「自転車はキライ、だってお尻が痛くなるから」
ひと昔前にはよく聞いた意見ですが、最近はあまり聞かなくなりました。自転車のサドルが進化したのでしょうか。それとも人が進化したのでしょうか。いや、我慢しているんでしょうね。
長時間サイクリングしていると痛みを感じる人は多いです。お尻が痛い問題の他にも、手が痛い、肩が痛い、背中が痛い、腰が痛い、等々。自転車って痛い乗り物なの?
僕自身は一日のサイクリングの後半になると、お尻の痛みと肩甲骨の内側が凝って痛くなります。掌の痛みはハンドルグリップをERGONに替えてから無くなりました(もちろん、リカンベントではこうした痛みはありません)。
お尻の痛みを解消するにはパッド付きパンツを履いたり、サドルを換えたり、革サドルにして自分のお尻に馴染ませたりします。
手の痛みは前述のハンドルグリップの他、パッド付きグローブにすると効果があるようです。
首や肩や背中の痛みはポジションを変えたり、前傾を緩くする等々。
一方、痛みとは無縁の人もいます。一日どころか数日走っても痛くならない人。ホント羨ましいです。そういう人はカチカチのプラサドルでも、パッド無しグローブどころか素手でも痛くならない。
痛くならない人は色んなアドバイスを教えてくれますが、そういう問題ではないような気がします。根本的に身体が違うと思うんです。では、何が違うの?
たぶん、それが分かったら自転車は人々にとってもっと身近な乗り物になるでしょうね。