幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

子ノ権現-天目指峠

この日も土日どちらをサイクリングにするか、予報と当日の空の様子をみて結果日曜に走ることにしました。
ここ数週間、脚の付け根の筋(すじ)の痛みがありましたが、今回は若干気になる程度で最後まで痛みが出ず、また終盤まで脚に余裕があるサイクリングでした。久しぶりの理想的なサイクリングで心身共に満足度が高かったです。

ルート 139.8km △2,002m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


ほぼ無風の町田街道は快調に飛ばせます。日曜の閑散とした道も快適! 出がけにウィンドブレーカーを着るか迷いましたが、着なくて正解。アンダーウェアと薄手フリースで十分です。

寒くなるとサイクリストは激減しますね。相原まで2~3人しか見かけませんでした。休日に早起きするのは誰でも苦手なようです。僕は家族が起きるので平日も週末も全て起きる時間が同じなので、そのペースを維持するのみ。

R16号のアップダウンは緩いですが、その代わり脚より心拍が上がります。でも御殿峠の上りは時速20kmを下回らない程度のペースにしました。身体を労わって長く走っていられるように。

国道は酷道とも言われますが、日曜の朝の交通量が少ない時には気持ちよく飛ばせるので意外と好きです。
米軍横田基地の直線を走ると思い出すのはデトマソパンテーラ。以前真っ黒なやつが路肩に停めてあり、その大きさは子供の頃に見た時よりも小さく感じました。昔の車はスーパーカーであっても小ぶりだったんです。その頃のは自分の中のランキングは4~5番手でしたが、今は一番好きかも。小ぶりでぎゅっと詰まった感がいいです。

R16号と別れて熊蔵街道へ入ります。快走を終えてのんびりモードへ。
いつも寄るコンビニで昼食を求めましたが無く、代替のものも見つからなかったのでトイレだけ借りて出るはめに。仕方なく笹仁田峠の手前のコンビニまで進みました。

買い物を終えて出ると、作務衣の初老男性が話しかけてきました。
「このテールランプはいいですね」
『ええ、一日ずっと点けっ放しです。』
「目立っていいです。」

テールランプを目当てに声を掛けられることって考え難いですが、これまで何度かあります。もっと他にもネタはある自転車だと思うんですが。

さて、笹仁田峠を下って、今日のご機嫌は如何に。


あぁ…、乾ききっています。残念。ナ○てあげたいところですが、残念ながら○リちゃんへは手が届きません。木の枝を拾って溜まった枯葉や蜘蛛の巣を除いてあげました。キレイにしておかないとね。


コンケーブした屋根が美しい安楽寺


裏手に最高な見頃のイチョウがありました。補色の青空もバッチリ。イチョウは木によって見頃がまちまちですが、毎週走っているとどこかしらでベストなものと出会えます。


子ノ権現までは長い農村サイクリングが楽しめます。小さな谷戸をつめ、小さな峠を越え、日本らしい風景の中を広い視界のリカンベントは最高です。石碑も多いですし。


入間川沿いの小径も変わらずの佇まい。川面の紅が色を注しています。


地形図にも載っている田中製材所。日曜なので機械も休息日です。



一度だけ動いているのを見たことがあります。働いてるなぁ感がある機械です。


かなり古い機械なんでしょうね。ネットで検索してもヒットしませんでした。


竹寺の道を別けて右へ進みます。竹寺もずいぶん行っていません。また豆口峠から入って奥の茅葺を見に行こうかなぁ。


自転車で上る坂を嫌がる人は多いですが、こうして車に気を遣わずにマイペースで身体への負荷をコントロールできると、それほど嫌なものではありません。


また以前の思い出しになりますが、この道にフルサイズの観光バスが入って来ていたんです。その後どうしたのか…

よく見かけるピンクの可愛い草花。石壁一面にカーテンのようになっていて、最初にここで見た時はすごく綺麗でしたが、年によって良し悪しがあるようです。


豆口峠の分岐、標識は見当たらなくなっていました。もう入る人がいなくなったんでしょうか。
分岐からは急激な上りになり、じんわりじんわりペダルを踏み、緩くなった所にベンチがあります。ここで昼食です。


