幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

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秋の車載トリップ 小谷村 湯峠

今秋の車載トリップは幼馴染みのぶとぼそ氏と長野県の小谷村へ行ってきました。一日目は湯峠、二日目は塩の道です。両日とも短い距離ですが満足度は高く、今回も楽しいサイクリングと夜飲みができました (^^)

ルート 51km △1,368m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


季節外れの高い気温が予想されていましたが、朝はそれなりの寒さなのでウィンドブレーカーを着てスタートです。車は道の駅 小谷 に停めさせてもらいました。温泉と夕食とビールで、たぶん個人としては一番お金を落としたでしょうから許してちょんまげ。


アプローチ無しで始まりますので、のっけから古い石碑を見つけたり良い雰囲気になると撮影タイムです。これ、僕です。


こちら、ぶとぼそ氏。


直ぐに旧道へ入って紅葉を愛でながらのサイクリング。


ゲートを失礼して進むと地域で必要な物の保管場所になっていました。


豪雪地帯なので折れてしまうことを恐れているのでしょうか。余ったものかな?

葛葉峠の手前、斜面を巻いて赤い橋が見えたところで頑ななゲートで足止めされてしまいました。しかたないのでUターン。

もう一つある道で葛葉峠へ。


こちらは緩いゲートでしたので進むと、サルの楽園と化していて足元に注意しないと糞を踏んでしまいます。中にはクマらしき糞も。


実は湯峠は11年前にも訪れています。その時は葛葉峠は通れなかったのでリベンジできました。


峠を越えた先は九十九折を急降下して平岩駅へ。


駅の少し手前の古い家屋の前で写真を撮っていると、遠目に駅前から右折するランドナー氏お二人が一瞬見えました。


駅に着いてその先を見るも、既に先行して姿無く。


自転車ツーリング界は狭いので何処かで繋がっているかなぁ、と思い翌日スマホで探ったらInstagramにアップされている湯峠の写真を見つけました。
新潟を中心に走っている taziyatanさん でした (^^) お会いしたかったなぁ。

https://www.instagram.com/taziyatan/


さて、鉄道好きの ぶとぼそ氏 によると20分後に列車が来るということで待つことにしました。


無人駅なので中へ入って撮影タイム。


踏切の音が聞こえ始めゴーっというディーゼルエンジンの音と共に列車が来ました。じゃ、僕は向こうから走ってくるね~ (^^;


列車を撮影した橋は味気ないので、以前渡った吊り橋で川を渡りました。


車は小型だけ通行できます。


橋を渡ってすぐ、崖に温泉が流れている場所があります。姫川温泉。触ると少し熱めで45度くらいありそうでした。


崖の上には温泉池というのがありました。足湯じゃないの? でもこの石は座るように出来ていません。こちらの温度は面積が広いためほどよい熱さでした。


ここから湯峠への上りが始まります。横川に沿った深く長い谷です。


小谷村はどこも谷が深く、少し上った所に集落がある所が多いです。大綱集落もそんな場所の一つ。中央奥のシンボリックな雨飾山の右肩めで上って行きます。


人の営みを感じられる集落ではツーリング気分を味わいます。


撮影したり、


歩いたり。


今日はQUARKパスハンターです。先日取り付けたKINEKTサスペンションステムの動きは好調。短くなったステムでポジションも楽チン。先日より更に10mm上へ上げました。しかし、僕も歳をとりました。頭の横は白髪の方が多いです。


分校だったようですが、現在は何かの施設で使われているようです。後日調べたら本格的なアウトドア(サバイバル?)系の学校とのこと。アウトワードバウンド協会 長野校。


良く手入れされた道を進んで行きます。


林道姫川妙高線の起点。


子供達の笑い声が響き渡っていました。向こうの広場で大きなブランコに4人も乗ってキャッキャ言ってます。


総じて勾配は緩く、暑いと思われた気温もそこそこで汗をかくことなく快適。


雨飾山が徐々に近づいてきました。


深い谷。崖が近い所にはガードレールがありますが、


その他はガードレールが設置されていないので気持ちいい。


紅葉はばっちりなタイミング。


千国街道 塩の道の道標がありました。鳥越峠への分岐でしょう。トレランのマーカーがあってルートが林道を横切っていました。ここを上り下りするのかぁ… 調べてみたら明日が開催日とのこと。


