幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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池田-鷹狩山-信州新町-犀川

春の車載トリップ。今回はいつも同行してくれる ぶとぼそ氏 が諸事情により参加できなかったためソロで行ってきました。走ったのは二日間ですが、前後はそれぞれ移動日とし、高速道路の渋滞がなく余裕をもって遊ぶことができました。
道の駅池田を基点にしましたが、温泉は車で15分、コンビニとラーメン店が隣接、スーパーマーケットが徒歩200M、夜は車の騒音に悩まされない、という居心地のいい所でした。

一日目のルートは概ね走ったことがありますが、前半の池田から大町までの山際の道を地図で見つけたので期待しました。
中盤はビュースポットの鷹狩山へ上った後、信州新町界隈の農村集落を繋ぐ道。アップダウンが激しいところです。そして欲張って峰街道の表立屋まで足を延ばしました。
終盤は山を下って犀川沿いを国道を避けて細道を選び、一山超えて池田へ帰着します。

ルート 97.1km △2,221m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


朝6:40スタート。この日の走行距離100km弱は見所が多いので厳しいです。早起きしました。
出だしからこの絶景! 空は快晴で雲はまったくありません。田んぼもタイミングよく水を張ってありました。カエル ゲコゲコ。


明科から池田、大町まで一直線に県道が続いていますが、自転車で走るべき道ではありません。こうして少し山際へ入ると生活道が続いていますので、車に気を遣うことなく自転車を走らせ、景色を楽しむことができます。


少し山際へ入るだけで見晴らしがよくなり、田園風景と集落と背後に北アルプスの山々を望むことができます。


もう言葉はいりませんね。


安曇野の代名詞にもなっている道祖神。他、石碑類もたくさんあります。


田んぼへ引く水路もありますので、ほぼ水平に移動できるのも自転車に好都合です。


こんなオブジェもありました。


アルプスが見えることで様々なものが絵になりますね。


道はほどよくカーブしているのも良し。

あ~、楽しかった! この近辺へ行く時は是非とも走ってみてください。

さて続くはビュースポットの鷹狩山です。以前、ルートの後半に上る予定でしたが、時間が押してきて上りませんでした。そして先日shiokameさん達が上った写真を見て、やはり僕も上らねば、と思った次第。


冒頭のスノーシェッドの激坂を過ぎると新緑がお出迎え。自宅付近ではもう色濃くなってしまいましたが、この辺りは真っ盛りです。


所々で視界が開けて再び絶景。


登頂ルートは幾つかありますが、比較的勾配が緩そうな乗越峠を選びました。


渦を巻くように上っていきます。東側の視界も広~い。


登頂! そして展望台へ上るとででで~ん。北アルプスの端から端までの眺望です。


こんなのもあります。

最高の日に上れて これ以上ないだろうという景色でした。後ろ髪を引かれつつ下山。

県道へ降り立つと斜面を利用した棚田が広がります。ここからは過去ルートの逆走り。


お別れしたと思いきや、時々頭を覗かせます。


そしてアップダウンが連続します。上って下って、また上り。


でも信濃新町は集落が点在していて見所満載。農村サイクリング好きにはたまらない地域です。


この先の簡易舗装の凸凹した下りはリカンベントには厳しい。新しいフレームが壊れないようにゆっくり下りました。

そして信級(のぶしな)小学校跡。


二階建てで長い木造校舎が圧巻です。


「峠」を越えていきます。


この新緑の山並みの中にも目を凝らすと集落がいくつも点在しています。茅葺家屋も多いですが、その殆どがトタン張り。10年、20年前なら茅葺の屋根を見れたんでしょうね。


山間に静かに佇む柳久保池。ダムっぽいですがダムではないようです。


ゆるく上っていると山肌の斜めの地層に沿って丸石が並んでいました。これはもしや… 

割ると中に化石がある石かも。いや、そうに違いありません。幾つか転がっていたので思い切り落下させて割ろうと試みましたが、割れませんでした。ガッカリ。

サイクリング再開。奥は鬼無里、戸隠方面でしょうか。


ここは宇内坂という集落。道を外れて集落内へ。


もう住んでいない家が多いようですが、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。


最初に来た時ほどの感動はありませんでしたが、それでも来て良かった。


入口(出口)には道祖神。多様な遺伝子をもらうため、か?


ここにも分校跡があり陶芸家が拠点にしているようです。以前見学させてもらったことがあります。


萩野集落を上り、


新緑のトンネルを抜けると、


峰街道。


そして表立屋。


なんと午後になっても絶景を望めました。以前は桜も満開でしたが、開花が遅いと言われた今年の桜は既に葉桜。う~む。


隣りの菅沼集落も見ていきましょう。


麓までダウンヒルを楽しみ、終盤は犀川沿いの集落巡りです。


車が通らない道は自転車天国。


犀川の水は北アルプスの雪解け水。この水量が同時に移動していることに改めて迫力を感じます。


川沿いとはいえ、集落を繋ぐ道はアップダウンがあります。


この風景に似合う自転車は、通学自転車でしょうか、ランドナーでしょうか、アップライトなプロムナード? それともリカンベントか。


日差しが低く傾いてきて川面に反射します。


各地の集会所もいい味の物が多いですね。


しばらく右岸を走ってきましたが最後は左岸へ渡り、


四人峠を越えて池田へ。


若干雲が出てきましたが、


終日よく晴れ渡り大満足な一日でした。


トラブルもなくこの道程で100km近い距離でも日が暮れる前に帰着できました。身支度して日帰り温泉へ移動して汗でべとつく身体をさっぱりさせ、戻る途中のコンビニでビールを買って駐車場へ着くなりグビビビ。終盤から頭の中はビールが締める割合が増していたんです。そして一息ついてから歩いてスーパーマーケットでお惣菜とビールを改めて買って夕食にしました。前日はラーメン屋でラーメン以外の物とビールを大量消費したんですが、ラーメン以外のメニューが少なかったのでスーパーがあって助かりました。個人的にラーメンとビールは相性が良くないので (^^;

06:40 出発
08:15 大町
09:10 鷹狩山
11:08 信級小学校跡
13:15 表立屋
17:26 帰着

二日目へつづく。