前の家の人がご厚意で開放してくれているんです。ベンチは朽ちてきたものを作り替えてくれました。支度をしていたら下で落ち葉はきをしていたご夫婦が帰ってきたので、
『すみま~ん、ベンチ貸してくださ~い。』
以前、こうして食事していたら、お漬物だったかな、いただいたことがあります。


今日のお昼は北海道シチューです。寒い季節は暖かいものが食べたい。


鮭お握りをIN。鮭は少ないのに結構な主張をしていました。

緑のスプーン&フォークは食べていると折れたり、素材が柔らかいのでたわむし、使い勝手がイマイチです。フォークは箸で代わりになるし、長いスプーンにしようかな。

ベンチは日当たりもよく、お昼寝にもいいところなんですが、冬は日が短いのであまりのんびりせずに切り上げました。

子ノ権現は首都圏屈指の激坂。ホントかどうか分かりませんが勾配28%だとか。前回リカンベントで上れたので、その事実だけあればもう二度目は必要ありません。身体を大切に。


奥武蔵グリーンライン方面。見ての通り奥武蔵は杉の植林だらけなんです。集落の近くにしか自然な木々は残っていません。夏は日陰が多くて涼しいんですけどね。
午後になって雲がだいぶ多くなってきてしまいました。


下って天目指峠へ上り返します。ここで思い出すのは後ろ足が長いネズミ。ぴょこんぴょこんと道路を横断していたんです。こんな不器用な歩き方じゃ直ぐに敵にやられてしまうんじゃないか、って思って道を譲りました。
ネットで検索すると、トビネズミというのに感じが似ていますが、この種は日本には生息していないそうです。とすると、あのネズミは何だったのか。奇形か、突然変異か…

天目指峠に到着。


今日はハイカーもおらず静かでした。


名栗に下り、今回は日当たりのいい川の左岸の広い道を流しました。
公衆トイレを借りた後、オヤツタイム。背後からオートバイの喧しい音が響いてきます。


菓子パンを食べていると、前を走り屋風な若者がオートバイを重たそうに押していきました。きっと音が煩いから家の近くではエンジンを掛けるなって言われているんでしょう。その喧しい小沢峠へ向けて漕ぎ出しました。

吹上峠の旧トンネルも変わりなく。証明もまだ点いていました。
青梅へ向かう途中、イイ感じの小径が目に留まったので入ってみましたが、続く先は民家だったので引き返し。


青梅からは走り易い新奥多摩街道か吉野街道か考えましたが、時間に余裕があったので後者にしました。新奥多摩街道は路肩が広くていいんですが、信号が多くて。吉野街道は農村サイクリングの余韻をぎりぎりまで味わえるのがいい。

旧満地トンネルを抜けて草花通り。途中にある県道を高架で跨ぐシケインは好きなところ (^^; でも今日は車がいて気持ちよくありませんでした。残念。

秋川を渡って滝山城跡のある丘陵沿いを進んでR16に合流すると、現実的な車が多い帰途になります。そんな中、御殿峠の上り口でパニアバック装備の若者がいました。どこかでキャンプした帰りでしょうか。キャリヤの上にはシュラフも積んでありました。最近のキャンプブームで自転車+キャンプも増えつつあって良いことです。

町田街道へ入ると暗くなり要注意な時間帯。メインライトのストロボな点滅は相手を眩しくさせるので点灯に変え、代わりに予備ライトを点滅させて走ります。
それでも視認を誤った車が左の駐車場から出てきて急停止。相手のドライバーがすまなそうに手を上げていたので、嫌な気持ちにはなりませんでした。ミスしたら謝る。これがあればいざこざは起こらないんですよね。

帰宅前にコンビニでビールで一人乾杯。オヤジくさ~。でも止められない (^^;
帰宅すると息子はローラー台でゴーっとやっています。何でもいいです、熱中するものがあってくれれば。
お風呂を出てきたらローラー台を終えた息子が「脚踏んであげようか」と (^^)
走った後の太腿の裏に乗って踏んでもらうのは気持ちいいんです。お互いに踏みっこしました。


07:24 出発
11:57 子ノ権現直下(昼食)
12:54 子ノ権現
13:24 天目指峠
13:45 名栗(開運橋)
17:43 帰宅?