幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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栃木~福島へ 南阿武隈

八溝山(やみぞさん)系から南阿武隈へ。
10月には八溝山界隈を南北に走りましたが、今回は東西にコースを選びました。
この周辺は山間の小さな集落がそこかしこに点在していて、農村を巡るツーリングを存分に楽しめました。
上って下っての繰り返しですが、あまり高い峠はありませんので、次の坂に差し掛かっても気負うことがありません。

コース
https://yahoo.jp/RBoQbH



紅葉は既に終盤で、高いところは冬の雰囲気になっていました。
気温は7℃前後、服装は薄手のフリースで早朝と下りの時だけウィンドブレーカーを着ました。

今回もリカンベントを車載して、デポ地は東北自動車道矢板ICから20kmほどある道の駅。宿はいわき市の外れにある上遠野(かどおの)にとりました。
距離は100km弱。普段の日帰りサイクリングに比べると大した距離ではありませんが、アプローチが短いことと日が暮れる前に山間部を下りたいですから時間の余裕はありません。

自宅から高速道路を飛ばして3時間あまり。7時にはツーリングを開始しました。

一日目は東へ向かいます。ということは昇る太陽へ向かうということ。眩しい (>_<)
せっかくの色づいた里山が見えません。時々後ろを振り返ると、あぁ、こんなに色があるんだ。ってね。




八溝山の南麓部、支尾根をいくつもまたいで久慈川まで。上っては下り、上っては下り。もう少しいい雰囲気を想像していましたが、地元の人が幹線道路を避けるための道のようでした。




そんな中でも期待通りの風景もいくつかゲット。






リカンベントは牛達も興味があるようです (^^)




なんだぃ、この乗り物は?? と、ワンちゃんは首を傾げます。




上り下りを終えると川に沿って平たい道を下っていきます。




久慈川水郡線沿いも極力国道を避けます。






中間地点の矢祭には予定より早く着きました。
食堂を見つけておいたんですが、ちょっと早すぎ。
コンビニを覗くと日当たりの良い所にベンチがあったので、そこで行きかう地元の人を見ながら昼食にしました。

ここからはR349で阿武隈の南端に位置する山間部へ入っていきます。
入口は「えっ」と口をつくほどの細い路地。そしてこの標識が示す通りのひなびた道が続いていました。






標高差350mほどをえっちらおっちら上って川岐、結局、千泥まで坂が続きました。




ここから2kmは先日来たコースと被ります。
そしてその分岐手前で交通規制が… 「ツール・ド・はなわ」だそうです。




迂回しなければならないのかと思いましたが、僕が進むR349上は指示に従って通行することができました。「ほっ」

標高600m前後の山間部を進みます。高原という風ではなく阿武隈高地と言われるように「高地」ということなんでしょう。




炭焼きも日常なんでしょうね。




R289へ入って本日の最標高730mくらいを超えると、一気に下ります。

下りきってしまう前に左折して終盤のお楽しみコース。
田人町旅人(tabitomachitabiuto)、なんとも読み難い (^^;




イチョウは既に葉が落ちている木がほとんどでしたが、ここのはちょうど見ごろでした。
木によって気温の感じ方が違うんでしょうね。




柿は殆どの家にあって大抵は渋柿ですが、干し柿が好きな人は軒先に綺麗に干していました。
僕はあのゼリーっぽい食感があんまり… (^^;




地形図を見て細い道を辿っていくと、無くなっている道もありましたが、いい雰囲気の道もあり、そうした期待の上げ下げもツーリングの楽しみの一つです。






日が傾いてきた16時前に宿のある上遠野(かどおの)の町に着きました。




少し時間があったので辺りをポタってから宿へ入りました。






夕食は18時からにしてもらい、ゆっくりと貸し切りのお風呂へつかり、まったり。
食事は手料理が美味しく、量が多かった分はラップに包んで明日の行動食にしました。






その他の写真
https://photos.app.goo.gl/SFCZVyDyQENMfVCd9


走行距離 103km

07:00 出発
10:00 矢祭
11:40 千泥
14:00 田人町旅人
15:56 宿着