幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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保福寺峠-青木峠-花川原峠

春の車載トリップ二日目は、序盤に保福寺峠、中盤は青木峠から筑北へ続く長い林道、終盤は善光寺街道の脇役の花川原峠。
夕食をスーパーマーケットで買うことにすれば、食事処の時間を気にしなくていいことになり、前半まったりと脱力して進んでいたら後半に時間が押してしまいました。

ルート 102.3km △2,439m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


今日も朝から快晴の空が広がりました。昨日よりは若干空気が霞んでいますが上出来です。


水を張った田んぼに写る北アルプスもばっちり。


昨日と同じ山際の細道を逆に南下しますが、しばらくすると途切れて県道へ合流してしまいます。コンビニで昼食を調達し(道の駅に隣接するコンビニは品数がイマイチ)県道を我慢走行して明科へ。

しばらく大味な県道が続き写真を撮るほどの風景もなく、でも交通量が少ないのは良かったです。そういえば昨日も今日もマイカーやオートバイライダーが少ないです。コロナ禍も明けて大手を振って出歩けるようになったのに、以前のようなゴールデンウィークの雰囲気がありません。静かなツーリングが好きな僕にとってはありがたいことですが。

R143を横切って保福寺川沿いになると道も細くなりツーリング気分があがってきます。振り返ると再び北アルプスが見えてきました。


県道ではなく田んぼの中の道を進むと、休日関係なく田んぼ仕事に精を出す地元の方達がいて、リカンベントへの視線を感じながら進みます。


保福寺のメイン通りには集会場があり、ここも味のある建物になっていました。


そして保福寺。仁王様はあまり険しい表情ではなく旅人を歓迎している風にも見えます。


そして山道へ入る手前の津嶋神社。後方では鯉のぼりが泳いでいます。のどか~。


ここから峠道らしくなりますが、その手前で軽トラの人と話し込みました。いつもの「どこからきたんだね?」に始まり、地域のこととか田植え農家のことなど、現実的な話しに互いに日本の行く先を心配しました。


広い道ですが勾配は緩く車が来ない(上まで計3台)ので、新緑を楽しみながらのんびり上ります。


最初のヘアピンカーブの橋に林道の銘板がありました。こうした一つにも昔のものは長く残る作り方をしていますね。字も綺麗ですし。


この一帯は赤松が多く立入禁止の札(茸止山)が100Mおきくらいに貼られています。松茸を採るべからずってことです。


同じような風景に飽きて来た頃、広いヘアピンカーブに一遍水というのがありました。


水はボトルに余裕があるので飲みませんでした。あえてリスクは負いません。


勾配は相変わらず緩く自転車でも苦にならないほどです。車もオートバイも来ません。こういう所へ来る人も減ったということでしょう。

峠が近づくと右後方へ林道蝶ヶ原線が伸びています。最初に来た18歳くらいの時はここから美ヶ原へ抜けました。自転車なら今でも行けるのかもしれません。


ほぼ峠にあるウェストン碑から北アルプスが見えました。


保福地峠はこのように広々した峠らしい雰囲気ですが、木々に遮られて眺望は利きません。


峠の表札を探したらこんな所にありました。記念碑の類はいらないから峠を記すものを置いて欲しいですよね。この程度の作りでは数年で用を足さなくなってしまいます。


さておき、表札を見つけるともれなく昭和ちっくな落書きを見ることになります。


落書きを見て元気になることはありませんが、下りの道の雰囲気はとてもいいです。


道は凸凹が多くてスピードは出せませんが、ガードレールが無く、雑木林の自然林が続きます。


視界が開けると集落が見えてきました。


集落に降り立っても下りはまだまだ続きます。道は良くなるのでスピードに乗って気持ちよく落ちていきます。リカンベントサイコー♪


下界は暑い。下りきった青木村のT字路を左折するところ、右折して1kmくらい下ったコンビニへ立ち寄りました。アイスクリーム補給。そしてアンダーシャツとタイツを脱ぎました。

その後は本来の道へ戻り旧道を青木峠へ向けて上っていきます。


旧道には祠や馬頭観音があり、ほっこりさせてくれます。


車が走る国道は右の方に見えませんが、地形を無視して直線的に作られた道は勾配もきつく自転車向きではありません。旧道は時折り急勾配がありますが、速度を落としてゆっくりじわじわ上れば疲労は溜まりません。


そんな旧道も最後は国道に吸収されますが、それは国道と旧道の区別が無くなったということ。道が細くなり自転車でも走りやすくなっています。
青木峠が近づくと一つ楽しみなことがあります。前回走った時に見つけたものがこれです。


「奇跡の二本松」、なんと表札がバージョンアップしていました (^^)


