Rene Herse Cycles が起こしたワイドタイヤ革命で「ケーシングが柔らかいタイヤは太くても速く転がる」ことが分かりました。
太いタイヤにも種類があり、速く転がる要素を青、その逆を赤で表してみました。
1.細い繊維で、サイドはゴム無し、トレッドに耐パンクベルト無し
2.細い繊維で、サイドはゴム無し、トレッドに耐パンクベルトあり
3.細い繊維で、サイドはゴムで覆い、トレッドに耐パンクベルト無し
4.細い繊維で、サイドはゴムで覆い、トレッドに耐パンクベルトあり
5.太い繊維で、サイドはゴム無し、トレッドに耐パンクベルト無し
6.太い繊維で、サイドはゴム無し、トレッドに耐パンクベルトあり
7.太い繊維で、サイドはゴムで覆い、トレッドに耐パンクベルト無し
8.太い繊維で、サイドはゴムで覆い、トレッドに耐パンクベルトあり
僕は研究者ではないので断定はできませんが、1が最も速く転がり、8が最も遅く転がることは間違いありません。
古い設計(20年以上前)のツーリング用タイヤは 5~6 に分類され、パナレーサーではパセラがこれに分類されるでしょう。グラベルキングは 1~4。
タイヤのサイドカットを心配して丈夫なタイヤを選ぶ場合、
太い糸で、サイドはゴム無し よりも、
細い糸で、サイドはゴムあり の方がサイドカットを避けつつ速く転がります。
グランボアのルートフォレスティエールや、Rene Herse Cycles の Endurance casing がこれに当たります。
ずっとロードレース中心に開発が進んできましたが、ワイドタイヤ革命は久しぶりに(初めて?)ツーリング界に吹いた追い風です。この風に乗って楽しくサイクリングしましょう!