幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

記事の検索  | 最近のコメント  | この記事のコメント 
記事の一覧  | カテゴリー  | 月別アーカイブ  | 過去記事一覧 |  

近場でも旅気分(甲武トン)

泊りでツーリングへ出掛けると朝スタートしてから農村風景の中を走れます。そんな気分を味わうにはアプローチを短くするといいのかも。という思いから、何時もは帰途に走ることが多い愛川方面へ早朝に向かうことにしました。そして甲武トンネルまで幹線道路を極力短くしてゆっくり走ると、周りを眺める時間が増えて新鮮な気分を味わえそう。

ルート 132.7km △2,113m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


月曜が休日で家族は朝寝坊したいとのことで僕は何時も通りに起きて朝食無しでスタートしました。一時間前倒しです。

週休二日とか週休三日が言われる昨今ですが、休みは日曜+平日一日という人も多いです。そのため休日とは言っても幹線道路の交通量は多いですね。そんなR246とはさっさとお別れして旧道へ入ります。住宅街へ入ると車は少なくなり、西へ進んで河岸段丘を上り下りして中津川。朝の低い陽のおかげてヒンヤリ涼しい日影になっていました。


田んぼは刈り入れ間際という感じです。


夏草が茂った川は夏らしい風景です。


水路へ落ちないように注意しながら進みます。不幸なニュースをたまに聞きますが、こうした浅い水路でもその危険はありそうですね。要所要所に対策しておかないと。


河岸段丘には上下へ行き交う坂道がいくつも付けられています。人馬から車へと手段が代わったことで、それぞれに人が通る坂と車が通る道があります。
年を感じるお地蔵様たち。


河岸段丘の上にもこれに沿った道が続いていますが、まだ早朝なので人通りはありません。


そんな朝にも仁王様は睨みを利かせていました。


彼岸花が咲き始めましたね。


白猫がいたのでカメラを向けていたら、後ろから「アイスです!」と名前を教えてくれる声がしました。よく茶色い犬が「白」って呼ばれていることがありますが、子犬の時は白かったのが歳をとるにつれて茶色くなるようです。この猫はずっと白のままのようです。


再び河岸段丘のを下ります。今回はノーブレーキは控えました。


愛川まで2時間くらいと予想していましたが、ほぼその通りに走ってきました。オートキャンパーに優しい愛川町では多くの河川敷を開放しています。そうした人達がざわついてくる時間はもう少し後のようでした。


愛川から急な幹線道路を上りきるとニローネですが、まだ開店前なのでスルー。オギノパンもまだ準備中です。
次ぐ長竹はメインの通りを避けて久しぶりに山際の道を通りました。自転車では初めてかも。丹沢方面の視界を楽しみながらじわじわと上り、三ヶ木へ抜けるピークの直ぐ手前に出ます。そこのピークへ至る幹線道路の上りが嫌だったというわけです。

短いダウンヒルで涼み、青山T字路から下って浄水場。我々の大切な水源です。


新しくなった弁天橋を渡ると今日一番かもしれない急坂を上り、道志。大地の向こうの南高尾山稜との間に相模川が流れています。ここも河岸段丘の上に開けた集落です。


石老山の麓に広がる集落を伝って幹線道路を少しだけ走って再び細い道の鼠坂へ。この辺りでようやく通常のサイクリングの時間帯になりました。一時間早めのスタートで寄り道できましたが、その分ここから何時ものペースで雛鶴峠へ、という気持ちにはなりません (^^;

日影の涼しい道を上って下り、トウガラシ三叉路を右折すると前方の自販機にロード女子が視線を送ってきました。近づいて目が合うと「めっちゃカッコイイー」。

久しぶりに めっちゃカッコイイー いただきましたー♪ 

急坂の手前を右折して藤野方面へ向かいます。ここも逆からは何度も通っていますが、こちら側からは2回目くらい。向こうよりも急じゃん。

下って藤野の手前、この道はもしや…


以前、逆側からの山道で川を渡ると道が消失していて、崖をトラロープを頼りに登ったんですが、その時の出口が少し先にあります。ということは、こちらが本来の道なのかもしれません。後日今昔マップで確認したら1972~1982年の地図がこの道になっていました。


