幅員5.5m未満をゆく

訓練と慣れ

日曜のポタリングでだいぶリカを操れるようになったなぁ、と実感できました。
片手運転もできるようになったし、惰性なら両手離しもできるようになりました。緩い坂でのジグザグ上りも。

高回転のペダリングもパスハン同様に90〜100rpmで走れるようになりましたし、走りながら後ろを振り返ったり片手運転しながら写真を撮ったり。だいぶ出来ることが増えてきました。

会う人に分かり易く言っているのは、「前輪駆動はハンドルを蹴飛ばしているようなもの」と。
右足でペダルを踏み込むとハンドルは左にきれるので、それを腕で押えたり引いたりします。

最初は腕の反応が無意識で出来ないために、蹴飛ばす度にふらふらするという訳です。
今ではそれが無意識にできるようになってきて、腕だけでなく身体の様々な部位がリカの鼓動に先行して動くようになったということでしょう。


これは身体が 慣れた ということだと思っています。
訓練でできることは自分が理解していることだけで、前輪駆動のリカのような複雑な鼓動をコントロールするには、慣れ が必要だったのです。

ハンドルを蹴飛ばしているんだから、押えればいい、引けばいい、というのは単純な動作なので訓練はできます。
しかし、腕以外の部位はどこをどう使っているのか分かりません。そういうことは慣れるしかないんですね。

慣れは乗車時間に比例しますが、乗っていない時間も関係すると思っています。それと乗る場所。
通常のサイクリングのような場所よりも、ポタリングのシチュエーションの方がたくさんのトラップに遭遇します。それらを一つ一つクリアしてゆくことと、それらを振り返って訓練することで上達します。


 ○●○●


話しは変わって、職場でのお話し。

先日「カスタマイズの勧め」というレクチャーをしました。
僕はプログラムもできますが、ここではプログラムで解決する前に、操作を分析して与えらえているカスタマイズ環境を使いこなしましょう、というお話し。

車の運転は、ハンドルを手で、アクセルを右足で、クラッチを左足で、シフトチェンジを左手で、という具合に両手両足を使って効率よく行っています。

片やパソコン操作はというと、大多数の人がマウスを右手で操作するだけ。
マウスだけでは素人の操作であってプロではありません。

 1.両手を使おう!
 2.キーボードにコマンドを割り当てよう!
 3.操作を先読みしよう(先行動作)!
 4.マウスの移動量は少なくしよう!

これらは 慣れ るのではなく 訓練 するものです。
複雑な作業でも細分化すると単純作業の組み合わせです。その組み合わせを先読みして画面の応答よりも先行して行うこと。

短縮できた時間はもちろん考える仕事に使います。

僕が使っているキーボードには10キーがありません。なぜかというと、キーボードとマウスの距離が近くなるからです。
そこまでするの? と思う人が多いですが、プロであるなら追求するべきなんです。

F1のコックピットはカスタマイズされた究極の形だと思います。
それを訓練して慣れる。操作を身体に覚えさせて素早く行う。
プロはその先の部分で戦っています。

仕事も一緒。操作なんかに時間を掛けない。その先で勝負するという訳です。


 ○●○●


QUARKパスハンターはF1までとは言わないまでも、僕が走る場所を想定して作った究極の自分用マシン。
リカは既成品なのでポジションくらいしか自分に合わせていません。しかし、これを乗りこなした先に何か見えるものがあるのかもしれません。