◆ 先人から受け継ぐ思い
冬場の恒例となった要害山へ今年も登ってきました。
この山を知ったのは上野原付近から眺めた形がとても美しく興味をもったからです。
そしてその美しさには先人達も同じだったようです。
神社の脇に立つイチョウは年に一度、秋に葉を落として神社を黄金に輝かせる為に(そうだと信じています)考えて植えられたもの。もちろん植えた幼木の時にはその役目は果たせませんが、数十年、数百年後のことを想像して植えられたことでしょう。
要害山のてっぺんにある針葉樹にもこれに通じる思いを感じます。
数十年を経た今、見事に先人の思いを受け取っています (^^;
◆ お馬が呼んでいる
神奈川県の端、山梨県との境に綱子集落があります。
トンネルや林道が開通して道志方面へ車が抜けられるようになるまでは、川伝いに秋山へ出るのことが多かったのでしょうか。
数年前からこの神奈川の秘境とも呼ばれる綱子へよく行くようになりました。
ひっそりとした日本らしい山村の集落や、周囲の峠道は日帰りのコースとしてはちょうど良い道程です。
また秋山方面からの入口となる前川橋は、かつては車も通った木造の吊橋であり、こちらも魅力的です。
何度も通って勝手知ったるところですが、この日は新たに馬頭観音を発見しました。
「ぼくはここだよ」とでも言っているように。
辻でもなく急坂でもない、川沿いの平坦な道端に置かれていました。
綱子までの長い道の途中、「ほら、半分来たよ」とお馬に話しかけていたのかもしれません。
最近では馬頭観音が置かれていそうな場所が、何となく分かるようになりました。
お馬が坂を登るペースと、自転車と、同じようなペースだからかもしれませんね。
その他の写真
https://goo.gl/WoI53t?album
走行距離 116km
07:25 出発
10:05 上野原
10:45 大倉
11:18 要害山
12:13 登下
14:15 綱子
17:10 帰宅