先週は身体の様子を確認しながらポタリングだったので、今週からは通常に戻りたいと思いましたが、一年で一番暑い時期なので正直不安がありました。この猛暑の中を走れるのか? まだ自分の体調に自信がもてないからです。
しかし、朝目覚めると空は雲が多く日を遮ってくれています。ラッキ~♪ 午前中は暑さを感じることなく走れました。
ルート 113.6km △1,739m
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美山通りのアップダウンの後、戸沢峠の手前を左折して美山町の工場地帯を進みます。日曜なので大型車は走っていません。戸沢峠と同じ峰を越える小さな峠がありますが、こちらの方が車が来ない分落ち着いて走れます。それに日影です。
台風が通過したので水は濁り気味。トンボのカップルが行ったり来たり仲良く戯れていました。
下り途中にはトライアル練習場があり、この日もトランポのワンボックスとトライアルバイク(オートバイ)が準備中でした。ここを通る時は朝なのでアクションライディングはなかなか見れません。
冬は嫌いな杉林ですが、夏は大好きになります (^^;
林道糀谷山入線(こうじだに やまいり せん)
小峰峠は旧道を選びました。前回は新トンネルを抜けたので。蛍光灯はまだ灯っています。
秋川の賑わいはこんな。お盆休みも最終日なので家でゆっくり過ごす人が多いんでしょうね。
五日市のコンビニでお握りを一つ食べ、菓子パン一つをシート背面ケースへ入れました。昼食は遅くなると思いますが相模湖畔の見晴しドライブインです。
入山峠へ向けて盆堀川に沿って進みます。一軒ある茅葺民家は健在で、良い状態を保っているようでした。
ここの沢伝いは木陰が多く冷たい水が流れて気温が低いので、よく夏の暑さを避けて走る時に来ます。川遊びする家族連れにも人気な場所でしたが、今回は様子が違っていました。路肩に三角コーンとトラバーが設置されてマイカー駐車を拒絶していて、川へ入れていた場所には立入禁止テープが張られていました。完全拒否という感じ。地元の人に嫌われずに遊ばないと こういうことになります。
木々が呼吸した新鮮な空気が、沢水で冷やされて、なんとも贅沢な道を独り占め。
直線の上に道が見えました。沢を折り返す所も近い。
少し手前でパニアバッグ装備のクロスバイクをすれ違いました。リカンベントにびっくりした様子で、直ぐに言葉が出なかったようです。
伐採地は展望が効いて気持ちいい眺めになりますね。この後は何を植えるのでしょうか。また杉?
展望地からはほどなくして入山峠です。今日はハイカーもサイクリストもおらず、ひっそり。
下りはいつもあっという間です。少し休憩して買ってきた菓子パンを半分食べました。
意地悪小娘風 馬頭観音はお気に入り。
実は小娘ではないようです。鬼ころしが好きなようですから。
醍醐の集落と、先ほどの盆堀の集落。どことなく似ていると感じるのは、川面が低いからでしょうか。
籠渡しと言うようですね。人が乗るのか、物資だけか。
公衆電話がありました。今まで気が付かなかったので最近設置されたのでしょうか。台は比較的新しいものでした。スマホを見たら圏外でした(ドコモ系)。
遠い昔は川が近かったのでしょうか。
こちらの茅葺民家は終わりが近そうです。
醍醐林道に入ったところで小休止していたら山サイの方が下ってきました!