何が奇跡かというと、後ろ向きになって股の間から除くと、ほらね。手の込んだ表札からは奇跡へ対する思い入れを感じますね。保福寺峠の落書きした人かもしれません。


ほどなく青木峠に着きます。東側の眺望が開けていますが、アルプスが見えないと味気なく感じてしまいます。


トンネルを抜けた所の斜面には石碑が置かれていて、古くから交通があった峠なのが分かります。


さて続くは林道四阿屋線です。「あずまや」と読むようです。「や」しか合ってないじゃん。


入口だけかと思ったらダートが続いています。おかしいなぁ、Googleの航空写真では舗装されていたはずなのに。


山肌に沿って平坦なので進むことにしましたが、ずっとダートだと距離が長いのでどこかで区切りをつけて引き返した方がいいです。

空峠展望台とありますが草木の先にしか北アルプスが見えません。ちなみに空峠は後ろの山を少し登った所のようです。


標高と方角はいいんですが、このように木が邪魔しています。


引き返そうか迷っていると2kmくらい進んだ所で舗装になりました。よかったぁ。
安心して走っていると「丸山展望台」がありました。こちらは視界を遮るものが無く北アルプスが見えました。でも既に午後の日差しと雲が出始めてイマイチです。


続いて「東山展望台」。こちらが一番いい眺めでした。


下に筑北の町が見えました。


集落が見えてくると林道の終点が近いです。


終点にはネットのゲートがありました(始点にはありませんでした)。途中で車が一台停車していましたがどうやって通過したんだろう。
看板には「開けたら閉めて」とありますが…


よ~く観察すると、ナスカンを外すと黒いポールが上へ抜けました。くじけずに理解できた人だけ通過が許される仕組みです。


ダウンヒルを楽しんだ先は坂北駅。線路の向こう側にある道の駅には何度かお世話になったことがあります。集落内を夜に歩いて食堂へ入ったこともありました。そんな懐かしい道を通って線路沿いに進んでいきます。

田んぼの中の一直線。


踏切が鳴るのが聞こえてきて篠ノ井線が走っていきました。


こちらは隣りの西条駅。


軽く中ノ峠を越えます。


この道は善光寺街道というそうで、長野にある善光寺へ通う人達が通った道らしいです。


ハイキングする人がいるようで道標が整備されています。


中ノ峠。頂上にある家はかつては茶屋だったのかもしれませんね。


下って緩く上る直線の集落は乱橋宿。


前方に山並みが見え、もう一つ越える花川原峠は あの山を超えるということか。思っていた以上に高い (^^;


宿場の先はどんどん勾配が急になり結構キツイ。


集落が終わると車道と合流して緩くなりました。
しばらく手前から「立峠」と書かれたものを多く見かけましたが芭蕉が超えたために有名のようです。厳しい峠道とのことで石畳も整備されていました。僕は自転車なのでスルーです。


隣りにある花川原峠です。事前に調べていたらここに何やら立派な石があるそうなので行ってみます。


石まんぼう。明治時代に荷車を通すためにくり抜かれたものだそうです。立峠は歩きでしか登れなかったからこちらに道を作ったということでしょう。


最後の峠を越えると気持ちに余裕が出てきますね。初めての土地の山道を暗くなって走るのは心もとないですから。
峠のこちら側も一直線(ちょっと蛇行)に急降下していきます。


昨日今日で初めての茅葺。綺麗に維持されていますね。山村集落で見たいですが、この地域では殆どがトタン貼りになっていました。


ぐんぐん下ります。


国道へ降り立つと朝に来た道です。下り気味の道を明科へ向かい、逆に上り気味の道を池田へ向かいました。
最後に朝通った山際へ入り、二日間のツーリングを終えました。


この日も夕方になると頭の中はビールになってきます。いや、ビールの映像になってきます。昨日よりも暑くて汗をかいたのでビール欲が強い。
急いで身支度して日帰り温泉へゴー。ビールを我慢しながら露天風呂でまったりし、昨日と同様に帰りのコンビニでビールを買って駐車場へ着くなりぐびぐび~っと。至福!
人心地ついてからスーパーへ買い出し。昨日は鮭寿司にしましたので今日は幾つかの種類が入った寿司にしました。あとは適当にお惣菜を買って食べました。

天気は二日間ともこれ以上ないと思うほどの晴天に恵まれ、走った先の雰囲気も景色も最高でした。しかし ぶとぼそ氏が一緒でなかったのが残念です。秋には一緒に走りたい。

06:55 出発
09:25 保福寺峠 入口
11:06 保福寺峠
12:30 青木村
14:17 青木峠
15:45 坂北駅
17:08 花川原峠
18:20 帰着