幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

奇跡の空間 舞岡公園

日曜夕方から降り始めた雨が月火と続き、ようやく水曜に止んで気持ちがいい青空になりました。むずむず、むず。走りたい気持ちになってきましたので、ぶとぼそ氏へLINEで「ポタリング行こう!」って誘いました。直ぐに返事がきて「OK~」。平日ですが個人事業主の特権を大いに活用することにしました。

誘ったルートは、和泉川を下ってミステリーサークル、そして ぶとぼそ氏が旧住まいの時に通っていた舞岡公園へ行ってみることにしました。

ルート 61.2km △561m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


これまで和泉川へ行くときは源流の上瀬谷通信基地跡(通称 横浜の北海道)から取り付いていましたが、花博の工事が始まってしまいかつての気持ち良い雰囲気ではなくなってしまいましたので避けました。集合は管状4号沿いのコンビニです。

9時半の待ち合わせに合わせて向かうと、既にぶとぼそ氏は到着していました。ここで初めてリカンベントのお披露目です (^^) 塗装されたことで試走時の印象からだいぶ変わって凄く良くなったと言ってくれました。サンキュ~

海軍道路(環状4号)を通って和泉川の源流付近へ向かいます。


今日は頻尿の日でした。でもトイレポイントは分かっているので焦ることはありません。用を済ませてすっきりして一休み。ポタリングなので休むというか、お喋りですけど。


川沿い近くを走ったり、住宅街を走ったり、でも総じて細道なので車や信号は少ないです。


旧家も多く目を楽しませてくれます。


時折り河岸段丘らしき坂があったり、


放置竹藪があったり、


石のオブジェがあったり、


小便小僧がいたり、楽しみは尽きず。


横断歩道の前で子供達がこちらを向いていたので停車します。ちっちゃくて可愛いですね。でも「へんな自転車~」と言われてしまいました (^^; この後も平日なのでお散歩へ行く園児達を多く見かけました。


急坂を上ってミステリーサークルに到着。休日は少年野球で賑わう所ですが、平日午前中の静けさを楽しむ近隣住民しかいません。


視界が広がると気持ちいいですね~


少し風が吹いたので用心して横にしました。するとカーボン繊維の柄がキラキラ。僅か420gのシートです。


お喋りを終えて次の目的地へ向かいます。


舞岡公園の南端からアプローチ。


ここでもベンチに座ってお喋りタイム。


以前は頻繁に来ていたぶとぼそ氏も今の住まいに引っ越してからは久しぶりとのこと。入口に門が建てられ自転車走行はダメになっていました。犬も盲導犬の他はダメ。


かつてこの周辺は民家が少ない里山が広がっていたようですが、ここ以外の殆どは宅地になってしまいました。このように公園として保護しないといけないんです。そのための幾つかの制限は受け入れましょう。


なだらかな坂道を押して下ると谷戸の端に降り立ちました。


谷戸の田んぼは既に掘り返して田植えの準備が進んでいます。最近では耕さない田植えというのも提唱されていますが、雑草との格闘が増えるそうです。メリットもあればデメリットもあり。


視界にコンクリートの建造物が映り込まないのが素晴らしいです。


アオサギはカエルを狙っていた模様。カラスはそれを横取り?


新しいリカンベントは、こんな日本の風景にも違和感がないようにデザインしました。ぶとぼそ氏のパスハンターももちろんです。ロードバイクやMTBはちょっとマッチしませんね。グラベルロードは? オールロードは? 色や装備類、ウェアを上手くアレンジしましょう。


重厚な鋳物で自己主張する井戸。ちゃんと水が出ます。


さて、ほんわかな谷戸風景の横にある保存されている古民家を見学します。


こちらは管理棟。


こちらは手作り品を格安で提供してくれています。


茅葺古民家が二軒。右手のものは結構な大きさです。


中では昔の炊事場が再現されていて何か作っていました。


以前はどこにでもあった廊下と障子。


囲炉裏や畳、淡い照明。子供達も昔っぽい遊びを楽しんでいました。


小ぶりな建物は納屋でした。農耕具を納めて置くところです。


子どもが走り回って遊ぶのにちょうどいい広場。手に持っているのは竹で作った風車かな?


大満足して谷戸道に戻ります。


道はよく踏まれていますが轍はありません。車ではなく人が歩いた道ということです。


舞岡公園、これまで ぶとぼそ氏がブログで紹介していましたが、こんなに素晴らしい場所とは気づきませんでした。広さからいうと僕らが住む近くには三保や新治があり、少し走ったところには小野路や小山田があります。しかし、ここは濃密さが際立っていました。雑木林、谷戸、じゃり道、古民家、そして近代建造物が目に入らない。横浜という大都市で住宅地が広がる中で、ここは奇跡的な空間だと思いました。また来よう。


既にお昼を過ぎ、腹減った~。裏道をぬって国道1号沿いのラーメン屋へIN。


先日美味しかったタンメンを、ここでも注文しました。若い頃は野菜は敬遠していましたが、歳とともに味覚も変化しますね。


タイムスリップから現代に戻り、横浜の中心地です。


ここ数年で名の知れた会社のビルが立ち並ぶ界隈です。ここでもお喋りタイム。


「ウサギ!」ぶとぼそ氏が叫ぶ方を見ると対岸には小さなウサギが確かにいました。え~、こんなところにどうして??? しかもまだ小さい手のひらサイズです。可愛い。


市街地から我が住まいのある郊外へ。小机から鶴見川へ出て遡っていきます。平日なのでサイクリングロードを利用する人も少ない。


最後はぶとぼそ氏宅の近くの公園で軽く飲み&お喋りタイム。
話しが尽きない二人です (^^)


09:18 出発
11:04 ミステリーサークル
12:01 舞岡公園
15:25 横浜
19:50 帰宅