幅員5.5m未満をゆく

クランクの死点

ソフトバンクのCM風に言うと「ほぼ死点」とでもいいましょうか (^^;
自転車のクランクは回転運動しているため、上下の位置でも微力ながら駆動力が伝わっています。

仮に時計の0時の位置を上死点、6時の位置を下死点とすると、3時〜4時が最も力率が良いようです。
0時から徐々にペダルを踏み込んでいき、3時〜4時でMaxとなり、6時で力が入らなくなります。
(話しが複雑になるので回す力は省きます)

両足で踏んでいますので、右足が6時になると、左足は0時です。

もし、右足が6時の時に、左足が1時だったらどうなるでしょう。死点が無くなって効率がよくなりそうです。
でも現在はそういうクランクはありません。技術的にも難しそうです。

ではクランクではなくて他のもので死点を無くすことはできるのでしょうか。
調べてみると楕円チェーンリングがこれに近い発想のようです。

かつてオーバルギヤやバイオペースといった製品が生み出され、無くなっていきました。
しかし、昨今の楕円チェーンリングはこれらとは考え方が違うようで、正に上記のような下死点を攻略するために作られたもののようです。

3時〜4時の角度ではギヤ比が高く(歯数が多くなり)、下死点付近ではギヤ比が低く(歯数が少なく)なっています。
(追記:歯数の多い少ないは仮想的ということらしいです)

楕円チェーンリングは下死点の通過を速くすることで、ペダリングの円運動の効率化を図るものとされています。
のんびりサイクリング(踏むペダリング)でもこれを有効に使えるかもしれない、と思いました。

15%くらいの急勾配の坂ではそもそも高回転させるようなギヤ比は残っていません。上れるかどうかのギリギリなので“踏む”ペダリングです。

かなりざっくりですが、5時くらいまで踏み込んで、その先7時くらいまでの60度はブラックゾーンです(7時の時に反対側は1時なので力が再び入ります)。
1時から5時まで120度踏んで60度踏めないというのはかなり効率が悪いです。

急勾配の時にはこの60度もあるブラックゾーンで速度が急激に落ちます。
60度を30度にすることはできませんが、クランクが60度回る時間が1秒だったものを0.5秒にすることはできるかもしれません。楕円チェーンリングで。

楕円チェーンリングをリリースしているメーカーでは、歯数は基本的に真円と同じでいいと言っています。
でも3時〜4時では歯数が多くなりますから急勾配では重くなってしまいます。

そこで、重くならないように歯数の少ないチェーンホイールにしてあげればいいのです(ギヤ比を小さくする)
踏んでいる時は真円の時と変わらず、ブラックゾーンの時間だけが短くなる。というイメージです。

どうでしょうか、なんかイイ具合に坂が上れるような気がしませんか? (^^)