走り出しのR246、前方200mくらいに黄色いジャージのロードが見えました。マイヨジョーヌの先行を許してはいけません。緩い上りを追走します。しかし僅かに及ばず、ピークの手前50mくらいで逃してしまいました。
ウォーミングアップもしないまま こんなことをすると良いことはありません。その後の町田街道は出力が上がらず、いつもの一割減の速度しか出ません。ブレーキを引きずっているのかと思ってホイールを空回ししてみるほどでした。
ルート 141.7km △2,058m
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ま、こんな日もあるさ。ファストランを終えて丘陵地帯へ入れば速度を気にせずのんびりと走れます。奥武蔵方面は家から遠いので幹線道路を走ることも考えましたが、思い直して左折して谷野街道へ入りました。
さらに、ミニ(車)のお店の手前で左の細道へ入ります。以前地図で確認していた道です。山沿いに昔の道が続いているようなので進んでみました。昔はこうした道しか無かったわけですが、車で走り抜けるために新しい道がどんどん作られましたね。脇目をふらずに地域を通り過ぎるだけの人のための道。
一旦矢野街道に出て再び細道へ入り、車道をまたいで谷戸を詰めていきます。最後は急坂になり、ひょっこりと尾根道へ上がりました。
ここは五差路になっていて、さぁ、どっちへ行く? と問われているような気がします。
下って滝山街道を横切り、1964東京五輪ロードレースのルートで滝山丘陵を越えます。こちらがわからは緩い上りですが、向こう側は結構な勾配の道です。ここでどんな駆け引きが行われたのでしょうね。
秋川の広い河川敷を横切り、古い自転車点のある交差点で睦橋通りを横切り、コンビニで小休止。今日のルートでは昼食に立ち寄るお店が無いので、コンロで温めるものを買いました。13時くらいになりそうなので、ここでお握りを一つ食べておきます。
このところ三度 新しい自転車購入へ熱を入れている ぱぱろうサン。その都度 候補になった自転車を詳しく調べ、試乗し、仲良くなった自転車店の意見を仰ぎ、ランブリンマンさんや僕に相談してきます。
今回はクロモリで38Cまで入るフレームで、かなり気持ちが入って今まで以上に購入する直前まで行きましたが「つま先がタイヤとぶつかるかもしれない」という文言を見つけてしまいました。計測サイトで調べたり僕がCADで描いたところ、欲しいフレームサイズではぶつかることがほぼ確実となり、残念ながら候補から外れることになりそうです。
コンビニ休憩でそんなぱぱろうサンへメールを送って、再スタートしました。
お気に入りの草花通りを走り抜け、橋が無くなった川を渡り、笹壁に自転車を立てかけます。少し密集度が下がった気がしました。
ころりん幼稚園。古い建物と土の園庭がそぼくでいい感じです。子供たちがわいわいしている様子を見たいですが、ここを通るのは毎度休日なのでひっそりしています。でも子供たちがいたら写真は遠慮しないといけませんが。
満地トンネルを抜けて多摩川に沿った吉野街道へ入ります。土曜なので車が多くて気を遣いますが、そろそろ車が減ってくる時間帯です。青梅坂を超えるので川を渡るタイミングを図りましたが、一本手前の方が良かったようです。少し戻る感じになってしまいました。
青梅坂は短いですが結構な勾配なのでローで亀のような速度です。以前、亀ではありませんが、大きなカエルがひかれて伸びていたのを思い出します。
この先、吹上トンネル、松ノ木トンネル、小沢トンネルと続きますが、いつも吹上トンネルが意識の中から抜け落ちてしまいます。次は松ノ木トンネルだと思ってしまうんです。景色が似たような感じのためでしょうか。
今回は意識を改めてしっかり吹上トンネルを抜けました。
ここの緩い勾配は昔の非力な車を考えてのことでしょうね。高校生の頃の冬休み、ぶとぼそ氏の他、4人で秩父へ向かう時に通ったことを思い出します。この後の松ノ木トンネルへ向かう途中でアイスバーンで滑って転んだのは誰だったかな。
温暖化、いや沸騰化ですね。この道がアイスバーンになったなんて思えません。それでも今日はここ数日では寒い方ですが。そして現代では花粉症に苦しめられる人が多くなりました。杉林が赤茶けています。
小沢トンネルの手前の直線の上りは気が滅入りますが、車が少ないので助かります。赤いロード氏が「リカンベント、凄いですね~」と抜かしていきました。確かにロードより数キロ重いですし、このリカンベントは上りは少し遅いですが、帰宅した時の疲労感が少ないので、僕に言われればロード氏の方が、前傾に耐えて「凄いですね~」と言いたいところです。
そんな赤いロードし、ジャージの背中にCarp、そして年号が4つ書かれていました、ヘルメットも赤い、カープファン?
