幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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雛鶴峠-道坂峠

3月末、年度末、沸騰化現象で桜の開花が早まった年が続きましたが、今年の3月は気温が低めで推移して桜の開花は平年並みのようですね。
この土日でようやく気温が上がりましたが、再び沸騰化現象となりました。関東地方では27℃になったところもあったようですが、僕も道坂峠の上りでやられてくたびれました。

ルート 147.3km △2,231m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


新しいリカンベントの上りはどうなのか。三ヶ木手前の上りで検証します。ベストを狙うべく手前から速度と力を整えて、いざトライ。抜かしていったロードを途中で抜き返し、上部の勾配がきつくなる個所も調子よく通過して頂上のゴール。久しぶりに目いっぱい120%の力を出した結果は、下限の時速13.0km。Cruzbike T50 とイーブンでした。よかったぁ。

下ってコンビニで休憩して体力の回復を図ります。今日の昼食はお店で食べますので予備行動食の菓子パンを一つ買ってバッグへ押し込みました。シート背面のケースを土曜に製作したんですが完成に至らず来週へ持ち越しです。これができれば昼食を持って走れますのでルートの制約が無くなります。

上りでベストが出たことで気を良くして進んでいると、前方の緩く左カーブした先に低い物体が見えました。背面に△リフレクター。リカンベント?

いたいたいたーっ。リカンベントです! 年に数回はすれ違うことがありますが、同じ方向で出会うのはこれまで一回しかありませんでした。二度目です。嬉しー (^O^)/


「こんにちはー」と元気よく挨拶して前へ。「ブログ見てますよー」と返ってきました。嬉しー。

車が途切れたところで横へでて少しお話ししました。府中にお住まいで、この後は和田峠へ上るとのこと。アクティブなベントライダー(※リカンベント乗りのこと)さんです。僕は雛鶴峠へ向かうので遊園地の交差点で左折したのでご一緒できたのはわずかでしたが、嬉しくて興奮してしまいました。

ランドナー等のツーリング車好きは絶滅危惧種と言われますが、リカンベント愛好家はそれよりも更に少ないです。細々生き続けられるのか。仲間を増やすには一目につくことが一番です。好き嫌いは人それぞれ、格好いいと思ってくれる人が一人でも増えれば、乗ってみたい人も現れるでしょう。
しかし、少数な僕らがこうしてサイクリング途中で出会う確率はごく僅か、奇跡的なことですね。

さて、遊園地を左折すると工事中だった消防署が完成していました。先週の帰途に今までの消防署が閉じていたので、あそこへ引っ越したんだ、と気が付いていました。新道志橋の後の坂を上ったところの消防署です。各地の消防署が最近新しくなっていますが、皆さんモチベーションが上がるでしょうね。今後も不測の事態の時にはよろしくお願いします。


鼠坂は今日も穏やか。ここからずっと農村部の細道が続きます。


春になるとサイクリストが増えます。ロードバイクがわんさかトレーニングしています。周回コースの人もいるでしょうし、少し遠くまで足を延ばす人も。後方に見えたロード達は次第に離れていきますが、上り返しで抜かれまくり。ちくしょー。僕だって18歳くらいの時は速かったんだぜー。ヤビツ30分台だぜー。なんて負け惜しみを頭の中考えつつマイペース。


奥牧野の休憩ポイントでまったりと景色を見ながらコーヒータイム。


ケルビムの提案で付けたカップリング。でも以外と軽量なことと、ステンレスのこの艶でお気に入りになりました。バラすことがあるか分かりませんが。


少し進んだところで、あ、と思い出しました。最近シュークリーム屋さんが出来たんです。コーヒー飲んだばかりだし迷いましたが停車しました。


簡易なお店ですが、いいんです、この地域、この風景の中にあることが大切。


PEKOPEKOという屋号らしいです。


雪をかぶっています。


予想以上のカリカリ感。カスタードは濃厚です。美味しかった~。300円也。


先客のロードバイク女子。風で揺れていたのでお店の中にいた女子に「風で揺れてあぶないですよ」と教えてあげましたが、よく見たらサドルの部分でちゃんとしばってありますね。
ピンク基調のカラーリングはカスタムでしょう。レーシーな仕様ですので競技者かな?


