幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ディスク&パッド交換

ディスク(ローター)は硬いステンレスですが擦り減ります。ミニマムの厚さが1.5mmになると交換するように刻印されています。
1.6mmになったのと、パッドも擦り減ったので一緒に交換することにしました。

パッドがディスクを擦った跡を見ると外周に達してしまっています。パッドがディスクより外側に寄っている可能性大。
ちなみに内側の変色は、以前パッドが減り過ぎてしまい、パッドに装着している板バネが擦れて焼けてしまったんだと思いいます。


パッドを取り外して観察すると、右端は少し厚みが残っています。


左端は厚みが殆ど残っていません。ブレーキ本体が少し斜めに固定されていたことになります。調整未熟。


正面から見ると、上端に段差ができています。やはりディスクより外側に寄っていたということです。


ディスクブレーキ本体をハブ軸方向へ移動させることはできません(この逆はワッシャやシムを挟めばできます)。
マウントアダプターを削ることにしました。上の写真では左上の段差が大きいので、削るのはこちらの片側です(下の写真の左側)。


#40の紙やすりに擦り当てて往復運動。厚みが9mmあったものを8.5mmまで削りました。
これでパッドがディスクからはみ出ずに済むといいんですが。


油圧ディスクブレーキは、ディスクやパッドを新しくするとディスクに装着できないことがあります。これは双方とも厚くなることで飛び出たピストンに引っかかってしまうためです。
擦り減ったディスクとパッドの時、ピストンは多く出ていますので、これを引っ込める必要があります。僕はタイヤレバーを押し当てて引っ込めました。

しかし、ピストンを引っ込めてもディスクとパッドの隙間は僅かしかなく、ブレーキレバーの引きしろが少なくなってしまいました。
また、ブレーキ側のアジャスターを目いっぱい緩めると、パッドの戻りが弱くなってしまいます。
前側は妥協できる調整ができましたが、後ろはどうにもパッドの戻りが弱くて心もとない。
仕方ないので後ろのパッドは減っているものをそのまま使い、前が少し減ってきたら後ろへ装着することにします。