幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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足柄峠-大野山山腹

足柄峠-大野山山腹先週は比較的近い場所を早朝からのんびりツーリング気分で走りましたので、今週は遠い所へビューンと快走しました。ルートマップを見るとアプローチが長く峠や農村部が少ないですが、時間にすると半分以上は農村部に滞在していますよ。

ルート 143.7km △1,965m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。

 

渋沢まで高速移動してR246の旧道を松田へ下ります。この道はなだらかに川沿いを下っていく道で、時速30kmくだいで惰性で進めて快適です。


途中で少しR246を走りますが、また直ぐに旧道へ入れます。その踏切では若い鉄ってちゃんがカメラを構えています。


松田のコンビニで休憩してから箱根を一望する大味なR246を少し走り、今回は新しい道をルートに取り入れました。ほんのちょっとですけどね。

このパン屋さんを期待していたんですが閉店していました。なんていうのはウソです。向かいに高校があるので昔は賑わっていたんでしょうね。


細かい道を迷走しながら進んでいたら右手に古い橋が見えて気になったので行ってみました。この一帯は内川沿いに広く田んぼが広がっています。その下端あたりです。


右下のパラソルが気になって覗いてみたらヤギが草刈りしていました。メェェェェ~って鳴き真似したら反応して振り向きました (^^;


川は護岸のコンクリが無くていいですね。中央奥が矢倉岳。あの左肩まで上って行きます。


こちらにも同じタイプの古い橋がありました。そういえばこの上部にもあって以前パスハンターで来た時に降りて写真を撮ったのを思い出しました。そこまで川沿いの道を進めるようでしたが、水溜まりが見えたので今回はここで上の車道へ上がりました。


数日前の雨から気温が一気に低くなって朝晩は寒いくらいになりましたね。矢倉沢までの道は日向が多くて夏は厳しい道ですが、今回はそんな暑さはなく快適です。

いつも立ち寄る自販機の前でランナー達が何やら騒いでいました。よく喋るオネエサンが数人で「あら、自販機の釣銭がないんだわ」とか、「誰か貸してちょうだい」とか。お兄さんは「後ろの人が待ってますよ」と、僕に気を遣ってくれました。


地蔵堂まで上ってきました。今日はそれほど賑わっていません。そういえば来る途中もロードバイクは少なかったなぁ。こんなに涼しくて走り易くなったのに。


地図を見ると地蔵堂の先で直ぐに九十九折区間になるので、足柄峠は距離的に近いです。道はセンターラインがあるくらい幅があるので勾配もそこそこ。車もオートバイも少なかったので落ち着いて上れました。


さて、足柄へ下って行きます。途中のビュースポットからは富士山がでで~ん。


下りは広い道と狭い道がありますが、毎回狭い道を選びます。広い道のダウンヒルは魅力的ですが、足柄の雰囲気が遠方へ来た気持ちにさせてくれて好きなんです。


そんな遠方気分を味わいながら小山へ。前回見つけて気に入った三軒屋で昼食です。


豊富なメニューから選んだのは、


大好きなカキフライ定食です。薄くてカリカリの衣の中からミルキーなカキがじゅわっと。見た目は大きくありませんが、衣が薄いので実はしっかりしたサイズのカキです。満足。


店を出ると後ろから懐かしい声が聞こえてきました。焼き芋カーです。涼しくなったとはいえ、焼き芋はやっぱり冬だなぁ。

火を燃やしながら走る昭和の風景。現代においてもこれが許されているのが不思議な乗り物です (^^;

R246をだ~っと下り、左折すると巨大な建造物が見えてきました。新東名高速道路です。あの付近だけ重力が無いのか。


道の駅の先から右手の山へ上り始めます。急勾配の九十九折なんですが、国土地理院の地形図には描かれていません。ずっとインチキなまま。

集落前にはお決まりの道祖神があります。ここは双子っぽい少女が並んでいますが、一人にはヤギのような角が生えている変わった道祖神です。


道路の辺りまで上ってきました。橋脚の左右から伸ばして繋げるんですね。
今は静かな集落が騒々しくなるのでしょうか。


今日はずっと山頂を覗かせている富士山を見ながら、大野山の山腹集落巡りです。


前半に高い所まで上ってしまえば後は下り基調です。前回はもう少し早い時期だったのでショウジョウバエ(メマトイ)の集団を引き連れて上りましたが、今回は余裕でした。


登山道との交差点には馬頭観音。大野山を越えて何処へ行ったのでしょうか。


開けたところは大野山へのメイン通りです。ここもひっそりしていました。今週も連休ですが、先週に出払ってしまった感じでしょうか。


大野山山腹の大野さん宅。数年前に拭き替えた屋根は既に馴染んだ色になっています。以前、綺麗な奥様と立ち話をしたのが懐かしいです。「補助金が出れば拭き替えられるんですけどね」と。


以降の山腹トラバース道はこんな風な岩盤を砕いて通してあります。所々には岩から玉石が覗いていますので、一帯は隆起してできたものだと分かります。タモリが好きそうなところです。


集落も点在しているので好きな道です。


時折り車がやってきますのでカーブでは要注意。


最後は深い谷や急降下します。山北から八丁へ続く道です。
下って行くとこちらでも工事が進んでいました。向こうよりも細くて長い。更なる無重力感。あの底の無い足場で働く人達の気持ちを想像すると、こちらまで冷や汗が出てきます。


山北へ出ると何やら のぼりが風にはためいています。何かが「あります。」と。


カールでした (^^; 関東では買えなくなったカール。どこから仕入れてくるのでしょうか。そう言えば先日の菩提のお店でもカールが売っていました。入手先があるのでしょうね。


山北のゆるく長い直線を流しながら帰途モードへ入っていきます。


今回は行きのアプローチと同じ道です。松田ー渋沢間の緩い道も帰途の気分には合っていて、ゆるゆる上っていくのが好きです。渋沢でR246に合流してからは車と一緒に快走モードで帰りました。

07:32 出発
09:27 善波トンネル
10:15 松田
12:06 地蔵堂
12:45 足柄峠
13:25 小山
15:56 山北
19:00 帰宅