幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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タイヤ周りの あれこれ


チューブレスレディ(液体のシーラント入り)が人気ですが僕はあまり気乗りしていません。タイヤの中に液体を入れることがどうしても引っかかるんです。

これをみてしまうとねぇ…


でも乗り心地が良くなるというのは皆さん共通の評価なので興味はあります。
そんな中、ごく最近のレースでチューブを入れている人が多いらしいです。どういうこと?

多くのプロと同じように、私もチューブを入れています。しかし、石畳のレースでは、新しいチューブレス 31 mm オロンド グレード タイヤがとても楽しみです。

※ 記事の後半に出てきます。

 

興味深いことに、先週末のトスカーナのグラベルロードを巡るストラーデ・ビアンケレースでは、女子優勝者のロッテ・コペッキーを含め、かなりのライダーがインナーチューブを装着して走行していた。ただし、大部分はチューブレスタイヤを履いていました(チューブラータイヤもいくつかありました)。明らかに、3 つのタイヤ システムはすべて、グラベル上でもプロ向けに機能します。

 

ソウダル・クイックステップは、タイヤスポンサーがチューブレスで走ることを望んでいるにもかかわらず、チューブ付きクリンチャーを使い続けています。


これらを読むと、チューブレスレディのタイヤは空気漏れを防ぐケーシングを使う為に重量や柔らかさを犠牲にしているようです。そのため転がり抵抗が増えてしまう、ということです。そこへ満を持してリリースされたのが上記の Orondo Grade というタイヤ。ふむふむ。

更にここで新たにTPUチューブがリリースされました。

タイヤ内で飛び散るシーラントによって抵抗が増し、チューブレス タイヤが必要以上に遅くなります。おそらくそれが、多くのプロライダーがチューブでレースをする理由の 1 つであり…


このチューブを使うと乗り心地と転がり抵抗がラテックスチューブと同程度になり、更に微細なトゲによるパンク耐性も高いそうです。チューブレスレディの性能に肉薄し、チューブレスレディのデメリットは無し。

なるほど、チューブレスレディを使いたい人と、使いたくない人、二つの要求に応えたということですね。幸い僕が使う650x32Bに合うサイズもあります。でも高価だし効果を肌で感じられるほど僕は敏感ではなさそうだし…

そんなことが頭の中でぐるぐるしている時に、改めて今野氏のコラムを読みました。チューブラーが最高に決まってるでしょ、と。さすがですね。



話しは変わってリムのことも気になっています。今はアルミのSUNXCDを使っているんですが、これはリムブレーキ用なんです。ディスクブレーキを使っているのにリムブレーキ用のリムを使うことに気持ち的な抵抗があるんです。

カーボンリムってどうなんだろう。ロードバイクではカーボンリムばかりが目につきます。よく転がるそうです。しかし最近ではカーボンで強度を出せるフックレスが多くなってきています。フックレスのフックとはいわゆる HE(Hooked Edge)のフックです。このフックが無い。これは新しい仕様かと思っていたら、この断面は WO(Wired On)に酷似しています。

残念ですが僕が使っているグランボアのタイヤは、WOですがフックレスに対応していません。これはグランボアに確認済みです。フック付きのカーボンリムを探すと中国製に僅かに残る程度でした。名の知れたメーカーのカーボンリムはすんごい値段ですが、中国製でもいいお値段です。どうしたものか…

初心に帰ってそもそもアルミリムとカーボンリムの違いはどうなのか? と調べたら分かり易い情報がありました。

アルミリムとカーボンリムの比較


な~んだ、僕にマッチするリムはアルミの方でした。乗り心地はアルミは柔らかくカーボンは硬いとのこと、重量もカーボンだからといって極端に軽いわけではないそうです。

それじゃぁ、ということでアルミで探しましたが、以前ほど選択肢がありません。650Bで、ディスクブレーキ用で、内幅22mm以下で、高さ25mm前後で、400g前後で…
MAVIC にも DT SWISS にもありません。Velocityはどれもリムブレーキ用だし。

総じて重いものばかりです。ディスクブレーキが流行り始めた頃は、リムブレーキよりも軽量にできるという話しだったのに、現在に至ってはリムブレーキ用より重いものばかりです。

かろうじて見つかったのはこちら。でもセンターオフセットだったり、高さがあったりで欲しいとは思えませんでした。


どれか妥協しなきゃいけないなら、これかなぁ。


でも今のSUNXCDが445gだし、あえて買うほどでもないか。ちなみにカーボンのリムでも400g前後が多いです。