幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

ALFINE内装ハブギヤのアクスルユニット交換



QUARKパスハンターには長らく内装ハブギヤ SHIMANO ALFINE SG-S501 を使ってきました。
装着してから4年半くらい。距離は凡そ 25,000km くらいです。

メンテナンスフリーだと良く言われていますが、機械製品にそんなことはありません。
日常的なワイヤー調整や球当り調整、定期的なグリスアップやシェル内部への水の侵入を確認することも大切なことです。

昨今、ロー側へ変速し難い状況が多くなってきたのと、寒い季節に変速時にギヤが噛まない現象が時々発生します。
この内装ハブギヤはローノーマル、即ちローがデフォルト、ロー側が最もスプリングが弱いということです。
シフターを緩めていくとローに戻ります。普通はこの逆です。

ローノーマルの良し悪しは別として、ロー側へ変速し難いということは、内部のスプリングのヘタリが考えられます。
シフターやワイヤーの抵抗も考えましたが、シフターを分解清掃してワイヤーも汚れを落としても変化は感じられませんでした。
 

アクスルユニットの交換

スプリングが収まっている心臓部を交換です。ここはユニットでしか購入できません。これ以上の分解は素人には無理なのです。
以前ジャンクで買ったALFINEは内部が錆びていて、心臓部は大丈夫でしたがアッセンブリーされているギヤが錆びていたので、ボツ。




シマノからはスペアパーツリストが公開されていますので、型番を調べて発注しました。
下記PDFの ⑧番 です。

ALFINE 8-Speed Internal Hub
https://si.shimano.com/pdfs/ev/EV-SG-S501-2788C.pdf


分解と組立ては YouTube にあります。
こちらはNexusグレードのものですが、ALFINEとほぼ同じなので参考になります。
https://youtu.be/zyE5AUhWHOI


実は以前に、ALFINE Di2 の部品を交換し、非 Di2 にしたことがあります。
https://inter8.hatenablog.jp/entry/20160903/1472996371


この時のパーツと同じですし専用工具もあるので難しいことはありません。




あれ? ワッシャの形状が少し違うような…
外してみると案の定。右が新しいものです。



ちなみにこのワッシャ、ジャンクで買ったものとも異なります。知る限りでは3種類存在します。
どれも互換があるようですが、組立て時に間違わないように形状を変えたのでしょう。

新しいものは表裏を間違えて組むと明らかにおかしいことに気が付きますが、古いものは裏で組んでも僅かな違いしかありません。
その違いとは、下記の写真中央にあるツメの円周部が面一にならないのです。


 

シフター SL-8S30 の交換

内装ハブギヤを組み立てたら、次いでシフターも交換します。
こちらもだいぶヘタってきて、変速時のひっかかりが弱くなって、パチンパチンという感触が薄れてきたんです。

このシフターも既に生産終了で、アップグレードされた SL-8S31 がありますが、僕にとってはダウングレード。
グリップ部が長くなってしまい、ハンドル幅が短い僕のパスハンターには装着できないのです。

写真の左が SL-8S30(旧)で、右が SL-8S31(新)。




丸っこくて可愛いシフターですよね。でも黒いでしょう。これしか入手できなかったんです。セカイモンで海外から取り寄せました。
国内の価格の4倍かかりましたが、唯一無二の製品なので仕方ありません。

SL-8S31は以前間違って購入してしまったんですが、部品取りとして眠らせておいたんです。
カバーを入れ替えてシルバーにしました。




 

試走と再調整

内装ハブギヤとシフターを新しくして気持ちよく走り出します。 が…

あれ? なんか、落ちないぞ。
6~8速でロー側へ変速し難い。これを直したかったのに、直るどころか悪化している感じ。
1~5速では好調です。

う~ん。
直ぐに帰宅して再調整です。

1~5が好調で、6~8速が不調。シフターのワイヤー周りか?

カバーを外し、ハブ側のワイヤーも外してフリーにして、パチパチを繰り返すこと数十回。
すると見えてきました。

8速から7速へ変速すると、ワイヤーが弛んで戻りません。



8速の場合、ワイヤーは円周方向に180度くらい回されています。回された先で90度ハンドル中心方向へ折り曲げられます。
1~5速の場合、この円周方向に回されている範囲が小さいので、スムーズにワイヤーが送られるようです。

ワイヤーの弛みは、実際にはカバーがあるのでここまで弛みませんが、カバー内のスペースの分で弛んでいることになります。
この弛みを引っ張って伸ばしているのが、内装ハブギヤの中にあるスプリングというわけです。

以前はギヤの位置に関わらず全体的に戻りが悪く感じていましたから、ワイヤー周りとスプリングの相乗効果だったようです。

カバー内の遊びスペースを無くす改良をすることも考えましたが、まずはオイルを注してみました。
すると大分抵抗が少なくなりましたので、これで様子を見ることにします。

次の一手としては、ワイヤーを複撚りに換えてみることでしょうか。曲げに対して柔軟性がありますからね。
後は滑りの良いコーティングされたワイヤーに換えてみるとか。
 

試走(その2)

今度は気持ちよくパチパチ変速します。小気味よい操作感が戻ってきました (^^)




最近はリカンベントばかりで出番が少なくなりましたが、自転車としてのまとまりの良さはこちらの方が上です。
そして、超静か。チェーンテンショナーがありませんからね。チェーンオイルも少しウエット気味のを好みます。

また宜しく頼むよ、ALFINEくん!




清々しい気持ちで高台に上ると、クスノキの大木が強風にごうごう音をたてていました。
風を正面からうけても寒さを感じない季節になりました。