありません。
残されたのはこの水場だけです。ボトルの水を入れ替え、途中で勝って残っていたミルクティーを水に浸して冷やしました。


おにぎりと調理パンを食べてゆっくりした後、トンネルを抜けて道の様子を見てきました。


左は林道が少し伸びて犬越路の登山道へ繋がっていて、以前空身で登ったことがあります。50mほどで林道は自然に返りつつありました。


右は神ノ川ヒュッテまで続く林道で、1kmくらい舗装の後にダートになります。
ここは200~300mくらい行った所で車が通った跡があります。5年前もこんな感じでした。


舗装が切れる辺りですが、ここは車が入った形跡はありません。即ち林道の修復は行われていないということです。細いタイヤの跡が奥へ続いていましたが、下から来たのか、下へ向かって行き引き返してきたのか分かりません。


その先の様子。


神ノ川ヒュッテまでずっと押して下れたとして2時間。走れない林道には興味がありませんので引き返しました。


その後、調べたら参考になる情報がありました。これを見たら自転車で行く人はいないでしょう。

さて、来た道を下ります。緩く長い下り、道の状態も良いので快適♪
箒杉へ立ち寄りました。近くで見ると太さに圧倒されます。木は種類によっては短命ですが、杉は長寿ですね。屋久島の杉も樹齢2,000年超らしいです。


大滝キャンプ場。高校生の頃にあそこに数人でテント泊し、犬越路を越えました。ぶとぼそ氏らはランドナー、僕はロードにザック。あの頃から林道は荒れていて土砂で埋まっているところが数ヶ所ありました。このまま廃道となってしまうのか。

行きに探していた牛馬頭観音がありました。法面補強が出来て それに目を奪われて気が付きませんでした。


牛よりも山羊っぽい角です。


丹沢湖から大野山方面。向こうからもこちらが良く見えます。最近ドローンに嵌っているトリプーさんが、あそこで飛ばしたいと言っていました。LINEしましたが今日は出かけなかったとのこと。風が強いですしね。


行きに潜ったトンネルの隣りの旧道、三神隧道を潜りました。


南側、横に階段がありトンネルの上には窪んだ三神峠が見えます(こちら側からは登れません)。


以前見つけた石碑を探したら階段の上の方にありました(記憶が薄れています)。


かつてこの峠は麓から玄倉へ行く要所だったようです。その後調べたら峠にも幾つか石碑があるとのこと。トンネルの玄倉側には踏み跡があったので次回は登ってみようと思います。


さて、後半です。犬越路を上っている時は疲れてきて帰りはR246でそのまま帰ろうと思っていました。でも「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で、大野山山腹ルートへの激坂を上り始めました。
入口の激坂をじりじり上って行くと集落の手前に道祖神があります。馬頭観音に角があるのは当たり前ですが、道祖神に角が生えたものは珍しいです。しかも造形が細かく二人とも少女のように見えます。


民家の前にタコウィンナーがたくさん落ちていました。本物そっくり。


細い農道を上って行くと谷峨の町と右上の高台に集落が見えます。あそこへも行ってみたいなぁ。


ピークは風通し良く日陰もあるのでしばらく休憩しました。残念ながら眺望は利きませんが。


腰掛て買っておいた甘い菓子パンを食べました。


大野山の山腹を行く道は幾つかの集落を結ぶ道で、ここは麓から大野山へ上る車道と交差するところです。ここだけは眺めが良く江の島やその先の三浦半島、更に房総半島まで見えます。


大野さん宅の茅葺も健在です。


地形に沿って曲がりくねった道を水平に進んでいきます。所心に車がすれ違うスペースがありますが、殆ど出会ったことはありません。


大野山一帯は地形が隆起してできたもので、削って作られた道の横には玉石が多く覗いています。


最後は急降下して山北から八丁へ続く道へ降り立ちます。


おっと、危ない。小枝がスポークに絡まっていました。フェンダーやステーを壊すところでした、運がいい。


山北橋のT字路に戻ってきました。右の鄙びた家の主が日陰に腰かけていました。メガネの端からこちらを凝視していたので、カメラを向けるのを止めました。


山北の緩く下る一直線路を飛ばします。来るときは難儀した風向きはそのまま、即ち追い風!


快調に走って松田のコンビニでアイス休憩。暑くなると食べたくなる「白くま」。ちょっと高いですけどね (^^;


帰途は同じ道を帰ります。朝遊んでくれた馬くん達と再び戯れました。


リカンベントのシートが帆のように風を受けてぐんぐんスピードに乗ります。強かった風は更に強くなったようで、信号待ちで危うく立ちゴケしそうになりました。厚木を過ぎ、座間を抜けて明るいうちに帰宅出来ました。朝2時間早く出て余裕あるサイクリングができて正解でした。

05:30 出発
08:54 山北橋
10:21 箒杉
10:40 林道入口
11:24 犬越路隧道
13:00 三神隧道
14:51 山北橋
18:00 帰宅