幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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ありがとう Cruzbike T50

Cruzbike T50 でのサイクリングはこれが最後になる予定です。
初めて Cruzbike T50 を見た時、ビビッときました。これを買うぞ! でも前輪駆動? 乗っている人がいるんだから僕にだって乗りこなせるはず。上り坂は苦手なのか? だったら平地メインのサイクリングだけでも。

手に入れて試走して、直ぐに車が走る道へ。おっかなびっくり。いや、怖い怖い。でも直ぐに身体が覚えてくれました。
上り坂は苦しく歩道へ上がることもしばしばありました。でも徐々に身体がリカンベント用になり、これまで走ってきた峠道もほぼクリア。子ノ権現さえも上れました。

平地は予想通り速い速い。これまでのパスハンターに比べると10%くらいスピードが出ました。湘南ではロードバイクとのバトルも。
そして下りの楽しさはこれまでにないくらい脳への刺激。ディスクブレーキと相まって、安心安全に高速ダウンヒル。

この自転車が僕に与えてくれたものはとても大きかったです。自転車の世界観が180度ひっくりかえりました。幸せをくれた自転車です。ありがとう、Cruzbike T50。

そんな感謝の気持ちを込めて走ったのは、愛川から綱子、上野原、倉子峠、和田峠です。いつも通る道を逆に走ってみました。

ルート 117.8km △1,959m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


南林間から座間方面へ河岸段丘を下って行ったら、かなり気合の入った くさび の形をした家がありました。以前こうした家をGoogleマップの衛星画像から探して喜んでいるTV番組がありましたが、今もやっていたら取材に来ていたことでしょう。


平たい所まで下って広大な田んぼから丹沢山塊の眺め。先週は南側(写真では左)に多く雪が付いていましたが、今日は中央の蛭ヶ岳や丹沢周辺だけでした。


中津川に出ました。これを遡って愛川まで。


今日の水路は流量多めで勢いもありました。とても澄んだ水です。


この樹木はつっかえ棒が無いと倒れてしまうのでしょうか。それとも無ければ無いで耐えて立つでしょうか。


一旦河岸段丘を上ります。


いつもの仁王様へご挨拶。


というか睨まれ役です。


これは孔雀でしょうか。羽と顔の向きがどうも納得いきません。


再び河岸段丘をビュ~って下ります。


走り出すと後ろから3台のハーレーライダーが抜かしていき、最後の極太タイヤの人がサムズアップをくれました。嬉しいですね~。僕はパフパフホーンでご挨拶。でも聞こえないだろうなぁ。先方のバックミラーに写ることを期待して手を上げました。

いい人もいれば悪い人もいます。
コンビニに立ち寄って走り出して少し、対抗右折車が突っ込んできました。あわや惹かれると思って急ブレーキで停車し、向こうも急ブレーキで停車。こんな時は軽くでもいいから ぺこり と頭を下げてくれれば、というかそれが人としての礼儀。この人はその後 視線を合わせず鼻くそほじりながら行ってしまいました。なんと性格の悪い奴。

対照的に憎めない人も。
そこから10分ほど走った愛川の町を抜ける道でのこと。左手の民家の塀から年配の男性が横断してきました。僕はさっきよりも更に急停車。「うわっ、危ない危ない」
先方は凄く恐縮して「すみません、すみません」を連呼していました。謝る人に怒りをぶつけることはありません。僕は「自転車は音がしませんからね~」と言うだけにしました。

2件の急停車。ロードバイクだったら対応できたでしょうか。対応はできたとしても後輪が浮くこと必至だったと思います。パスハンターでも同じだったでしょう。
あと、ちゃんと前を見ていて良かったです。何かで後ろを見ていたら対応は無理。そういう意味で僕は後方確認はミラー重視です。後ろを振り向いて前を見るまでのタイムラグは危険をはらみます。

危険は事前の対策が必要です。
そう、相手に認識してもらうことです。それにはライト点滅が効果的です。いつも日中は点滅させて走っているんですが、この時は市街地を抜けていたのでバッテリー消費を考えて点灯にしていたんです。そんな時に危険は忍び寄るんですね。

その後は安全に愛川を抜けてオギノパンまでの上り坂をこなし、ニローネには寄らずに長竹をゆっくり上っていきました。鳥屋へのT字路を直進して100mほど上ったところでUターン。鳥屋から道志みちへ出ることにしました。

鳥屋は丹沢の懐近くにあるので雪をかぶった丹沢山や蛭ヶ岳方面が見えます。少しうろうろして写真を撮りました。


傘さし地蔵は首をかしげていて愛嬌があります。


今日はオシッコタイムが多いです。既に何度かしていますが、またもよおしてきたので藪へ入って済ませました。出てきたところで前方をロード数名、最後尾の女性が笑顔を向けてくれました。ひょ~、寒さで縮こまったアレを見られなくてよかった。
その後追走しましたが結構なペースで追いつけないまま見えなくなっていきました。

青野原は旧道を選びました。途中のコンビニで買ってきたピーナツサンドを食べて小腹を満たして再スタート。


道志みちを横切り、停車中のロードと挨拶を交わして伏馬田へ。橋まで下った所でシンボリックな大室山。


道志川の左岸のこのルート。こちらから走るのは最初に訪れた時以来なので10数年ぶりです。


経塚のりっぱな土手で止まっていると、シャーとか、スコーと音がしてロードが下っていきました。いかにも硬そうなホイールの音。タイヤは太くて柔らかいのが速いことが分かりましたが、ホイールってどうなんでしょうね。