藤野でR20を横切ってトンネルを抜けます。


和田峠へは向かわずに青看板に従って井戸へあがります。


佐野川に沿った道(もとい、佐野川かと思っていましたが境川と言うようです)は下りは豪快に楽しめますが逆に上るのは嫌なので、右岸へ渡って細い道を辿ります。こちらも久しぶりだなぁ。佐野川峠をパスハンした時以来かも。


木陰の多い細道を、ときどき急坂を交えながら上って行きます。


最後はいつもの青看板の所に出ます。かろうじて存続。この後は棡原~井戸~檜原~五日市です。


急坂をあえいで井戸のバス停です。ピークは一つ手前のゴルフ場入口ですが、気持ち的にはこちらがピーク。自販機で飲み物を買ってバス停でお握りを食べて休憩しました。ここ、電線が無かったらもっと空を広く感じられるんですけどね。


今日もエコまるくんをお借りしました。


気持ち的なピークからは権現山と、大菩薩方面でしょうか。


写真を撮り終えて振り返るとカジュアルなロードの若者が「こんにちは~」。その後集落内への道へ迷わずに進んで行ったところを見ると、よくここへくるのでしょう。その後僕もそちらへ。


アップダウンを繰り返して棡原トンネル。


甲武トンネルへの上りが始まります。奥多摩の檜原村と行き来する道なので少し交通量が増えます。


毎度おなじみの風景は今日は逆向きです。


前回ここを上ったのは何時だろう。パスハンターで一度ありましたが、うねうねと単調な上りだった印象です。今回はそれほど嫌な印象はなく、今日のルートならまた来てもいいかな。


ワインディングの下りを楽しみ奥多摩周遊道路へ入って更に下って行きます。交通量は一気に増えますが、それでも今日は少ない方で良かった。


檜原村役場のT字路手前、食事処の前で順番待ちの元気な若者げ手を上げていたので、こちらも手を上げて応じました。リカンベントはヤンキーには男女問わず人気があります。

ガードレールの切れ目を目印に細道を下ってお地蔵さんにご挨拶。


左岸へ渡ったところの東屋でお昼寝タイムにしました。


買っておいた菓子パンを食べてからベンチに横になりました。出発が一時間早いと午前中が長く充実します。


一時間弱横になって再スタート。頭も身体もスッキリしました。
秋川左岸の旧道で五日市まで。


ヤギは今日はお出掛け中のようで留守でした。


最近逆に走る時は素通りしていた馬頭観音。今日は上り坂の途中なので休み次いでに見上げました。彫りが深く日差しに文字がクッキリ。


ちょうど昼食後の二回目の水浴びタイムという感じでしょうか。流れが弱くてちょうどいい場所ですね。


五日市のコンビニのイートインで小腹を満たし、帰路。


小峰峠の旧トンネルを抜けて暗がりを下っていると人の気配が… 真っ黒な出で立ちの若い女性がぼーっと立っていてビックリしました。後ろにもう一人いた女性がカメラを持っていた所をみるとユーチューバーかインスタグラマーか。『びっくりした~』と口に出てしまいました。


ミニスカ地蔵は西日を強烈に感じました。


戸沢峠を我慢して越え、下った美山交差点を左折しました。美山通りのアップダウンは今日の最後に相応しくありませんから。 


田舎の住宅街をうねうねと辿り、最後のお楽しみスポットです。


先客の女性が振り向いて「すみませんね~」といいつつ、


ワンちゃんを水浴びさせていました。ちょうどお腹が水に浸かって気持ちよさそうですね。


小川を渡った後は直ぐに幹線道路になりますが、これも避けて直ぐに住宅街の中の道を進みました。幹線道路の近くに平行していますが、自転車で走るにはこちらの方が楽しいですからね。


八王子が近づくと流石に広い道を走らざるを得なくなりますが、時間に余裕があるので御殿峠は止めて横浜線沿いに相原へ出ました。気が付くと陽が傾いて気温もだいぶ下がって涼しくなりました。


最後は町田街道でいつも通りになりましたが、今日は朝からのんびり走れる道を選んだことや、慣れた甲武トンネルも逆から上ったりして終始新鮮な気持ちの中でサイクリングできました。タイトルの通り、近場でも旅気分が少しだけ味わえて良かったです。定番ルートに加えることにします。

06:29 出発
08:20 愛川
09:23 道志
11:26 井戸
12:30 甲武トンネル
14:30 五日市
15:08 小峰峠
18:06 帰宅