幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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4つぶの宝石 その2

六角ボルトを鏡面加工しました。
紙やすりに当ててぐるぐる、ごしごし、根気よく手を動かします。紙やすりは粗いものから細かいものへ徐々に替えていき、最後はピカールです。


4つで1時間掛かりました。


ディスクブレーキの取り付けボルトに使います。六角穴付きボルトよりも側面へのはみ出しが少なくてスッキリした印象になりました。こんなひと手間を加えることで自転車への愛着が増します。


でも今回は手抜きです。以前加工した時は頭を薄く削り、しかも球面加工しましたから。

inter8.hatenablog.jp


自転車の多くのパーツは六角穴付きボルトやナットが使われていますが、昔は珍しくて高級自転車でしか見ることはありませんでした。シートピラー取り付けボルトや、フォーククラウンに取り付けるサイドプルブレーキのナットが、いち早く六角穴付きナットになったと記憶しています。表面を座ぐってナットを埋没させ、出っ張らないようにして綺麗に取り付けられていました。

昨今ではどこもかしこも六角穴付きボルトですが、上記のような使われ方をしない場合、出っ張りが大きくて美しくありません。また、強く締めた場合に穴をナメ易いデメリットもあります。工具を少なくするという観点で六角穴付きボルトに統一するのは理解できますが、美しさを犠牲にするのは趣味人としてはどうかな、と。

六角穴付きボルトは棒レンチ(アーレンキー)で回すことで、脱着を素早く行えるメリットがあります。そこで、頻繁に脱着する部位は六角穴付きボルトにして、他は普通の六角ボルトに少しずつ交換していこうと思います。