春分の日、雲行きが怪しいので短めのルートで、久しぶりに陣馬街道から和田峠へ上りました。醍醐林道経由の方が落ち着いた雰囲気で好きですが、厳しさは上だと思っています。
陣馬街道は思いのほか長く、点在する古い家並みを見ながらのんびり進みました。日曜が良い天気だったことで、サイクリストは皆さん日曜に走って この日は休息日という感じ。道中少なかったです。あと、WBCの準決勝を観戦しているんでしょうね (^^; 僕もにわか野球ファンになって休憩の度にスマホでチェックしました。
ルート 106.1km △1,565m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。
町田街道の終点近く、旧道から更に脇道へ入った所に見事な枝垂れ桜があります。去年チェック済みだったのを思い出して寄って見ると、バッチリなタイミングでした。多くの枝垂れ桜はソメイヨシノより少し早いようです。
高尾を過ぎて美山通りへ入りコンビニであん饅を食べで小休止です。
左折して陣馬街道へ。いつものビアンキカラーの郵便局は外装が古びてきて味が出てきましたね。
陣馬高原下に到着。「下」とありますが、陣馬高原というのは何処をさすのか良く分かりません。調べてみると陣馬山辺りのことを言うらしいですが、ならば陣馬山でいいじゃん。
上りはいつでも厳しいです。『早く終われ~』と思いながらジリジリと我慢走行。ここはずっと杉植林なので薄暗くて路面もしっとり湿っています。時折り前輪が滑るのでスピードをギリギリまで落とすことが出来ないので辛い。
上部になってワンボックスが背後から上ってきましたが、運よくコーナーで広めの道幅だったので、そこで抜かしてもらいました。同時にロードが一人抜かして行き、結局上っている最中はこのロードだけでした。そう言えばハイカーも皆無。
和田峠に到着。ふーっ。
峠で休んでいると醍醐林道からガタゴト音が聞こえてきました。期待しましたが、和田峠の主 ぱぱろうサンではありませんでした。
峠を少し下った富士山遠望ポイント。空も雲で覆われていますが、富士山も雲の中でした。
和田へ下ってからわ山際の細道へ入りました。途中、裏甲州街道の道標がありましたので、地域の人達だけでなく和田峠を越えて旅をする人も歩いた道のようです。
こうしたサイクリングに適した道を探すには国土地理院の地形図がいいです。Googleマップにも載っていますが集落や等高線が記載されていないので様子を想像することができませんからね。
春が足早にやってきています。再来週くらいには新緑の季節へ突入しそう。
この谷の上部は登里という山間集落があります。その昔アマンダの千葉氏が上った記事をNewCycling誌に載せていました。僕も何度か上ったことがありますが、激坂区間は押しでした。押して上がるなら行く必要もありませんが、僕はそこから山道をパスハンティングが目的でしたので。
上の斜面に何やら文字が見えました。
こちらのお地蔵さんはワンカップが好みのようです (^^;
南側が開けた地点。遠くは西丹沢、相模湖は左手奥に隠れています。
ニャンコ達も健在でした。
倉子峠へは向かわず、上りが少ない林道で下岩に出ました。
T字路を左折して再び和田峠道へ。ここの杉植林の暗い下りは先日アイスバーンに気付かずに転倒したところです。左太腿の外側を強烈に打ったんですが、未だに痛みがあります。骨や筋肉ではなく表面に近い部分が、つねったり引っ張ったりすると痛みます。歳をとると治りが遅くなりますね。
R20へ出て昼食はこの「見晴らしドライブイン」にしました。2回目です。
ちょっと気を緩めてカツ丼をいただきました。700円也。
このお店、会計する時に缶コーヒーをくれます。サービス良し!
さて、今日近場のルートにしたのは帰りに ぶとぼそ氏 と会って軽くお喋りしたいと思っていたから。その旨をLINEで送っておきました。
このあとは道志へ向かいます。といっても山梨県の道志村ではありません。神奈川県の道志です。道志川が相模川へ注ぐ近くにあります。
調べたら「河川法上一般にその川の下流部(河口)の名前を使う」ということなので、道志川の命名由来はここの道志集落からとったものと言えそうです。
その道志へ少し上って行くと大きな枝垂れ桜がありました。朝のものとくらべると枝ぶりが生き生きしています。支えもなくしっかりと自立。そして道端には馬頭観音でしょうか。坂を上ってきて一休みしたのでしょう。僕も同じく。
明るく開けた所にラベンダー色の小さな花がたくさんありました。春ですね。
最後は道志川を渡りますが、橋(弁天橋)が新しくなっていました。
道志大橋より一つ上流側にあります。こちらも隣町との重要な橋ですから補修して長く使わなくてはなりませんからね。
近くにある浄水場。この水が神奈川県を潤しています。
その後はニローネ。今日は アロエ&白ぶどう を飲みました。周りの植木が無くなって景色はいい変わりに風をもろに受けます。少し吹いてきたのでウィンドブレーカーを着ました。
愛川町へ下って水道みちで帰ります。広大な田んぼから真っすぐに河岸段丘を上る道の手前で、若者クロスバイク(MTBかな?)を抜かしたんですが、抜かしたからには抜き返されないように頑張ります。が、先方も意地になった風でガンガン迫ってきます。負けじと2速のままぐいぐい。キツイ (>_<) 最後は腹筋が痛くなるほど疲れました。
仁王様へご挨拶し。
下を眺めて一息つきました。ここのソメイヨシノはまだ2分咲きくらい。ゆっくり河岸段丘に沿った上の道で座架依橋まで進み、座間を東へ進んで帰途につきました。
スマホが鳴り、ぶとぼそ氏からLINEの返事が届きました。「OKだよ~」
春先は仕事が忙しい ぶとぼそ氏 ですが、なんとかやりくりしてくれたようです。何時も当日に誘いますが忙しい時は断られます。誘うより断る方が気を遣いますよね。申し訳ない。
ぶとぼそ氏は若い頃から人を引き付ける魅力があります。団地住まいだった頃は土曜の夜になると友達数人が集まってダベリングしていました。寒い季節は部屋へ上がり込んで。この時は断るなんていう選択肢はなく、若気の至りとはいえ悪いことをしたなぁって思っています。
ぶとぼそ氏宅に着いて近所の公園へ移動してダベリング。目の前には細い若木の桜でなんちゃって花見をしながら、趣味のこと、仕事のこと、社会のこと、色々と尽きない話しが続きました。
07:38 出発
10:16 陣馬高原下
10:48 和田峠
12:15 見晴らしドライブイン
13:10 道志
14:00 ニローネ(韮尾根)
19:00 帰宅