幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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時坂峠-甲武トンネル

先週降った雪で丹沢山塊はアルプスのような惚れ惚れする姿になりました。その後は日々雪が薄くなっていきましたがまだまだ綺麗です。裏ヤビツが通れるなら行きたい所ですが、3月いっぱいは通行止めなので仕方ありません。秦野や渋沢からの眺めは素晴らしいでしょうけど、先日あちら方面へ行ったので、今週は五日市から時坂峠と甲武トンネルへ行ってきました。

神奈川県や東京都に雪が降る時は、太平洋側を低気圧が通過する時です。なので北へ行くほど降雪は少ないので、奥多摩や奥武蔵は丹沢ほど雪はないはずです。人家があって交通がある道は除雪されますので、凍結に注意すればサイクリングに支障はありません。


スタート直後、R246から町田街道へ入る交差点で二段階右折するのに停車していると、ロード氏がやってきました。R246から町田街道へ入るサイクリストは珍しいです。

ロード氏が先にスタートしたので自転車を見ると、最近人気上昇中のEQUILIBRIUMです。でも ぼうらサンではありませんでした。しばらく追走して信号で止まった時に話しかけると、そのフレームはハンドメイドバイシクル展で飾られていたものだそうです。オーナーさんということでしょうか。町田駅の手前まで一緒に走り、ロード氏は町田街道を離脱していきました。

今日は改めてタイヤ(幅33mm)の空気圧を見直しました。リカンベントの乗り始めの頃は前4気圧/後3気圧でしたが、最近は前3.8気圧/後2.8気圧にしていました。これを前3.5気圧/後2.5気圧まで落としました。結果はハッキリ体感できて舗装路の荒れた箇所の快適度が増しました。

これでも Rene Herse Cycles のタイヤ空気圧計算サイトの値の上限くらいです。日常でリム打ちパンクを警戒するのは車道から歩道へ上がる時の3~4cmの段差なので、この様子を見ながらもう少し空気圧を下げてようと思います。

町田街道を終えて美山通りへ入りアップダウンをマイペースで一つ、二つ、三つ、と越えていきます。陣馬街道の交差点近くのコンビニへ寄ろうと思いましたが、旧道から抜け出るところを間違えたら、うまく寄れませんでした。でも少し先にもコンビニがあったのを思い出しました。

今日も昼食時に街に出ていないのでコンロを持ってきました。シチューとおにぎりと調理パンを買い込んで、リカンベントのシート背面ケースへ詰めます。

戸沢峠を越えた後の美山通りの終点付近で脇へ入ります。スロープのように下るところのこの景色が好きです。細い道が緩く曲り、民家とその庭先をぬっていきます。


そしていつものミニスカ地蔵。秋くらいまで雑草が多く生えていましたが、今はすっかり綺麗になっています。もしかしたら除草剤をまいたのかな。


ミニスカ女子は脚がすっぽり土に埋まっていたので、少し出してあげました。脚は見せることで綺麗になります(たぶん)。


この辺りは山の北側なので日影が多く雪が降るとしばらく残ります。途中で凍っている個所がいくつかあって、そんな時は押して歩けばよし。木の電柱も健在。


五日市に到着。相変わらず穏やかな流れの秋川です。


いつも立ち寄るコンビニで小休止して、日が当たる所であんまんを食べていると、二人のロード氏が僕のリカンベントを熱心に見入っています。しばしリカ講座とお喋りを楽しみました。

檜原村役場まで、今回は左岸ルートへは行かずに車が行き交う道を進みました。T字路を右折するとほどなく時坂峠の入口です。この峠道は序盤は薄暗いですが、中盤から日当たりがよくなって急な谷を九十九折で上る道が続きます。


九十九折区間の日影には路肩に雪がたくさん残っていましたが、ここ以外は大して多くはありませんでした。


車道も九十九折、民家から民家へ続く生活路(ハイキング道)も九十九折です。


ガードレールが無いのでちょっと足がすくみます。


本来の時坂峠は写真右上の辺りで、車道を横切って道が続いています。杉が赤茶けていますね。今週末辺りは花粉で霞みそう。


九十九折区間を過ぎると道は右へ回り込んで日当たりが一層よくなります。雑木林の冬の様相は日差しをスルーしてくれてありがたいですね。


車道版の時坂峠に到着です。峠の茶屋はもうやっていません。手前右にあった大きな看板も無くなっています。


最近できたこの展望地は茶屋から少し進んだところにあります。左手奥の尖ったのが鋸山で、その肩が大ダワです。林道の奥多摩側の崩落は改修されたのでしょうか…


いつもは小岩集落へ下るんですが、日影の北斜面なので雪があると思い引き返しました。


途中の公衆トイレで用を足して戻ると何やら落ちていました。クマ鈴です。薄くして嵩を無くし、でも面積は確保して音色も良く。さすがmont-bell。


次いで甲武トンネルへ向かいます。気温が上がって来たので家の屋根からは雪解け水が盛んに滴っていました。


甲武トンネルは大味な道ですが、交通量が少なく勾配も緩いので嫌いではありません。


トンネルを抜けるとダウンヒルですが、上部は縦溝が彫ってあるのでタイヤを取られてバランスを崩しやすいです。要注意。いつもの展望地で昼食にしました。


道端に腰掛けて開けた視界を目の前にしてモグモグ。


今日は北海道クリームシチュー+おにぎり。


後ろは牛舎で、時折りモ~って鳴いています。食後は草が茂った地面に腰掛けてまったりしました。


棡原へ下って井戸へ上り返します。途中の棡原トンネル手前でロード氏とすれ違いました。先方から右手を上げて挨拶をくれ、僕も右手で返します。街中では挨拶は少なめですが、田舎道ではこうしたコミュニケーションがあって気持ちいいです。


井戸のバス停にあるトイレを借りようと我慢して上ってきたんですが…


なんと (T_T)  次は陣馬山登山口にあるトイレか。


青看板のヘタリ感が激しくなってきました。以前は雑草が絡みついていましたから、それを剥がした時にベリベリってなったのでしょうか。


去年のアイスバーン転倒地点を慎重に下って和田峠道に合流。こちらの青看板は比較的いい状態ですね。


最後は旧甲州街道へ上り返して丹沢を展望しました。後半はすっかり空は雲に覆われてしまいました。


焼山から姫次へ続く尾根と、右手は檜洞丸でしょうか。


右手の大室山は雲に隠れてしまいました。雨かな? 低く窪んだ所は犬越路です。


三ヶ木の先、城山付近では雨に降られましたが、路面が濡れるほどではなかったので、止まらずに走りきしました。

年々に暖冬になって降雪が少なくなりましたが、なんだかんだ一回は雪のあるサイクリングを楽しめています。この先はこうしたサイクリングも出来なくなるんでしょうかね。

07:32 出発
11:44 時坂峠
13:08 甲武トンネル
17:59 帰宅