幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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越生から岩井沢

越生まで3時間半、長いファストラン区間を終えて農村地帯です。今回はここからグリーンラインを乗っ越えて岩井沢へ下ります。その後は調子次第。まだ紅葉には早いですが、奥武蔵はご無沙汰だったので。

ルート 159.3km △2,391m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


この民家の軒先はいつも色とりどりの花に癒されていたんですが、やっぱりというか、既に住まわれていないようです。淋しいですね。


斜向かいの路地へ入ります。僕が子供だったころはこうしたガタガタ道がたくさんありました。メインの道路は舗装が進んでいましたが、そこから分け入る家々までは未舗装だったんです。車が通ることは少ないので荒れることはありませんし、逆に適度に踏み固められて歩き易くなります。雨が降って水が溜まれば子供がバシャバシャして遊ぶ。それでいいじゃん、て思うんですけどね。


越生は梅林で有名です。もちろんこの季節は梅の花は咲いていませんので、閑散としていて朝の空気を独り占めです。


久しぶりに来て思い出しました。山猫軒。迷いそうな小径も、これに導かれればいいのです。


ほら、ここにも。


薄暗い植林は奥武蔵には多いです。残念ですが低い位置の山の斜面は殆どが杉。


集落の周りだけが明るいです。


イチョウは木によって染まり具合が違います。早く黄色になるもの、まだまだ緑で頑張っているもの。


龍穏寺も薄暗い中にあります。


暗い中の激坂区間へ。巨石街道だそうです。前回ここへ来たのは6~7年前、最初に来たのはさらに数年前で、まだ一部ダートが残っていました。リカンベントでは初めてになります。キツイ…


沢伝いの急勾配がようやく終わり、明るくなると見晴台に着きました。ここで一休みします。12時を過ぎたのでお握りを一つ食べました。都心方面の眺望が良く、西武ドームも見えました。


見晴台からは勾配が緩くなり、植林と雑木林が半々くらいになって明るくなります。右上にグリーンラインを横目にしばらくすると合流。


グリーンラインを少し走って、


ぶな峠の手前で左へ下ります。林道岩井沢線。国土地理院の地形図は未だに記載がありませんが、この古ぼけた木の道標から分かるようにかなり前から道があります。最初に来た時は林道ではなく地図にあった実線の作業道を押して下り、林道の記載があった地点へ出ました。その後、Googleマップ衛星写真等で林道が繋がっているのを知ったので「な~んだ」ということになりました。


林道の上部は勾配が緩いためこのように走りやすいですが、下部は勾配がきつくなって路面もガレています。一部水流による割れ目もありました。


小広くなった地点でダートは終了です。ここからぶな峠への古道があります。以前はこの道標は道の反対側にあったんですが、折れてしまったのかガードレールに立てかけられていました。「石仏ヨコ」とありますが、その石仏がどこにあるか分かりませんよね。


ここにあります。


馬頭観音です。この脇が古道らしいですが、ここで既にこの程度の踏み跡ですから、上の方は更に分かりにくくなっていそうですね。


ここも薄暗い、というか暗い、沢筋の道を下ると岩井沢です。ここの観音堂にあるイチョウが素晴らしいんです。最初に来て見た時には圧倒されました。以後毎秋見にきていたんですが、次第に木に元気が無くなってきたように見えて、しばらくご無沙汰となりました。


そのイチョウです。まだ元気でした。葉の勢いも良くなっている感じです。色づきはやっぱりまだ早く、2週間後くらいが丁度良さそうです。


観音堂が新しく綺麗になっていました。いいですね。スッキリ。


イチョウの葉が散り始めるとこの斜面が一面落ち葉で覆われて黄色くなるんです。今回はちらほらしか落ち葉がありませんが、日当たりがいいのでここに腰かけて、買ってきたお握りとカレーパンとコーヒーにしました。


さて、この後はどうしようか。時間は押し気味。
一山超えて正丸トンネル手前へ出て正丸峠へ向かうか、いや、ここは初っ端の坂が急だから止めよう。
西吾野まで下りました。


吾野まで下って林道を上って子ノ権現みちへ出ようかと思いましたがR299が少し長いなぁ。R299が短い天目指峠へ行くことにしました。R299は車線中央にポールが立っていて車との共存が嫌らしいですから。


グリーンラインへの上りでくたびれた脚ですが、まだ余裕があります。じわじわ上って天目指峠。


ここへは夕方に来ることが多く、傾いた日差しが丁度良く差し込んでいて意外と明るいです。


名栗はずっと左岸を進んできて最後に橋を渡ります。日が傾いてきて集落も半分は日陰になりました。


あまり好きじゃない小沢峠を越えて、こちらは好きな吹上峠の旧道。


吹上トンネルは照明がついているので怖さはそれほどありません。でも脇目をせずミラーも見ないように素早く抜けます。


青梅へ出て再びファストラン区間。脚の調子は今回も家まで余裕がありました。じわじわペダリング成功。

07:23 出発
10:50 越生
11:42 龍穏寺
13:02 グリーンライン
13:34 岩井沢観音堂
14:49 天目指峠
15:56 吹上トンネル
19:00 帰宅