RAVANELLOに古いパーツをふんだんに使ったパスハンターです。メンテしながら40年近くは乗っているでしょう。僕はパスハンティングは年数回になってしまいましたが、まだこうして極僅かですが当時のパスハンターが生き残っています。
この特徴的な自転車を見たら「○○さんだ」って分かる人がいるでしょうね。
ステムは3tttだそうです。初めて見ました。
興奮冷めやらぬ中、激坂を上ります。今回は入山峠を越えてきたこともあって、急な所は押そうと決めていました。それでもクタビレました。勾配が緩くなってからも意外に長いです。
誰もいない和田峠も珍しいです。
山の辺の道へは入らずにダウンヒルを楽しみました。途中のキャンプ場前のS字が好きです。豪快に下ってきた所にあるシケイン。勾配が急になりますが見通しが効かないので制動し、でもコーナーはきついので車体を傾けてクリアします。リカンベントは低いので傾けると路面が近づいてきます。手を伸ばせば届きそう。
そんな風に下りを楽しんでいると、道が細くなったところで前方からミニパトがきました。停車してくれたので、右手を上げてすれ違いました。
踏切を渡ってR20号、ICからの上りを頑張って上り、
既に14時半ですが見晴しドライブインへIN。タンメンが美味しかったので三連続でいただきましたが、今回はイマイチでした。スープが美味しかったんですが、前とは味が変わった感じ。やはり同じものは二回までが丁度いいのかも。
お腹いっぱいの中、会計時にいただいた缶コーヒーを飲みながら相模湖を見晴します。ここはボートが盛んで、ソロが何艇も練習していました。後ろ向きってどうなんでしょうね。
道志大橋の下りでハンドルが揺れる感じがして渡った後に左折したところで停車しました。前輪はパンクしていないしスポークも折れていません。気のせいかな…
津久井湖の下り、やっぱりおかしい。左耳に注意すると路肩に反射して聞こえるロードノイズからも異変が察知できました。ヤバイ、後輪だ。
空気が抜けた状態で数キロ走ってしまいました。薄いタイヤサイドは縞々に模様が付いてしまい。取り出したチューブも縞々になっていました。バーストしなかったのが幸いです。
さて、チューブに開いた穴を探します。パンクではこれが一番やっかいです。ポンプでチューブに空気を入れて膨らませ、チューブのトレッド側を鼻の下に近づけて空気漏れを探します。大抵は一週やっても分かりません。今回は一週した後に鼻の下ではなく脚の触覚(すね毛)が察知しました!
バルブのちょうど反対側なので、タイヤのその辺りを見たら直ぐに発見。慎重に取り除くと、小さな植物のトゲでした。耐パンクベルトが入っていないのでこんなものでもパンクします。チューブレスレディのシーラントでも塞いでくれるでしょうね。
トゲを取ってしまえば安心です。タイヤはタイヤレバー無しで簡単にはまるし、空気圧計付きのポンプで5気圧まで入れればビードは上がってくれます。空気圧を調整して完了。
しかし、ここでふと思いました。普通のチューブではこうして空気を入れて漏れている所を探せますが、最近話題のTPUチューブは単体で膨らませるのはご法度らしいです。TPUは伸縮性が乏しいのでタイヤ径以上に膨らませると元に戻らないからです。ということは、パンクしても穴を探すことができない?
相原まで戻ってくると祭囃子が聞こえてきました。JR横浜線を渡ったところで山車が準備していて、おかめ、太鼓、鐘、笛、がそれぞれを披露しています。最近は笛を吹ける人が減っていますが、年配の男性がいい音を出していました。楽器はその経験がある人にしか良し悪しが分からないものだと思います。僕はピアノの良し悪しは分かりませんが、篠笛の良し悪しは分かります。
中学生当時、いやいややっていた祭囃子でした。父親と一緒に習いましたが、もちろん僕の方が習得が早かったです。父は夢の中でも笛を練習していて、夜中に音の出ない笛を吹く「ヒュー、ヒュー」というのが聞こえた、と母が言っていました。
信仰の山、大山へ続く地域ではどこも元は同じ曲。それが少しずつ師匠の好みで変えられて独特のものになっています。それを聞き分けつつ楽しみます。
なぜ吹かなくなったか、それはこうして休みの日に駆り出されるからでした。盆、正月。勝手なものですよね。止めたのにこうして聞くと落ち着きます。ずっと聞いていたいです。
猛暑は午後に少し感じた程度で、昼食の後には日差しが傾いて暑さも和らいでいました。しかし、体力は落ちていました。距離も獲得標高も大したことはない一日でしたが、疲労感、得に脚の疲れは160kmくらい走った感じ。徐々に戻さないと。
07:37 出発
10:07 五日市
11:39 入山峠
13:57 和田峠
14:35 見晴しドライブイン
18:10 帰宅