幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

棚頭林道と御林峠パスハンティング

この土日も関東は天気予報に翻弄されましたね。
週半ばまでは日曜の方が良い天気を予想していたのに、前日になって逆に土曜の方が良くなりました。
急きょ予定を変更してコースを探しました。

土曜も午後から雲が多くなって16時くらいには自宅周辺で雨予想。
北の方が晴れらしいのですが、結局自宅へ帰ってこなくてはいけませんから近場になります。
しかし、朝起きてみると雲がどんよりと厚く、ホントにこれから晴れるのかぁ???
結局のところ終日に渡って日が指すことはありませんでした (-.-)

コース


上野原界隈ではシンボリックな権現山。
ここから東へ延びる尾根はとても長く、それ故に権現山の大きなスケールになっています。
今回はこの尾根の南面に広がる集落を巡りました。

甲州街道の鶴川宿を抜けて仲間川伝いに川を詰めていきます。
川に近い集落はどこも一段高い位置に集まっていて、大倉、芦垣、桑久保、と続きます。
川沿いの道からはそれぞれの集落への道標と共に石碑が点在し、また車が少ないので自転車でのんびり走れます。


主道は川を渡って野田尻方面へ上って行きますが、川伝いの道で棚頭へ向かいます。
棚頭の集落は改めて行ってみると、とても静かで落ち着くところでした。
茅葺の観音堂(?)もあって、お気に入りポイントの一つになりそう。


川伝いの道は奥へ行くにしたがって勾配がキツくなり、方向を変えて川から離れると緩くなります。
山肌を巻きながらピークの和見峠を目指していると、ロードが抜かして行きました。
僕の1.5倍ほどの速度で上っていて直ぐに見えなくなってしまいます。


時折り日が指すことがありましたが、あいかわらずどんよりな空で、終いには雲に吸い込まれてしまいました。
熊避けに鳴らすベルの音だけの静かなひと時。

峠の直前で雲が切れて少し明るくなりました。
和見峠には先客のMTB氏が一人。
挨拶がてら最近のMTBのことや僕の内装ハブの話しなど。
この大きな尾根は僕も一度下ったことがありますが、MTBの人達にも人気のあるコースです。
彼は月に一度くらいは来ているそうで、話しからはハイカーへの配慮も感じましたし、ザックの膨らみからも装備にもぬかりないようです。


別れて下ろうと思いましたが、集落無いでは食事場所に困ると思い、ここで昼食にしました。
今回はサバ味噌缶♪


和見集落は仲間川からはかなり高い位置にあり標高600mほど。
上野原からそれほど遠くはありませんが、山間ということもあって静かで俗化されていない好きな集落です。


いつもは峰を越えた墓村からここへ降り立つことが多いですが、今回は逆コース。
村外れから林道へ入ります。
湿った道は走り難く脚にこたえます。
上部は細くなって廃道化していて、いくつか炭焼き場の跡があります。
以前はガレた石が多くて乗車できませんでしたが、どうも整備をしたようです。峠の手前は乗車できました。


権現山から東へ延びる大きな尾根は、そのまま東の用竹へ下るものと、南の芦垣へ下る二つに分かれます。
和見からこの芦垣への尾根を越える部分が御林峠。
越えた先の墓村へ至る道は古くからある道で、峠と下りの途中に馬頭観音があります。


墓村は妙な名前ですが、実際には南面の明るい小さな農村です。
住民以外でここへ来るのは、最近ではトレランの人と僕のようはパスハンを楽しむ人くらいですね。
それと古道を好むハイカーはどれくらいでしょうか。


さて、どんよりな空が更に暗くなってきましたし、急いで帰途につきます。
用竹へ下って鶴川の左岸の道へ行こうとしましたが、棡原から200mほど先にある橋の架け替え工事を行っており通行止めでした(徒歩も×)。
仕方なく右岸の道を久しぶりに走りました。

途中ポツポツと雨が顔に当たることがありましたが、結局濡れずに帰ることができました。


その他の写真
https://goo.gl/UxhGYw?=album

06:58 出発
10:02 上野原
10:44 棚頭
11:56 和見峠
13:21 御林峠
13:45 墓村
17:15 帰宅


おまけ
コンビニ休憩の時は、こちらを向いてニコニコしている女性達が楽しみ (^^;