幅員5.5m未満をゆく

自転車とサイクリングの日記です。

幅員5.5m未満をゆく

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入山峠-和田峠

夜の空気がだいぶヒンヤリしてきましたね。竹シーツ冷た過ぎるのでここ数日敷いていません。そんな夜の空気が温まる前、日曜の空いた町田街道を流していきます。
走り易くなったのに何故かサイクリストは少な目です。後で知った件で自粛ムードなのでしょうか。

とはいえ、このシーズンにサイクリストがまったく出没しないことはありません。小山で尾根幹から下って来た数人が右から入ってくるのが前方に見えました。
追走していると結構いいペースで巡行していきます。リカンベントだからついていけますがパスハンターでは厳しい感じ。その証拠に相原を過ぎてから僅かに勾配を感じるようになると僕の息が上がってきました。

一日の前半に力を使うと後半に響くことは分かっているんですが、目の前のニンジンを追ってしまうのは馬(サイクリスト)の性。二人分ほど間を開けて追走し、時折り信号に助けられながら舘峠へ向かって行きます。少しだけペースが落ちて内心「助かったぁ」と思っていたら、すかさず二番手が前で出て先頭交代。鬱陶しいヘンテコリカンベントを引き離そうということか。ガチなロードには60前の白髪オヤジは付いて行けません。舘峠もぎりぎり信号に助けられ、チラ見されてスタートした後はツーリングペースに戻りました。

ルート 距離116.8km △獲得標高1,758m
クリックするとRWGPSでZoomできるようになります。


追走でくたびれたので霊園の急坂はいちもより1段低いギヤで上りました。アップダウンを経て左折し、美山のゆるやかな道へ入ります。採石場があるので平日はダンプが多いところですが、日曜は静かで広い道がいい感じです。
珍しく前方からバスが下ってきました。この奥で折り返し場があるということか。

右手の小さな峰を超える狭い林道へ入るんですが、今日は見落としてしまい1kmほど進んでしまいました。なんとなく気付いたんですが、奥までさほど距離が無いでしょうから、さっきのバスが折り返したであろう場所まで行ってUターンしました。


ここの小川はいつも水草が茂っていて水生昆虫がたくさんいそうです。


じめじめした林道なので最後の坂で滑るかと心配しましたが大丈夫でした。トライアルの練習の身支度をしているのを横目に見ながら涼しい杉林を下って行きます。


小峰峠は新トンネルを抜けました。数日前の台風一過で荒れていそうだったので。


五日市付近の秋川は幅が広いのに浅いので川遊びにはもってこいですが、9月に入ると静かになりますね。


コンビニで水分補給とお握りを一つ食べました。今日は盆堀林道で入山峠を越えた後、ぱぱろうサンが生息する(かもしれない)和田峠を越えて相模湖の見晴らしドライブインで昼食の予定です。

久しぶりの盆堀林道です。しばらく工事中との情報で敬遠していました。調べたら前回は2021年の夏でした。
この林道は沢沿いの木陰を上って行くので沢水の冷気で夏でも涼しい印象です。以前からある水場は健在で、お湯になったボトルの水を入替えました。


しっとり&涼しい日影の道は気持ちいいんですが危険が潜んでいました。体内にアルファ波が満ちてぼ~っとしていたらすってんころりん。

コケ&湿り気でつるつるになったところに前輪をとられたんです。上りで時速5kmくらいだったので怪我はありませんでした。

日帰り圏内では幾つかの茅葺民家を見ることができますが、ここはその中でも比較的いい状態を保っています。


上の写真で自転車を置いた向こう側を上る道は旧道で、過去に一度辿ったことがあります。
そしてその出口がここです。車の道ができる前に使われていた道のようでした。


久しぶりの道ですが、思った通り日影は多く空気はヒンヤリして気持ちいいです。


しばらくは川床が平らなところが続いています。


それも左岸へ渡るようになると沢になってきます。


視界が開けたと思ったら伐採地になりました。崩れませんように。


伐採地は幾つかの箇所にあり、前方にこれから上るガードレールが見えました。


道はこの先の沢を回り込む所までは比較的綺麗で、ちょうどその付近が工事現場だったようです。そこを過ぎると車が入った様子がなく、小石や小枝が多く、日影は滑り易くて難儀しました。工事が完了したようなので今後整備が進むと思われます。

下から見たガードレールまで上ってきました。木々が伐採されたことで新たなビューポイントになっていました。


木の実の食べ後でしょうか。猿かな?


