幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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異端児からの応援

リカンベントで走っていると時々応援してくれる人がいます。オートバイで抜かして行く時にサムズアップしてくれる男性だったり、車から身を乗り出して手を振ってくれる女性だったり。すれ違う車から「ブブッ」って小さくクラクションで合図してくれたり。

共通するのは少しやんちゃな人たち… なぜ?

リカンベントは珍しいから人目を引きます。応援してくれる視線よりも、異端児を見る視線の方が多いです。そして多くの場合笑われます。それに耐えてでも好きな自転車だから乗っています。

他人からどう思われようが自分のやりたいことをやる、そこには信念があります。
これが彼ら、やんちゃな人たちと共通するのかもしれません。

日本の教育現場は「個性を潰す」「全員を同じにする」ことに力を注いでいます。これに反発してきた彼らには逆に個性が溢れています。平均的な無個性の中から出っ張った自分を見る他人の目、それをずっと感じてきたことでしょう。

多様性を尊重した社会? いやいやいや、そんなのは習ったことだけの多様性でしょ。習っていない「リカンベントに乗る人」を見た小学校の教師だって指さして見せしめですよ。「おい、みんな、あれを見ろ」「え、ギャハハハハ」。

他人と違う、普通じゃない、ヘンテコな自転車に乗るヤツ。やんちゃな人達は僕に対して何か共通するものを感じて応援したくなるのかもしれません。