幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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巌道峠-志田峠

朝起きるとどんよりした鉛色の空。予報でも曇り空の一日です。ベランダから山方面を眺めると丹沢には雲は掛かっておらず、相模原方面の空は明るい。念のため雨具を携行して出発しました。

ルート 117km △1,793m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


町田街道を相原まで走り、左折の角のスーパーがあった交差点。その後は工事が進んでいましたが、どうやらコンビニが出来るようです。この場所に出来るといいですね。僕にとっては大歓迎。

川尻八幡宮の前から緩く下っていくと、後方から見慣れぬ車体が迫ってきました。慌ててカメラを構えてパシャリ。サイドカー


藤野から日連へ渡ってのんびりモードで坂を上っていると足元に何やら落ちています。オトシブミ(落とし文)です。

何度か解いて中を見たことがありますが、何も見つからないことが多いんですよね。小さな卵が一つ入っているそうですが。
綺麗に葉っぱを折りたたむ様子を見てみたいですね。

シュタイナー学園の前から上野原の街と権現山を望みます。そらは雲が多いですが、朝のような鉛色ではなくなりました。時折り雲間から青空も覗いています。


上野原方面から反対側を向くとぱっちりと開いた目があります。が、何時もとはちょっと違って見えます。


あ、目が光っています (@_@) 人々が悪さをしないように目を光らせているということでしょうか。昨今悪いニュースが続いていますからね。


奥牧野へ出る手前、緩い坂を上っていると前方からロードの人が下ってきました。近づいてくると右手を挙げて挨拶してきました。ニッコリと笑顔付き。もちろん僕も右手を挙げて返します。お互いに嬉しい気分になる時です。

先週は信州だったので再び淡い緑の中を走れましたが、こちらの新緑はだいぶ色濃くなりました。


ぱぱろうサン情報で店仕舞いしたと聞いていましたが、その通りのようです。毎回ここで一休みして激安自販機で飲み物を買っていたので残念です。前川橋も通行できなくなってしまいましたし。淋しいです。


少し先、明るく開けて一古沢にある自販機で一休みします。ここは激安ではありませんが仕方ありません。今後はここが一休みポイントになるのかなぁ。


秋山川を渡り巌道峠方面へ向かいます。入口の富岡は広い棚田が見れる地域で、一番奥の高台にある墓地まで上ると一望できます。

四角い田ばかりなので、よくある曲面の棚田とは異なりますが、それでも山間部でこれだけの面積があるところは、日帰りサイクリング圏内では他にありません。


山間部の田は水を引く必要があります。まさかポンプで上げる訳にはいきませんからね。ここでは山を越えた安寺沢川から水路で引いています。


巌道峠へ向かって進んで行くと、安寺沢でも小規模ながら棚田が見れます。そしてその一角にはこれ。♡ハート池。

最初に見つけた時は、何キロも離れた藤野近くに「こっちよ♡」という小さな看板を見つけて浮かれ、忘れた頃にこの池が目にとまりました。皆さんも巌道峠へ行く際には探してみてください。

上りの勾配がきつくなる前に小休止してお握りを食べました。


今回は出発が30分ばかり遅くなったのでお腹が減って峠までもちません。


次第に民家が少なくなり最後の一軒から急勾配が始まります。その家の軒下を見ると…


なんと、うどん・そばを提供していたお店だったんですね。何度も通る場所でも目線を変えると新たな発見があります。それには気持ちの余裕が必要。


じわじわ上ってビューポイントに到着。上って来た安寺沢方面を望みます。小さく目をこらすとさっき走った道も見えました。あそこからこちらも見えましたから。


巌道峠です。ここまでオートバイが一台抜かして行っただけで、静かな峠道を楽しめました。


久しぶりに峠右上にある鉄塔まで登って昼食にしました。山を越えて少し冷たい風が吹いていますが、小さな斜面を背にすると大丈夫。

正面の大室山は丹沢山塊の端にあって人気はありませんが、丹沢の北に位置する上野原界隈からは雄大な印象の山として見ることができます。
右方面が道志村です。数年前に行方不明になった少女のニュースが毎日のように流れていますね。その間も何度も近くを通っていました。捜索のチラシは周辺だけでなく県内広くで目にしました。ようやく、という感がありますが、親族にとってはやるせない気持ちでしょう。

さて、峠の激坂を下って道志みち。なんとなく何時もより交通量が少ないです。連休が終わった翌週だからでしょうか。

両国橋の後の短い上りで後ろからナルシマフレンドの集団に追いつかれました。先週に続きナルシマとは。でも今回はハイレベルな集団のようでした。下りで追いつき、続く上りでは惰性でこちらが横に並びます。どうもリカンベントはこうした下りから上りに変わる場面でロードよりも利点があるようです。

ナルシマから離脱して青根で小休止。いつもの商店の自販機には飲みたいものが無かったのでこちらに来ましたが、同様に飲みたいものがなく、しぶしぶコーヒーにしました。


アップダウンが続き、山沿いから開けると青根。ここからは集落内へ入りました。見るものが沢山ありますからね。


黄緑と桃色も相性がいいですね。


青野原でトイレに寄ると、お祭りの準備で綺麗な女性が踊りの稽古の最中でした。周りには鼻の下が伸びたオジサン達がいたので、僕が代表して「綺麗な方ですね~」と (^^;   向こうが笑顔になるとオジサン達も笑顔になります。


なんとなく気に入っている曲がった十字路。角の床屋は赤白青のぐるぐるが回っていました。まだやっている???


その後、鳥屋へ出て先日発見した裏道。家へ近づくにつれてそらが再びどんより鉛色になってきました。


続いて長竹の川沿いへ降ります。茅葺はなんとか健在。


ニローネは先客がいたので青空ステージの方で甘いのを食べて休みました。


隣のお地蔵兄弟(夫婦?)は華やかになっていました。けど、お賽銭を持って行かれちゃったらしい。


あぅ、、、ヘビが死んでます。かなり太くて長いヤマカガシです。

調べたら150cmくらいに大きくなるそうで、これもそのクラスでした。アオダイショウは200cmまでになるそうですが、そんなのは見たことがありません。この150cm級ヤマカガシでも、そうそうお目にかかれません。幼少の頃に一度、大人になって今のマンションの近くで一度、このサイズを見たことがあります。どうもヤマカガシは太いようです。アオダイショウは細長い。
そしてヤマカガシの毒はマムシの3倍、ハブの10倍だそうです。幼少の頃に捕まえて家へ持ち帰る途中で咬まれましたが、今僕が生きているのは運が良かったということでしょう。

今回は愛川へ下らずに志田峠へ上りました。というのも、愛川へ下ると河岸段丘のイヤラシイ上りがあるから。


志田峠を下って三増へ出て、水道みちをゆるゆると下っていると、行きとは違ったサイドカー。というか普通のサイドカー。子供を乗せているのか、はたまた可愛いお人形か。


座架依橋を渡ったら最後の河岸段丘を上って座間経由で帰りました。

最後、自宅近くのコンビニでビールを飲むのが最近のお決まりになってしまいました。汗をかいた身体にアルコールが染み入り、いつになく美味しい~。もちろんその後は50m歩いて帰宅。家に入るとシャーっという音。息子がローラー台やってました (^^;

07:47 出発
12:57 巌道峠
16:04 志田峠
17:29 帰宅