クロモリ等のスチールフレームはラグ付きとラグレスがあり、更にラグレスにはフィレット仕上げというものがあります。これはチューブをロウ付けやTIG溶接で接合した後に、ロウを盛ってヤスリを掛けて綺麗な曲面に仕上げることです。
ケルビムが気合を入れて製作したフィレット仕上げは素晴らしく文句のつけようがありません。
う っ と り (ˇᴗˇ)
チューブとロウ材は色が異なるため製作時は綺麗に見えていても、いざ塗装すると曲面が変化する部分が見えてしまうことがあります。これを塗装後にも綺麗になるように製作するのは大変な作業であることが想像できます。
フィレット仕上げにすることで美しくなることに加え強度が上がります。接合強度もそうですが、応力が分散されますので、フレーム全体の強度が上がります。
デメリットは、チューブを余分に加熱しますので性質変化があり得ます。硬くなったり粘りが無くなったりすると聞きます。実際にどの程度の影響があるかは僕には分かりません。
もとよりカーボンフレームはフィレット仕上げしかありませんので、こうした仕上げの特別感は薄れました。しかもカーボンフレームではケーブル類が内臓されてスッキリしていて正直綺麗だと思います。僕は曲面や丸みに魅力を感じるようです。車でも最近の直線基調なスタイルよりもシェルビーコブラとかが好き。なので先日作ったシート背面ケースの曲面は大満足なんです (^^)