名栗への下りは要注意です。路面の縦溝が彫ってあるのでバランスを崩す場面が2回くらいありました。これでコケたら僕は訴えます。
名栗に到着。気温はだいぶ上がってきました。日向はぽかぽかです。商店は平屋で小さいですが、背後を見るとちゃんと生活しているようですね。中ではこたつでくつろぐ店主が見えました。
子ども達の笑顔が目に浮かびますね。僕も子供の頃にはこうしたお店へ行くのが楽しみでした。
少々時間が押してきました。以前は子ノ権現に12時台に付いていますが、ここで既に12時近くなってしまいました。一割減の出力のせいか、幹線道路を避けて丘陵を越えてきたからか。お腹も空いてきましたので、買ってきた蒸しパンを食べておきました。
名栗では右岸は日陰が多そうだったので左岸の広い道にしました。冬なのでオートバイやマイカーが少ないし。
薄暗い杉林の道を天目指峠まで。途中ロードに抜かれたりすれ違ったり、冬でも元気に活動しているのは、サイクリストと、あとハイカーですね。峠に付くとハイカーの声が響いていました。
峠の下りはライトを点滅させると、カーブミラーの先の相手に伝わります。点灯から点滅へ切り替えて下っていたんですが、どうやら途中でバッテリーが切れたようでした。下りきった所でトイレを借りたついでにバッテリーを交換しました。パスハンターで走る時は夜しか点けませんが、リカンベントでは終日点けていますので、昼過ぎくらいに交換しています。
トイレの入り口にはQRコードがあり、利用者の調査をしているそうです。維持が難しくなってきているのかもしれません。
再び上りで子ノ権現へ。反対側の方が激坂で28%あると言われていますが、短いし、リカンベントでは最後は押すのでキツイ印象はありません。こちら側の方がキツイ。
最後の急勾配にあえいでいると前方からトレランの集団が下ってきました。あ、虎パン! ラムちゃん♪(うる星やつら) そっか、今日は節分なので鬼のコスプレなんですね、そうと知っていれば豆を投げつけてあげたのに(持ってないけど)。というかキツくて余裕なかったです。
奥武蔵グリーンラインはしばらく行っていないなぁ。
子ノ権現に到着。なにかいます。
妖怪わらじ小僧。かと思ったら わらじ娘のようでした。リカンベントに乗せて写真を撮りたかったですが、言い出せませんでした。
腹へった~。少し下ったいつものベンチで昼食です。
今日買ってきたのはロールキャベツ。
三つ入っていました。お汁は封を開けた時はゼリー状でしたが、温めると液体に。中のお肉は少なめですが、キャベツは味が染みて柔らかく美味しかったです。ニンジンは久しぶりにニンジンの味がしました。好きな人には美味しいことでしょう。
日が当たってぽかぽか。ベンチに15分ばかり横になりましたが、むっくりと起き上がり、ケルビムへ電話しました。以前担当の廣江さんが、価格を抑えたTig溶接のフレームを作るって言っていたのを思い出したんです。ぱぱろうサンにどうかな、と思って。
しかし、話しを聞いた結果、構想はあったんですが実際にはまだ進んでいないとのこと。Tig溶接で仕上げコストは抑えられても、ディスクブレーキでコストを抑えるのは難しいそうです。リムブレーキを購入する人は少ないでしょうしね。
電話を終えると寒さが急にやってきました。首元までジッパーを上げ、ウィンドブレーカーの脇ジッパーも閉めて下り始めました。
上りでは長く感じる谷間の道ですが、下りはあっという間に景色が過ぎ去って行きます。
沢沿いは山が近くて日陰でしたが、下るにつれて視界が開けて再び日向になりました。
いつものトイレに立ち寄り、
原市場の対岸の道を進んでいくと次第に狭くなっていき、
杉林のダートになります。
石を弾いて右の崖に落ちないように。
山から川沿いに下ってきて、再び丘陵地帯を横へ貫いていきます。成木川を渡ったところでヤギから「メェェェェ~」と声を掛けられました。大きめですがまだ子供のようです。何度か通っている道でしたが、逆に走ると新しい発見がありますね。
日影林通りへ入っていつもの神聖な石碑にご挨拶。クリ坊のコケをとってあげました。
この時間は日が当たるんですね。午後遅くなってきたので日差しに色が付き始めてきました。
次いで、厚沢通りで青梅へ向かいます。細長い谷戸です。
水気が多い道でしたが、冬は枯れているようです。
青梅に出ると農村は終了。一気に町になります。新奥多摩街道で信号にイラつきながら徐々に快走モードへ身体が変化していきます。行きに感じた一割減出力は、出力を出さなかった分が後半に回ってきた感じで快調に脚が回りました。
07:33 出発
11:00 吹上峠
11:37 名栗
12:34 天目指峠
13:23 子ノ権現
14:45 原市場
18:51 帰宅