幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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考察 650Aのフレームに650B

650Aタイヤの選択肢が少なくなってしまい、650A派は650Bを羨ましく思う今日この頃だと思います。
ふと、思いました。

650Aのフレームでも650Bを使えるのでは?

径をETRTO(ビード径)で比較すると、650A=590、650B=584
直径で6mm、半径で3mmしか差がありません。
これならブレーキシューの当たり面は何とかなりそうです。


重ねるとこんな感じです。リム幅は 650A=26mm、650B=24mmにしています。
※ タイヤトレッド部分の径の違いは正確ではありません。リムとの兼ね合いで変化します。


図のようなカンチブレーキでブレーキシューを上下に調整できれば問題ないでしょう。
調整できない場合は角度とロッドの出具合で調整できると思います。ロッドタイプのブレーキシューが鍵となります。
上図ではブレーキシューの角度を下向きにして、リム寄りに伸ばしています。

実際に650Bに出来るかどうかは、ブレーキシューがリムへ当たる場所が、3mm下へ当てられるかどうかを確認するのが確実です。

マッドガードのクリアランスは650Aより650Bのタイヤを少し太くすることで解決します。同じ幅のタイヤの場合はガードの取り付け部分のワッシャを厚くして対応できますね。

タイヤを太くする場合はフロントフォークとチェーンステーに干渉しないか確認する必要があります。

ホイール径が変わることでフロントアライメントが変わります。トレール値が変わるとハンドリングに影響しますが、半径で3mm程度の差なら体感できるほどではないでしょう。
BB高さも変わりますが、これも体感できるほどではないと思います。

美的感覚は人それぞれ、ブレーキ本体によりけり。本体の角度が気に入らなかったり、ロッドの角度や伸びしろが気に入らなかったりしますからね。



手持ちの650Aフレームに650Bを入れてみました

初代CHERUBIMパスハンター、コルデラビ650Aオープンサイド。リムは ARAYA KP-80 かな?


グランボア シプレ 650x32B を入れるとこんな感じです。リムはSUNXCD。このブレーキでもシューの角度を調整するだけで大丈夫そうです。


650Bのリムは豊富に存在しますが、高さが低くてシルバーで、更に軽量となると選択肢は少ないです。
僕が使っているSUNXCDは445gで軽量ですが高さがありますし、今はどこも欠品しています。グランボアのリムはどれも重い(490g~)。

パセンティの435g一択でしょう。
https://cyclesgrandbois.com/SHOP/PACENTI_R650B.html


Source: GRAND BOIS