入山峠に到着。ここではよく人に会います。先着していたのは川崎から来たというロード氏。


僕が上って来た方は道が荒れて滑り易かったですよ。と伝えたら、今日は来た道を引き返すので大丈夫です、とのこと。その後リカンベントの事などしばし自転車談義になりました。

そうしているうちに気配がしてケルビムの700Cランドナー氏が上ってきました。

白髪が綺麗な御方は日野から来たそうです。僕がスポルティーフですねと言うと、自分ではランドナーのつもりなんですとのこと、失礼しました。日本ではスポルティーフという分類がありますが、海外ではそうした分類は無く、このタイプはランドナーですからね。
前後にキャリヤが付いていて、バーテープや各部に使用感が見られて貫禄があります。どこか予定はあるんですか? と聞くと、来年に飛行機輪行で北海道へ行こうと思っているそうです。

お喋りに満足したところで失礼して下りました。


少し下流へ戻り右折して和田峠へ向かいます。

数週間前に醍醐林道で和田峠へ上ったので今回は順当に陣馬街道です。道が狭い区間で前方にバスが見えたので道端に停車してやり過ごします。ちゃんと手を上げて挨拶してくれました。


既に12時を回っているからでしょうか、サイクリストが少ないです。下ってくる人が数名とミニベロを抜かしたくらいでした。


前回は少し気合を入れて上りましたが、今回は入山峠の後ということもあってマイペースで疲れないようにゆっくり上りました。
入山峠よりも勾配は急ですが、路面が綺麗なので前輪がスリップしたのは一番勾配が急な箇所だけでした。2名くらいハイカーが登っていましたが、速度があまり変わらないのでなかなか近づかないし、抜く時もなかなかな離れません (^^; 気まずくならないようにハイカーにも挨拶するようにしています。

和田峠に到着。ゆっくりだったんですが、直前で枝が多く落ちているところで後ろから車が来たので力が入ってしまい息切れしました。


醍醐林道の出口の木陰でしばらく休憩。サイクリスト無し。ぱぱろうサンは遠方へ行ったのかな? 先週は早起きできなくて行けなかったと言っていましたし。

和田峠からの下りは前半は慎重になる道ですが、後半は道幅が広くなって快適にスピードに乗れます。好きな道です。

そして見晴しドライブインへIN。


外を眺めていたらロードの人が一人入ってきました。他にも車のお客さんが数名いて繁盛しています。
今回はカツ丼にしました。高いお肉の感じはしませんが僕好みで満足でした。


昼食中にぶとぼそ氏へ「公園飲みどう?」と送るとしばらくしてOKの返事がきました。17時くらいには行けるでしょう。

何時もの通り缶コーヒーをもらって相模湖を眺めながらいただきました。


隣の敷地内には立派な犬小屋があり、よく見ると中でお昼寝中でした。どんな犬なんでしょうね。蚊よけが吊るしてありますが、犬も蚊に刺されるのでしょうか。


飲み終わった缶をリサイクルボックスへ入れて再スタート。


振り向くとロード氏が出て来たところで目が合い、しばしリカ談義となりました。
その後、ロード氏の少し後に僕も出発。
相模湖駅でロード氏は右折していき、僕は直進して千木良へ。どちらも行く先は同じ道になりますが、僕が行く方が坂が少なく車も少ないんです。

道志大橋を渡った所で左折して、旧道で三ヶ木集落内をゴルフ場のピークまで上ります。途中さっきのロード氏が新道に見え隠れしていましたが、結局ピークにはロード氏が先行して下って行きました。
続く中野でも僕は旧道へ入り、合流する信号で見ていましたが、ロード氏は現れませんでした。途中の信号に捕まったのでしょう。

町田街道へ出た時はまだ暑さが残る時間帯でしたが、かつての猛暑は過ぎたようです。暑いながらも余裕がある感じ。ぶとぼそ氏宅へ寄って公園飲み、僕はノンアルで~す。
19時半くらいまでお喋りして帰宅しました。

07:32 出発
09:51 五日市
11:32 入山峠
12:39 陣馬高原下
13:19 和田峠
19:50 帰宅