太い杉林の殆どが豪雪に押されて曲がっています。年末には雪で通行できなくなるんでしょうね。


車やオートバイは時折り通る程度で、それ以外の道端はこうして落ち葉が溜まっています。


左手に視界が開ける地点。11年前に来た時もここで写真を撮りました。


雨飾山が近づいてきました。


ぶとぼそ氏が望遠レンズを覗いて「ハイカーがいるよ」。この周辺ではことさら目立つ山なので登る人も多いようです。


横川の最上部を渡って少しした所の道端で昼食にしました。平岩で見かけたランドナー氏お二人はもう湯峠を越えているでしょうね。


日向は暑く日影は涼しい、で、木漏れ日の場所を選びました。


パスハンターの COMPASS(現 Rene Herse Cycles)タイヤ。幅42mmのエアボリュームは心地いいです。


食後の再スタートの辺りから勾配がきつくなってきました。雨飾山の登山口があり、駐車スペースには軽トラのハイカーが一人。もう少し停まっていると思っていたんですが、どうやらメインの登山口は山の反対側のようでした。


進んでも進んでも紅葉が続きます。


ようやく葉が薄くなってきた頃、雨飾山が大きく視界に入ってきました。確か前回ここで撮った写真がNewCycling誌の表紙になった所だと思います。ダートは舗装に変わっていました。


ようやく長い谷の終盤です。前方に湯峠が見えました。


全舗装かと思いきやダートが残っていました。

 

この付近で勾配が緩くなっているから舗装にしなくても良いのでしょう。


湯峠に到着。お地蔵さんが出迎えてくれました。


峠は小広い駐車スペースになっていて、大渚山の登山口になっています。甘いパンを食べていると声が聞こえてきてハイカーが下ってきました。


さあ、綺麗な舗装路の下りです。前回は夕暮れになってしまい寒いし暗いし、いい印象は残っていませんが、今回はまだまだ余裕があります。


ぶとぼそ氏はTOEIパスハンター。クランクを165mmから170mmに換え、チェーンリングもダブルからトリプルに換えたことで機動力がアップしています。ギヤ比も若干軽くなったことで気が付くと置いていかれます。


気持ちが良い道を下って小谷温泉。ここのご主人はかつて山岳スキーで活躍した知る人ぞ知る人で、後年はテレマークスキーに転向して活躍していました(現在も、かな?)。


前回来た時は山田旅館ではなく少し下熱泉荘に泊まりました。暗い時間になってしまいましたが、たくさんの料理でもてなしてもらったのが懐かしい。そして温泉は忘れることのないカメムシ地獄 (^^; しかし、もう閉館したそうです。


国道まで下りきることなく途中で右岸の集落伝いの道へ入りました。まだ帰るには早い。


峠で薄くなった紅葉再び。


林道は植生や景色を楽しみ、集落では人の営みと自然の帳合いを楽しみます。

 

最後は国道を横切って車を避けながらデポ地へ帰着しました。


07:54 デポ地 出発
08:51 葛葉峠
09:08 平岩駅
10:13 大綱
11:13 鳥越峠分岐
12:29 昼食
14:12 湯峠
14:58 小谷温泉
16:01 デポ地 帰着


さて、デポ地へ帰ってからは夜のお楽しみです。
まずは温泉。駐車場は満車のようでしたが温泉は空いていて余裕たっぷり。外湯が丁度いい温度で出たり入ったりを繰り返しながら今日の出来事を回想しました。
夕食も施設内の食堂でとり、ぶとぼそ氏はガッツリ、僕は一品料理を少しずつ、ビールは遠慮なくいただきました (^^)
車中泊はこれまでになく暖かく快適に眠ることが出来ました。


2日目へ続きます。