幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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SG-S500とSG-S501

これはシマノALFINE(INTER8)の型番です。
末尾の違いはリビジョンアップを示しています。

昨夏にSG-S501を導入してから数ヶ月経ちましたので、その違いを書いておきます。


◆ 音(その1)

SG-S500, SG-S501共にクランクを止めて惰性で走っている時のラチェット音がありません。
カンパのように100m離れていても聞こえるような(失礼)音が無いのは精神衛生上とても気持ちがいいです。
また、ディレイラーのプーリーがそもそもありませんので、ここから発生するチェーンの音もありません。


◆ 音(その2)

SG-S500は選択しているギヤによって「チ、チ、チ、…」という音がします。
これはママチャリ用のINTER3等でも発する音と同様のもので、ちょっと安っぽい印象があります。
ギヤは7速と8速でよく聞こえ、この他では殆ど聞こえません。

SG-S501ではこの音はしません。
鬱陶しい音が無くなってスッキリ♪


◆ 空転

スタンドにセットした状態で、
SG-S500では回転している手を離すと、そのままクランクが空転し続けます。手でクランクを止めるとホイールだけが空転します。
クランクが回転方向に持続しようとする力があり、手にはそこそこの力を感じます。足は鈍感なのでそれほど感じませんが、気持ちはポジティブになります。

SG-S501ではこれは無く、手を離すとクランクも止まります。普通の外装変速機とフリースプロケットの組み合わせと同等です。
ちょっと残念 (^^;


◆ 感触(その1)

SG-S501では購入した当初から5速でゴリゴリした感触があり、上記のように手で回していると、機械的な音と若干の機械的な抵抗を感じました。
ただし、組み付けの具合によってはこの感触が無くなります。どのような組み付け方かは現段階では分かっていません。


◆ 感触(その2)

SG-S501では6〜8速において(まれに他のギヤも)ギヤ抜けが発生します。
ただし、これも組み付けの具合によって発生する場合と発生しない場合とがあります。どのような組み付け方かは現段階では分かっていません。

ギヤ抜けは、下り坂などでクランクを止めて惰性で走行し、次いでクランクを“素早く”回し始めた時に発生します。
6速では5速に入ってしまいます。7速と8速では空転してしまいます。いずれも1回転しないうちに正常なギヤに入ります。

一ヶ月くらい前からこの状態になってしまい、思い浮かぶ原因は、スプロケット付近にあるOリングの部分に少量のオイルを注してしまったこと。
でも、こんなことで機能的障害が発生しまうとは考えにくいんですよね。

グリスアップしたり、組み付け方を少し変えてみているところです。
晦日に50kmくらい走りましたが、感触(1・2)ともに症状が無くなっているので、このまま持続して欲しいものです。


◆ その他

SG-S500ではハブシェルの中はグリスが大量に付けられていましたが、
SG-S501ではグリスが極少量しかありませんでした。
こんなに少なくて大丈夫? というくらいの少なさだったので、各部にグリスを足しました。

SG-S500では数万km走ってきたので、手でクランクを回すと内装変速機とは思えないくらい軽く回ります。
SG-S501ではこれに比べると抵抗感があります。脚に感じるほどではありませんが。


◆ 総括

今は上記の感触(1・2)が無くなっているのでとても快適な状態です。
これが組み付け方によるものだとすると、SG-S501は調整がシビアになったということになります。