その後もマイペースで余裕をもって雛鶴峠に到着。このあと道坂峠が控えていますからね。


高速ダウンヒルのところですが風が強くてあまり速度が上がりませんでした。


愛車を眺めてうっとり。B面ですがディスクブレーキが付くと表裏関係なくなります。


桜は三分咲きくらい。


意外とキツいピークを越えて中華八起へ入店。今日はキレイなお姉さんがいました (^^)


チャーハンと春巻きにしました。春巻きはしっかりした皮です。あえて要求せずともスプーンがついてきます。


満腹のお腹を横にして進みます。今日は一つ手前を左折してみました。


神社には階段がつきものですが、ここも結構高そうでした。


山際の水路沿いを進みます。いつも豊富な水量です。田んぼへ流す水でしょうか。


峠へ続く道へ出てからも、一つ集落側にある道へ入ってみました。いつもと同じルートでもちょっとだけ初めての道を選ぶと新鮮です。そういう時に役立つのが国土地理院の地形図。


道祖神と馬頭観音。こうした丸い道祖神は山梨県に多いそうです。


道坂峠までの前半は直線的な上りが続きます。川沿いに進む道は総じて勾配がキツいんですが、ここもしかり。更に気温が上昇してオーバーヒートぎみ。走りながらボトルの水を何度も飲みました。以前は走りながらボトルを抜き差しするのは難しかったんですが、今回のボトル配置個所は抜き差しし易いです。

ヘアピンカーブが三つあるんですが、その一つ目がなかなか見えてきません。日向が続いてあぢ~。こんなにキツかったっけ? 身体が暑さに慣れていないのもありそうです。体調の悪化に注意しながら上りました。

ようやくヘアピンカーブが現れると少し日陰があり助かります。二つめ、三つ目を過ぎると勾配が緩くなり楽になります。
前回は脚がパンパンでキツかったんですが、今日は暑さに苦しみました。


道坂峠に着くと、ちょうど向かいからロード氏が来ました。その後一人、また一人。道志みちで山伏峠へ上るロードは多いですが、最近はオートバイやマイカーが多いですから、道坂峠へ上ってくる人も増えつつあるのかもしれません。

トンネルをくぐって絵馬チェック。


字が子供っぽくて可愛いですね。


少し上級生っぽい。


年始の願い事がゲームかぁ… いやいや、eゲームで頂点を目指すのもいいでしょう。


さぁ、苦しんだ上りのご褒美の下りです。道坂峠からの下りは日帰り圏内で最長にして最高に気持ちいい。道志みちへ出るまでのワインディング、道志みちの高速コーナー。


道志みちへ出る交差点、停車する時に出した左足が滑って、あ~ (>_<) 倒れてしまいました。でも寸前のところで愛車が地面へ接触するのをこらえたので損傷無し。ふーっ。
でも変な所へ力を入れたので脚が攣りました。イテテテテ (>_<)

道志みちはオートバイが多いのでバックミラーで確認しながら集団で来るときには最後尾になるまで要注意です。
途中、水が流れてびっしょりな場面がありましたが、フェンダーが完璧に機能を果たしてくれました。身体にも後頭部にも飛沫なし。エアロな泥除け。

青根の旧道へ入って小休止です。下りでもガンガン走ると疲れます (^^;


愛車を眺めてうっとり。A面はなんといってもチェーンホイールが顔ですが、端っこにあるので主張は少なめです。ディレイラー無いし。チェーンテンショナーをシルバーにしようかなぁ…


ハンドルが少し曲がっているのに気が付きました。上りで引っ張ったり押したりしているので少しずつ曲がってしまったのかもしれません。携行工具でボルトを回そうとしましたが柄がサイコンのブラケットにぶつかってダメでした。携行工具はこういう時に不自由します。

それとハンドル自体が左右で開き具合が違うようです。このハンドルは狭過ぎたので力わざで広げたんですが、その時はちゃんと計測して左右同じくらいにしたんです。転倒させた時に曲がったのか、経年で曲げ戻しがあったのか。ハンドルも新しくしたいなぁ。

青根からは少し上り返してから、再びダウンヒルが続きます。時間に余裕があるので青野原からは旧道へ入って帰途につきました。


07:29 出発
09:28 鼠坂
10:17 奥牧野
11:37 雛鶴峠
12:15 八起
14:20 道坂峠
15:19 青根
17:57 帰宅