激坂を押して菅井へ上ります。


上りついたピークにも集落が広がっているのが菅井。


右手の古民家は空き家になった後に宿泊施設として活用されています。


7人の侍 ならぬ、7匹の子ヤギ じゃなかった、7人のお地蔵さん。


自宅の方は既に終わりを迎えている梅ですが、こちらではいいタイミングでした。


トンネルを抜けて綱子へ。ここも逆ルートは久しぶり。


古道の分岐には石仏様。東日本大震災の時に屋根が崩れたので 筋交いを入れて補強されました。
奥に見える上りの道はさっきの菅井へ向かうもので、手前(下ってきた方面)は峰山へ登る道があります。


綱子。まだお昼前なので静かな雰囲気です。夕方にくるよりも明るいし。


綱子橋で川を渡る手前から集会所が見えました。写真を撮った場所から向こうへ道が伸びていたので、昔は集会所のある辺りへ続いていたのかもしれません。


ブランコが吊るされたモミジ。冬枯れです。


船久保まで薄暗くて狭い沢沿いを下っていくと、水浸しになっていました。ここは雨の後によくこうなります。左の縁石の上を自転車を通し、


なんとかクリア (^^;


船久保。ここでもシャーって音がしてロードが下っていきました。こうした農村部の細道をあえて走っているということは、こういう場所が好きだということ。しかも一人とか少人数ならなおさらです。広がれ、農村好きの輪。


下ってきた狭い谷を振り返ります。綱子の尾根は今日も冬枯れで日差しが行き届いていますね。


船久保を後にすると、路肩の細い支柱が傾いていました。どうやら法面上部の気が束になって落下したようです。先の左カーブでは太い木が倒れてガードレールと緑フェンスがなぎ倒されたこともありました。要注意な場所のようです。


奥牧野へ出ていつもの商店には寄らず先へ進みます。
秋山トンネルの隣りの桜井隧道へ上り、スレンダーな美女にご挨拶。え? しょうがないなぁ (^^;


では、リクエストにお答えして。


満足して次は、田野入から旧天神隧道へ。ここの風景は好きです。


トンネルは素掘りをコンクリで固めた感じになっています。何か写っているかな?


下って視界が開けた所は鶴島神明社の前。写真では分かりにくいですが上野原の町が河岸段丘の上に広がっているのが見て取れます。左奥は権現山、中央奥は鶴峠方面です。


桂川(相模川)を渡って上野原へ。でも河岸段丘を上るのは嫌だなぁ。急坂だし、車は多いし。駅前の一福食堂はやめて、R20沿いにあるラーメン屋へ向かいます。橋を渡って直ぐに右へ入り、大きく迂回して細い道の、やはり急坂を上りました。


来々軒。チャーシュー麺をいただきましたが、う~む、僕の好みではありませんでした。少々クセのある味(隠し味?)、チャーシューは硬め。


写真を撮って進む方へ向きを変えると、視界に何やら主張するものが…


Campagnolo のロゴがありました。


佐野川に沿って上っていき、倉子峠へ。自販機の横にベンチがあったので、のんびり缶コーヒーをいただこうと止まったら、前方から大勢のトレラン集団がやってきて占領されてしまいました。あっという間に取り囲まれてあたふたと缶コーヒーを買って避難。写真の顔は引きつっていました。


ここもこちら側から上るのはたぶん2回目。超久しぶり。で、忘れていました。激坂を。序盤も急ですが中盤の簡易舗装になったところがキツイ。そこを攻略したところでたまらず一息つきました。少し緩くなって山が見えるところでもう一休み。


道志川を渡った時に見えた大室山ですが、ずいぶん角度が変わりました。


倉子峠。あ~、キツカッタ。次回は頑張らずに押そう。


右手でご挨拶の猫。


ありゃ、ピンボケ、最近カメラも本来の調子ではなくなってきたかなぁ。
あれ? こいつハチワレ? いや、三毛猫ですね。


幾重にも重なった山の眺望が気持ちいい場所です。倉子峠はキツかったけれど、やっぱり和田峠へ向かうのはこの道で良かったです。


何かが見える地点。


アサヒ?


こうした細い道で集落と集落をつないでいます。サイクリングにはもってこいの道。


小池さん宅?で広い道へ合流します。


久しぶりの藤野側から上る和田峠。何度も下っていますが、見える景色が違って新鮮です。
急坂にあえいでいると「メェェェェ~」と左手からヤギが声をかけてくれました。僕も「メェェェェ~」と返すと、再び「メェェェェ~」。4回鳴き返して疲れて止めました。ヤギはまだ鳴きたかった感じ。

後方からロード氏が忍び寄りあっという間に抜かしていきました。富士山が見える所で写真を撮っていたので抜き返し、そして再び抜かれました (-.-;)
「二度も抜かれて悔しい~」なんて言ったりして会話を楽しみました。


下りは暗くて狭い道ですが、車が来なかったので楽しめました。ブレーキを緩めるとぐんぐんスピードが出ます。


バス通りになっても快適なダウンヒル。途中でバスが出てきて慌てました (^^;


ビアンキカラーの郵便局。


こちらは和田峠にいたビアンキ氏。美山通りとの交差点にあるコンビニで再びおしゃべり。グラベル系やMTB系のパーツはよくわからないので見ていて楽しいです。


その後は美山通りと上り下りして町田街道で帰途につきました。
Cruzbike T50 とのお別れサイクリングではありますが、CHERUBIMリカンベントとご対面。


07:29 出発
10:01 鳥屋
11:10 菅井
12:25 上野原
13:47 倉子峠
14:47 和田峠
17:53 帰宅