幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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前傾自転車の限界

先日 オールラウンド について書きましたが、そこでは主に走る場所についてでした。しかし、速度に焦点をあてるとオールラウンドな自転車でも限界が見えてしまいます。

速度に幅を持たせようとすると、ポジションの妥協点を見つけることになります。速く走る時には前傾姿勢を深くし、ハンドルも遠くすることが身体的な必然です。速度が遅い場合はこの逆になります。サドルに座るお尻への負担も変化します。理想のフレームスケルトン(ディメンジョン)も異なります。この妥協点を探って自分の自転車を仕上げているのが現状でしょう。


高速と低速を両方楽しむことは前傾自転車では厳しいです。ロードバイクでのんびり走ることは、不可能ではありませんが楽しいものではありません。ドロップハンドルの上部を握ったとしても、長時間乗っていると首や肩、お尻が痛くなってしまいます。逆にアップライトな自転車で高速巡行するには風の抵抗が大きくてしんどい。

ロードバイクの種類が増えてグラベル系やエンデュランス系が現れてきましたが、色々調べると結局のところロードと名の付く自転車は速く走ることに主眼があてられています。のんびりと長い時間楽しむというより、高い巡行速度で長い距離を走る、という方向です。

多くのサイクリストは街に住んでいます。その街から郊外へ向かう時には速度は高めになり、農村部や山間部へ入ると(あるいは目的地が近くなると)速度を落として楽しみます。これが一般的な日帰りサイクリングでしょう。


パスハンターは僕の日帰りサイクリングの答えとして長らく乗ってきましたが、高速域は諦めて中速から低速域を楽しむようにシフトすることにしました。高速域はリカンベントで楽しめますから。
サドルは以前交換しましたので次はハンドル周りです。ステムを短くしますが、前上がりなので短くすると位置が低くなります。そこでライザーバーにして高さを確保することにしました。既にパーツを選定して発注済み。どんな姿のパスハンターになるか楽しみです。