仕事はとてもマイナーでニッチなことをしていて、広く知られている業種でいうとテクニカルイラストとかソフトウェアプログラムです。ただ、対象は? というと狭い業界向け。前者は定期的な仕事で、後者は一発もの。
その一発もののプログラムがようやくお金になりそうです。そこそこ大きな金額なので取れないとかなり凹みます。これまでに遠方での打ち合わせ2回、要求事項のすり合わせ、サンプル作成、予算取り、見積り2回提出、契約書や著作権のすり合わせ、等々。あと一歩です。
これまで会社員としてプログラムをお客様へ納入したことはありますが、個人事業主になってからは初めてです。当然ですが大手とは直接取り引きできませんから中間の会社があります。一番のハードルは契約関係で、これに2ヶ月以上掛かっています。
使用許諾はまだしも著作権はやっかいです。使用許諾で縛りを設けないと、お客様は作ったプログラムをこちらの同業他社へ使わせることができるので、気持ち良くありません。ただ、これは一般的なことなので飲んでもらえます。難しいのは著作権です。著作権をお客様へ帰属させてしまうと、こちらは同様のプログラムを他社へ提案できなくなってしまいます。譲れない部分もあるんです。
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プログラムの仕事は個人事業主の仕事としては一般的ですが、皆さんどうしているんでしょうね。受託開発ならあっさり著作権をあげてもいいと思いますが、自ら時間を掛けて作ったプログラムだとそうはいきませんから。
僕が作るプログラムは制作支援のものが多いです。制作する時に使って時短させたり、新たな表現を振舞ったりするものです。なのでOSの上で直接動くのではなく、既存のソフトウェア上で動かすことが多いです。その母体のソフトの操作や、そのソフトを使って制作する完成物の知識も必要です。そうした知識があることでUIを提案できプログラムと合わせて支援します。
プログラムに著作権があると思わない人が多いですが、創造性とアイデアに満ちたものなんです。目的とする動作を行うためにルーチンを組み合わせたり、もちろん一から構築することもあります。本来の目的ではないけれど、このやり方を使えば実現できそう とか。速度に関しても様々な手法を用いてチューニングしていきます。楽しい仕事です。
実は2社進行していたんですが、先行していた1社は立ち消えになった模様 (-.-)
今回はどんでん返しなく 発注が来ますように。