綱子近辺には天神峠と呼ばれる場所が幾つか存在しているそうで、○○天神峠と呼ぶのが良いようです。
しかし今回辿ったところ「綱子天神峠」の名札が無くなっており、また車道が通る大川原天神峠には「天神峠」と書かれた道標が新設されていました。
このことから地域的には大川原天神峠を天神峠とする流れがあるようです。
現在地域に暮らす人達は既に昔のことを覚えている人が減り、山へ入るひとも峠を辿る人も少なくなってしまいました。
峠の場所や名前は時代と共に変化する、ということなのでしょうか。
綱子天神峠へのルートは主に四つありますが、今回は峰山の麓にある小舟から登り大川原へ下ることにしました。
本来の峠道は綱子から菅井へ抜けるものだと思いますが、小舟から長又、小舟から大川原へ抜けることもあったそうなので、今回のルートもパスハンティングと呼んで差し支えないでしょう。
落ち葉が厚く積もった古道をサクサク音を鳴らしながら登ります。
この季節なら熊鈴はいらないかも。
積葉5cm、といったところ (^^)
道標が多いので不安になるような場所はありません(何度か通っていますし)。
↓写真の右から登ってきました。正面は峰山。左前方は綱子ですが、廃道のようです。手前へ進みます。
綱子へ下るナナンマガリの分岐(右)。
峠道を辿ることとは別に、今回のお楽しみ(遊び)はウッドストーブ!
小さな焚き火台で昼食を温めることにしました。
この季節、燃やすべく小枝は無数に落ちていますので困りません。
尾根上の鉄塔の下でぽかぽかの日差しを浴びながら昼食にしました。
今日のおかずは豚汁とニシンの味噌煮です。
鉄塔にカメラを置いて自撮り。
少し落ち込んだ所が綱子から登ってくる峠道です。
左手に見える道を100mくらい登ると峠です。
綱子への分岐。
綱子天神峠は軽トラが入れるだけのスペースがあります。
石碑は数年前に移設してこの位置になりました。
この痩せ尾根はこのコースのハイライト。
ヌタノハラは綱子から長又へ抜ける峠です。
長又側が猪のヌタ場になっていてこの名前がついたのでしょうか。
車道が抜ける大川原天神峠。
普段は薄暗い峠ですが、この季節は木々の葉が落ちて明るいです。
道標に「天神峠」とあります。
傾いた日が眩しい大川原集落に無事下り、一部雪が残る道志みちで帰途につきました。
その他の写真
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走行距離 96km
07:45 出発
11:02 小舟
11:44 昼食(鉄塔)
13:17 綱子天神峠
14:07 大川原
17:40 帰宅